Purseのサービス終了の告知が、2020年4月17日にメールで届きました。
「Purse??」
一瞬考えてしまったのですが、Bitcoinを使ってAmazonで15%程度お得に買い物ができるというサービスです。
・ビットコインを使いたい
・ビットコインをギフトカードやカードのポイントなどで買いたい
両者をマッチングする形です。
Amazonでビットコインを使いお買い物をする手順
・ビットコインをPurseアカウントにデポジットする
・Amazonの欲しい物リストを作成する
・Amazonの欲しい物リストをPurseでリンクし、割引率を設定する
・誰かが購入してくれる
・商品が指定している住所に届き検品する
・取引を承認する
・Purseアカウントのビットコインが支払われる
です。
なぜギフトカードなどを使いたいのか?
作業報酬として現金ではなく、Amazonギフト券が用いられるケースなどがあり、貯蓄や投資などをしていく上で、現金もしくは現金に近いもの(仮想通貨)へ交換したいと考えます。
他にも、クレジットカードのリワード・ポイント、高還元のクレジットカードなどをビットコインに交換したいという需要は大きくあります。
また、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)取引所での口座開設には、手間と時間がかかるケースがあり、手っ取り早くビットコイン(BTC)を手に入れたいという需要もあります。
そこで、Purseが利用されていました。
なぜお得にAmazonでお買い物ができるのか?
ギフト券は、金券ショップでの買取・販売額を見ると分かりますが、数%割り引かれて、対現金での評価がつきます。
Purseでも同じで、ビットコイン(BTC)支払い・Amazonギフト券などでの購入は、5%から40%お得になっていました。
*割引率の設定は自分ででき、5%から40%まで可能で、高くすると買い手が現れない可能性が高くなります。
*割引率によって、Purseへの手数料が発生します。割引5%と10%→1.9%、割引30%→4.7%
Amazonの購入希望はリストになっていて、割引率を確認しながら、選択・購入が可能になっていました。
Purseは事業を停止することとなりました
WINーWINの関係で神サービスだったのですが、Purseは事業を停止することとなりました。
Purseの案内スケジュール
・2020年4月16日:サインアップ(新規登録)終了
・2020年4月23日:購入などはできなくなり、オープンオーダーはキャンセル
・2020年6月26日:完全にオペレーション終了
暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の認知が高まり、取引所が多くなったことや、激しい値動きやバブル崩壊によって人々の関心が失われたこと、事業継続が難しくなったのでしょうか?
Purseに0.02549853 BTC残ってた!!
念の為ログインしてみると・・・
0.02549853 BTCほどありました。良かった。
もし、以前にPurseのアカウントを作成していた場合は、念の為ログインして残高確認をしましょう。
PurseのようにAmazonでビットコインが使える他サービスは?
Avacus Shoppingというサービスがあります。
Avacusは、クラウドソーシング(Ask, Shopping)・マーケットプレイス(Bazaar)・支払いサービス(Pay)を組み合わせて、暗号資産を使った独自の経済圏構築を目指しています。
展開しているのは、日本の他に、アメリカ・イギリス・ドイツです。
Avacus Shoppingは、Purseとほぼ同じような流れでAmazonで買い物ができます。
PurseとAvacusの違う点
・決済通貨として、ビットコインだけではなく、独自トークンVACUSとBCHが採用されている(今後も追加される予定)
・購入者の取引手数料負担は商品代金の約1.5%
・上記手数料の75%以上がVACUSホルダーへ還元される
VACUS(バッカス)とは?
Counterpartyで発行された仮想通貨(暗号化トークン)で、保有するとAvacus内で特典や還元を受けられます。総供給量は、1,000,000,000です。
入手方法は、
・CounterPartyのDEX
・DEXのRAIZER
・AvacusでのBuyer取引
大手取引所では取り扱いがないようです。
競合他サービスをチェックしているとチャンス到来
仮想通貨関連はまだ発展途上であり、昨今のコロナによる経済環境の激変により、事業の継続が難しくなる提供元・開発元が増える可能性が高いです。
その際に、同じサービスなどを提供している競合を調査しチェックしリスト化していると、チャンスに巡り会えるかもしれません。
今回は、Purseの事業停止を受けて、VACUSの価格は一時倍になりました。
*流動性は高くないので、あくまでチャンス到来するというお話として認識してください。