日本居住者の海外銀行口座開設

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「日本人の口座開設が厳しくなってきている。」

だから、海外銀行を開設できるのであれば、開設しておいたほうがよいという話があります。

開設しても、資金がなく、活用できなければ意味がないので、HSBCプレミアを開設し、保持することができるレベルの現金。香港であれば、100万HKD、シンガポールであれば、20万SGDを海外に出すことができるというのが、一つの目安になるのではないでしょうか。

無理に海外に資金を移動しても、
日本での日々の生活費として利用するようでは、意味がありません。

どうしても口座を保有しておきたいと考えるのであれば、HSBC香港など日本からの渡航が便利で、最低預入金1万HKDなど維持するのに多額の現金を必要としない口座を1つ保有しておくだけで問題ないと思います。それ以上の口座保有については、海外への資産分散を考える段階に入ってからになります。

香港とシンガポールなどで

日本人が旅行者として渡航して口座開設が可能であった国でも、現在は、なぜ非居住者が口座開設をする必要があるのか?を問われるようになっています。

日本の銀行口座を海外からの旅行者が開きたい!と言った時に「一体何のために口座を使うのか?自分の国の口座で問題無いのでは?」同じ感じですね。

一時は、金融商品を現地で購入するためという回答で問題なかったようですが、最近は、金融商品契約書や不動産購入契約書など口座保有目的を証明するための書類提出が求められることもあります。

香港の場合

下記はHSBCの口座基準です。

・プレミア:
 最低預金額:100万香港ドル
 口座維持管理料:380香港ドル /月

・アドバンス:
 最低預金額:20万香港ドル
 口座維持管理料:120香港ドル /月

・パーソナルインテグレーテッド
 (旧スマートバンテージ):
 最低預金額:5千香港ドル
 口座維持管理料:60香港ドル /月

口座維持管理料が徴収されるのは、3ヶ月平均で残高が、最低預入金を下回った場合。

2016年10月末の情報では、

・行員とのコミュニケーションが取れず、口座開設を拒否された事例が発生

今後口座開設基準が厳しくなる可能性があり、

・口座開設時の様子が動画で撮影される
・アドバンス口座開設当日にATMカードをもらうためには、20万香港ドルの即時入金が必要
・パーソナルインテグレーテッド口座の場合は、口座開設手続き1週間後に、本人が再度支店窓口を訪問し、ATMカードを受け取る必要がある。

といった話が入ってきています。

これは、香港現地で口座開設サポートをしている香港・中国金融界の達人・玉利将彦氏のお話です。

玉利氏が、11月に口座開設サポートをした際には、
・口座開設時の動画撮影はなし
・アドバンス口座開設時に、1,000香港ドル程の入金で、即日ATMカードが発行された
とのことです。

従来口座開設をサポートしていた支店ではなく、最新の状況を確認しつつ、目星をつけた新しい支店で口座開設サポートをした結果となっています。

HSBC香港口座開設目的で、香港へ渡航される場合は、事前に専門家に最新の状況を確認するのが賢明と言えます。

シンガポールの場合

下記はシンガポールの口座の各行の基準です。

    HSBCシンガポール
    ・プレミア
     最低預入金200,000SGD
     口座維持手数料(50SG/月)
    ・アドバンス
     最低預入金20,000SGD
     口座維持手数料(10SG/月)

    シティバンクシンガポール
    ・ゴールド
     最低預入金150,000USD
     口座維持手数料50USD/月
    ・シティバンキング
     最低預入金20,000USD
     口座維持手数料30USD/月
    ・インアカウント
     最低預入金5,000USD
     口座維持手数料30USD/月

    DBS
    ・トレジャー
     最低預入金200,000 SG
     口座維持手数料(50SG/月)
    ・セービングプラス
     最低預入金5,000SG
     口座維持手数料(2SG/月)

    OCBC
    ・プレミア
     最低預入金200,000SG
     口座維持手数料(?SG/月)
    ・セービング(各種)
     最低預入金1,000SG
     口座維持手数料(2SGD/月)

    UOB
    ・セービング
     最低預入金1,000SG
     口座維持手数料(2GD/月)

スタンダードチャータードシンガポールでは、観光ビザ以外で合法的に滞在することができるビザの提示が必要ということで、口座開設をすることができませんでした。

DBSでは、労働ビザの提示が必要になった、Citiでは、日本人の口座開設ができなくなったという情報があります。

Citiの日本語サイトには、

「本ウェブサイトのコンテンツはあくまでも参照目的としての掲載をしており、日本居住者に向けた内容ではございません。原則として、日本に居住する方からのお申込みは受け付けておりません。」

と以前から明記されていますが、International Personal Bank(IPB)支店窓口を訪問すると口座開設ができていました。

ちなみに証券口座は、銀行口座よりも容易に開くことができる傾向にあります。シンガポールのUOB銀行では、証券のUOB Kay Hianの口座を保有していると、銀行口座開設の時に他の銀行の照会状提出が免除されるなどがあります。

証券口座への預入および銀行口座への預入が必要となりますので、予定している資金よりも沢山の資金が必要となりますが、口座開設には、セットで開設する方法もあるということになります。

支店担当者で対応が異なる可能性もあるので、直接銀行の問い合わせにメールして確認する必要がありますが、なぜ銀行口座を開設する必要があるのかという理由が明確でないなら、口座を保有する必要はないということができます。

「海外投資」という流行りに乗るのではなく、自分の立ち位置を確認して、姿勢を明確にしてから海外銀行口座を開設して活用していく必要があります。

カードをATMで飲み込まれたので・・・

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シンガポールHSBC銀行の口座閉鎖のためシンガポール入りしました。

OCBC銀行口座も持っており、HSBC銀行口座を使わなくなったためです。

シンガポールに到着し、ショッピングモール内のOCBC銀行ATMで、シンガポールドルを引き出そうとしたら・・・

「Your card is Invalid」・・・

AMTカードを挿入し、

・暗証番号を入力
・引き出し金額を入力

・・・すると、

「Your card is Invalid」

という表記とともに、レシートだけが発行されて、ATMカードが飲み込まれてしまいました。

そういえば、以前に、

「磁気カードからチップ入のカードに切り替えになった」

という連絡が来ていたのですが、登録していた住所の問題で、受け取れていなかったのでした。

ラッフルズプレイスにあるOCBC銀行本店を訪れ、係員にATMカードが飲み込まれたことを伝えます。

そのまま窓口の列に並び、順番になったところで、担当者にATMカード再発行の旨を伝えると・・・

その場で再発行手続きをしてくれました。

登録住所まで発送となると面倒だな・・・

と思っていたので、すぐに発行してもらえて助かりました。

OCBCは、すでに番号などが印字されているカードに後から個人情報を読み込ませて、利用が可能となるタイプです。

再発行に関する書類にサインをして、ATM用の暗証番号を2回入力して、再発行手続きが完了しました。

ATMでの引き出し限度額5,000シンガポールドルの設定と海外ATMでの取引可能設定も合わせて申し込みました。

また、NETS FlashPayに対応しているので、ATMで利用登録していると、コンビニやカフェなどの支払い時に、サインすることなく決済が可能となります。

インターネットバンキングでの資金のやりとりは、定期的にやっているのですが、ATMカードでの取引は、していなかったので、今回のような事態となりました。

日本国外で、居住していない国で銀行口座を保有していると、こういったトラブルに見舞われる可能性もあるので、数ヶ月以内に利用が必要なお金と数年利用予定がないお金など、資金管理をして、各銀行に分散しておく必要があります。

1年単位で、住所を変更する場合は、都度住所変更手続きが必要になるため、3年で住所貸しサービスを利用するなど、費用がかかっても、確実に書類を受け取れる体制を整えたほうが良いでしょう。

HSBCシンガポール口座の閉鎖手続き

HSBC銀行シンガポールの口座閉鎖手続きは、書類ベースで進めていました。

口座閉鎖書類に、サインをして、シンガポールの指定住所に送付するだけで、手続きは完了するのですが、2度送付して、2度とも届いていない・・・という返答がありました。

マレーシアから、EMSを利用して発送したのですが、マレーシアからシンガポールへ発送するポイントで、追跡データが止まりどこかに行ってしまったようです・・・。

そのため、窓口で口座閉鎖をしておこうと思い、訪問することにしたのでした。

マレーシアから、同時期にEMSを利用して、香港とタイに書類を発送して、無事到着しているので、マレーシア・シンガポール間のEMS処理に何かしら問題があるか、もしくは、HSBCシンガポールの指定住所で、何か問題があるのかもしれません。

ちなみに、OCBC銀行・HSBC銀行ともに、12時から13時30分頃までは、お昼休みということもあり、20人以上が窓口の列に並んでいました。

口座開設など手続きをする予定がある場合は、午前もしくは14時以降に訪問したほうがよいです。

HSBC香港の口座については、引き続き保有していて、証券会社への入出金や投資商品購入に役立てています。

追伸

HSBC香港の口座開設、活用方法は、香港金融界のプロである玉利将彦氏が詳しいです。

日本企業の海外駐在員として9年にわたる上海・香港勤務を経て2005年から現職。

駐在員時代から15年に及び上海・香港を拠点におこなってきた金融や不動産投資の知識・経験を生かし、ファイナンシャル・アドバイザー(FA)として活動。

香港における投資助言業(SFC)と保険代理業(PIBA)の免許を保有するプロフェッショナルとして顧客のライフプランに即した投資計画の立案、オフショア長期積立ファンド・海外生命保険の仲介、海外金融機関の口座開設・運営のサポートをおこなっている。

玉利氏によるHSBC香港活用術や、最新の海外不動産事情についてのメール講座は、下記から無料で受講が可能。

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