行末の見えない時代を勝ち抜く戦略 > 現役サラリーマンのキャッシュフローと資産分散

元本が97%吹き飛んだ2つの案件

level009
wave-1913559_1280

「VIXの取引中止につきまして」2018年2月6日に届いたメール。

VIX指数に連動するETNの価値が、ほぼ無くなってしまうという事態に激震が走った。

    ※VIXとは・・・
    Volatility IndeX の略、アメリカ・シカゴオプション(CBOE)取引所が算出している指数で、「恐怖指数」 と呼ばれている。

    ETNとは・・・
    金融機関などが信用力をもとに発行する外国債券を、信託受益証券として証券化したもの。ETFは、投資信託運用会社が運用する投資信託。

2018年2月5日、NYダウが史上最大の下げ幅を記録。

NYダウ:マイナス1175.21ドル、マイナス4.61%
ナスダック:マイナス273.42ポイント 、マイナス3.78%
S&P:マイナス113.19ポイント、マイナス4.10%
CME日経225先物:マイナス1,245円、マイナス5.5%

ブラックマンデーの再来となった。

この急落を受けて、VIXの数値が急騰した。

VIXの算出方法は、S&P500指数を対象としたオプションの、現在価格に近い(near the money)上下4のコール・プット合計8つの当限・翌限のインプライド・ボラティリティの加重平均。

VIXは、数値が高いほど、先行き警戒感が強いことを意味し、ざっくりした基準としては、10から20:安定 40超え:不安定

また、S&P500に、逆相関するという特徴がある。

S&P500が下落する局面で、機関投資家たちが、保険のためにプットオプションを買うことで、ボラティリティが上昇し、VIX指数も上昇する形になるため。

償還条件を迎えるとは・・・

償還になったETNの1つが、2049 NEXT NOTES S&P500 VIX インバース

ETNインバースは、ベア=売りを意味する。

2015年3月16日東京証券取引所に上場したETNで、VIXが、低い水準になる=売りというスタンスの商品であり、2015年時点から2018年2月上旬までに、基準指数は3倍以上になっていた。

元々、VIXが急上昇するケースは少なく、仕組み的に値上がりが期待できるため、インバースでの商品は人気があった。それが・・・VIX急騰を受け、ほとんど無価値になってしまった。

理由は・・・ETN目論見書に、「前日比20%以下の価格になったら償還される」という期限前償還条件が設定されていたため。信託を委託していた証券会社からの告知では、

2 月 5 日に当該指数値が、2 月 2 日の当該指数の終値 1,342,587.30 の 20%に相当する>268,517.46 以下に下落したため、早期償還されることとなりました。受益権一口当たりの償還金額:1,144円

とされている。2018年1月には、4万円台で取引されていたので、マイナス97%になってしまったことになる。

投資家は、リスクを取って、リターンを得ているといえども、VIXが過去最低基準であった頃には、このようなリスクが問題視されることはなかった。

購入時期により、マイナスになっている利率は異なるものの、元本のほとんどが吹っ飛んでしまうのは、精神的なダメージがかなり大きいと言える。

開発者との連絡が途絶えて暴落

2017年年末から暴落し、2月6日に底を打ち、現在戻している仮想通貨/暗号通貨市場。「LOAN OR LEASE」というプロジェクトで、2月20日、開発者との連絡が途絶え、開発がストップしてしまう事態が発生。

プロジェクトで販売していた、仮想通貨/暗号通貨LOLの価格は、98%下落した。ICOで、売り出された後、2018年1月には、取引所に上場し、売買されていたので、損失を被っている投資家たちが居る。

購入時期で、マイナス利率は異なるものの、奇しくも同じ月に、元本が97%以上毀損してしまうという事例が2件発生。

ETNの場合は、大手証券会社が信託委託者となり、東京証券取引所に上場していたので、投資家としては、期限前償還条件があるものの、大きなリスクとしては捉えていなかった。

一方、仮想通貨/暗号通貨の場合は、開発会社が、目論見書(ホワイトペーパー)を作成し、募集。条件や第三者機関による確認などはされず、その後、取引所に上場されて売買ということで、リスクが高いことを承知の上で投資している。メジャーとマイナー。リスクについての捉え方は、全く異なるが、数字上では同じような現象が発生している。

リスクを少なくしながらも・・・

このお話を聞いて、

「元本が吹き飛ぶようなリスクは取りたくない!!結局、現金で保有しておくが一番。相場価格の上下に一喜一憂したくないし。」

と考えるメンバーも多いだろう。

たしかに、相場に足を踏み入れなければ、株価や為替、投資商品の価格を確認し、その都度惑わされることはない。

平穏無事に、毎月決まった額を貯金し続けていければ、5年後、10年後、20年後に、銀行口座の中に溜まっているお金を、確実に予想することができる。

けれども、現金だけを保有することに、弱点も存在する。

たとえば、
1)物価が上昇する 2)投資商品の価格が上昇する 3)為替変動で下落するということが挙げられる。

1)物価が上昇する

賃金が同じ場合で、物価のみが上昇していったとしたら、同じお金で、買える商品の数・量が、少なくなる。つまり、お金の価値が下がってしまうことになる。

2)投資商品の価格が上昇する

たとえば、2018年1月に、26年ぶり高値を迎えた日経平均株価。1992年以来、大きく値を下げ、2003年には、7,600円台を記録していたものの、アベノミクスと日本銀行による異次元の金融緩和政策により、値を戻してきている。

一定額を、株式もしくは日経平均に連動するETFなどに投資していれば、資産は大きく膨らんでいることを意味し、現金のみを貯金している人との資産額は、雲泥の差になっている。

3)為替変動で下落する

日本円で収入を得て、日本で生活していると、外貨との関係を意識することはあまりない。輸入商品の価格が高くなることで、意識させられるぐらいで、日常生活に支障は全くない。

けれども、1米ドルが、85円と110円とでは・・・対外的に見て、資産額に大きな違いが生じている。たとえば、毎月10万円を貯金して、これまでに300万円貯まったとすると・・・1米ドル=85円では、約35,000米ドル1米ドル=110円では、約27,200米ドル手にできる米ドルは、格段に異なってしまっている。これは給料についても同じで、知らず知らずの内に、円安が進行することで、資産額は対外的に減少してしまっている。

冒頭のお話のように、ETN投資や仮想通貨/暗号通貨投資で、元本がほとんど吹き飛んでしまった投資家は、目に見える・認識できる形で損失が確定しているが・・・現金のみを保有し続けるには、認識していない・見えていないリスクが存在している。

このリスクに気がついた人が、資産を守るべく、現金貯金だけではなく、投資によって、資産を守る活動をしているのだ。

では、どのように大きなリスクを取ることなく、自分の資産を守りながらも、増やしていくのが良いのか?

1つの解決方法を体系的に学べるのが、香港の金融免許である投資助言業(SFC)と保険代理業(PIBA)を持つ、香港金融界のプロ玉利将彦氏の無料メール講座になる。

maintitle

真田孔明の原点がここに
生涯収入5億円倶楽部メンバーとして、これを読まねば始まらない!すべての活動の前に
必ず熟読するべき、真田孔明ノウハウのすべてが分かる30日無料メール講座

このカテゴリーの関連記事
行末の見えない時代を勝ち抜く戦略
10196

訪日外国人数の伸びと僕たちの資産分散

日本に行くと、大きなカバンやキャリーケースを持った外国人観光客らしき方をたくさん目にする機会が増えた。 法務省資料による年別訪

行末の見えない時代を勝ち抜く戦略
74237

長期視点での投資スタンスを身につける

現役サラリーマンAさんとBさんに登場してもらおう。 共に、サラリーマンの父を持ち、同じ大学を出て、サラリーマンになった。 安月

行末の見えない時代を勝ち抜く戦略
87612

一体どれくらい資産に余裕があるのか?

統計データから、現役サラリーマンの現実を把握したところで、自分にはどれだけの資産とお金があるのか? お金を使う、資産を管理する

行末の見えない時代を勝ち抜く戦略
2_1280

日本円を外貨に両替しておく必要性

FX(外国為替証拠金取引)。 国際決済銀行の発表によると、2016年4月時点で、FXの1日の取引規模は、5.1 trillio



コメントする