現金の持ち出し、持ち込み時の申告

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海外に銀行口座を開設する際にありったけの日本円を持って、そのまま飛行機に乗って海外へ行ってもよいか?

「なんとなく悪いような気がする・・・」

お金を持ち出す=悪いことをすると感じているかもしれませんが、100万円相当を超える場合は、用途などと共に申告をすれば、現時点で海外に持ち出すことが可能です。100万円相当を下回る場合には、そのまま持ち出すことが可能です。

香港の銀行口座を開設する予定で、香港に現金を持ち込みする際は、100万円相当を超える場合は、日本側での申告が必要となりますが、香港側での申告は不要となります。香港に持ち込んだお金を持ち出す際も制限はありません。

日本での現金持出しと持ち込みの規定(税関のページ

香港がオフショア金融センターとして発展する一つの理由でもあります。

ただ現金を開設した口座に入金する際に、ATMの利用明細の提示、両替をした後に入金するのであれば、両替の際のレシートの提示が求められるケースがあります。

申告が必要な金額について、香港以外のアジア周辺国を見てみると、

    中国
    持ち込み時2万中国元、5,000USドル相当超える場合
    持ち出し時2万中国元、入国時の申告額を超える場合

    シンガポール
    3万シンガポールドル相当を超える場合

    マレーシア
    1,000マレーシア・リンギットを超える場合
    1万USドル相当額を超える場合

    フィリピン
    1万USドル相当を超える場合
    10,000フィリピンペソを超えて持ち込み、持出しはできません。

    タイ
    外貨を自由に持ち込めますが、
    持出しは、2万USドルもしくは相当額もしくは、入国時に税関で申告した金額まで。
    5万タイバーツを超えて持ち出す場合には、事前に申請が必要です。

    ベトナム
    15,000,000ベトナムドンを超える場合
    5,000USドルもしくは相当額を超える場合
    →申告せずに上記金額以上を持ち出そうとすると、没収になります。
    10万USドルの持ち込み・持出しは、10万ベトナムドンの手数料がかかります。

    カンボジア
    1万USドルもしくは相当額を超える場合

(*上記は参考情報になります。最新状況は、現地大使館のHPなどから、渡航前に必ずご確認ください。)

現金を持った状態で複数の国を移動する場合

例えば、日本からシンガポールに行って、車などで国境を超えマレーシアに入る際は、それぞれの国の規定を確認して、申告・許可申請の準備をしなければなりません。申告せずに持ち込み、見つかった場合には、罰金、拘留、入国拒否の対象になる可能性があります。

実際にシンガポールに到着した際に無申告の現金が、出国ゲート前の手荷物検査で見つかり、3時間ほど取り調べを受けて、現金没収。後日罰金を支払って、現金を返してもらった。という事例も発生しています。

私は、HSBC香港銀行口座開設の際に、成田空港で、出国審査前のカウンターで申告の上、200万円の現金を香港に持ち込みました。日本の国内銀行窓口での送金手続きおよび送金エラーが発生した時の追跡を考えた時に、初期に預入をしておくお金は、持ち込んだほうが楽であると判断したためです。機内持ち込みサイズのキャリーケースに入れて持ち運びましたが、ドキドキしました。現金の持ち込みは、申告の手間、紛失や盗難のリスクがありますので、実行する際には、海外送金などの他の方法と比較・検討されることをおすすめします。

「持ち出す際に、申告も済ませているし、海外にお金を出す際の手続きは終了した。あとは、海外口座で受け取った利益などの税務申告だけだな。」

以前までは、そうでしたが、新しい制度ができましたので、さらに申告が必要な方が出てきます。

それが、「国外財産調書制度」です。

株・預金、不動産など5,000万円相当を超える資産を国外に保有している日本居住者の個人は、所轄の税務署に調書(財産目録)の提出が義務付けられました。

制度の適用は、2013年12月31日からで、故意に調書不提出や虚偽記載があった場合は、1年以下の懲役か50万円以下の罰金に処されるとのこと。

海外に資産を移す場合で、上記制度の規定に該当すると、申告が必要になります。

日本人の資産を取り巻く環境は、国内・国外共に厳しさを増しつつ、どんどんと変化しています。

追伸

HSBC香港の口座開設、活用方法は、香港金融界のプロである玉利将彦さんが詳しいです。

日本企業の海外駐在員として9年にわたる上海・香港勤務を経て2005年から現職。

駐在員時代から15年に及び上海・香港を拠点におこなってきた金融や不動産投資の知識・経験を生かし、ファイナンシャル・アドバイザー(FA)として活動。

香港における投資助言業(SFC)と保険代理業(PIBA)の免許を保有するプロフェッショナルとして顧客のライフプランに即した投資計画の立案、オフショア長期積立ファンド・海外生命保険の仲介、海外金融機関の口座開設・運営のサポートをおこなっている。

玉利さんによるHSBC香港活用術や、最新の海外不動産事情についてのメール講座は、下記から無料で受講が可能です。

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