ドイツ技研有限会社 Doitsu Giken Ltd. 水道民営化の失敗後再公営化をする自治体が海外では年々増える中、日本は民営化の流れを強めています。今回はフランス、アメリカ、ドイツ、ボリビア(水戦争)、アルゼンチンの水道民営化の失敗例を挙げて、民営化における市民と多国籍業との闘いを追っていきます。 ドイツの首都ベルリン市は1999年に結んだドイツ最大の官民パートナーシップ契約を2013年11月に解消した。株の買い戻しを市議会で決定し、水道は100%公営に戻ったのである。ベルリン市は市民の根強い運動により再公営化に舵を切ったものの、一度民営化したサービスを公営に戻すた … ここ日本でも課題とされている「水道事業への民間参入」。先立って、導入している国々のなかでも、そのスタイルは国ごとに違いがあり、それによって「水道民営化」の評価も分かれてくる。今回はドイツの「水道民営化」の事例を紹介する。 なぜアトランタやベルリンは水道を公営に戻したのか。水道民営化のデメリットと欠点今国会での水道法改正においては、「コンセッション方式」による水道運営の導入が盛られました。コンセッション方式とは、高速道路、空港、上下水道などの料金徴収を伴う公共 まず、ドイツの水道事業や下水道事業における経営形態の特徴を、民営化と再公営化の 観点からみてみよう3。 ドイツの地方公営企業の経営形態は、公法上のものと、私法上のものに大別される。公 法上の経営形態の主なものは以下のとおりである。 ドイツ水道 事業2) 給水人口 約8,004万人 ... • 水道事業は完全民営化されている。 • 民営化後、水質や漏水量は大きく改善している。 8. 忘備録 水道「民営化」から「再公営化」へ。 パリ、市民参加で45五億円のコスト削減、ウェールズ、非営利法人による運営 老朽化する水道インフラに、国・自治体が直面する財政難―。その突破口として「日本の水道をすべて民営化しよう」と政府が動き始めている。 : 042-629-0336 © 2019 Doitsu Giken Tokyo Japan Tel. 海外における再公営化の事例 9.