NHKのテレビ番組「昔話法廷」(Eテレ)、今年も新作が放映されましたね。 とある法廷で、始まった裁判員裁判。友永啓介たち裁判員は、法廷で見たり聞いたりすることをもとに、このちょっとフシギな裁判の判決を考えなくてはなりません。裁かれる被告人は、猿。硬い青柿をぶつけて、カニを殺した罪に問われています。, 猿が犯したとされる罪を、検察官が述べます。「被告人の猿は、何の落ち度もないカニの命を無残に奪いました。事件当時20歳だった猿は、柿を取れずに困っていたカニの親子に出会いました。猿は『自分が取ってやろう』と言って木に登り、熟れた柿を食べつくしました。そのことに、文句を言った母ガニに猿は逆上。まだ青くて硬い柿をしつように投げつけました。何発も直撃を食らった母ガニと幼い娘二人は、体を砕かれ死亡しました。猿は逮捕されるまでの8年間、逃亡を続けました。これは刑法第199条の殺人罪にあたります。そして、この短絡的であまりにも残虐な犯行は、死刑が相当と考えます。」猿は、検察官が述べた内容を全面的に認めました。その上で、弁護人は、犯行に至るまでの猿の境遇に同情の余地があること、猿が十分に反省し更生していることから、「死刑にすべきではない」と訴えます。啓介たち裁判員に突きつけられたのは、猿を死刑にするか、死刑にしないか、ひとつの命をめぐる判断なのです。, 検察官は、殺されたカニの長男である、子ガニを証人に呼びました。子ガニは、突然家族を奪われた無念を語ります。「母は、とても優しい人でした。父が亡くなった後も、いつも笑顔で、僕と妹たちを育ててくれました。母と妹たちは、何ひとつ悪いことをしていない!僕は猿を絶対に許しません!」また、事件当時8歳だった子ガニは、母と妹たちが殺される現場を目撃していました。「猿は、『死ね!死ね!』とすごい形相で柿を投げつけていました。僕は怖くて動けなくて、ただ見ていることしかできませんでした…。」事件から8年後、猿の居所を突き止めた子ガニは、臼、栗、蜂、牛のフンを伴い、仇を討とうと猿を襲撃しました。「僕は母たちを見殺しにした自分を責め続けてきました。それを償うためには、この手で猿を殺すしかないと思ってきました。」しかし、子ガニは、自ら手を下すことなく、猿を警察に引き渡した。「殺しきれなかったふがいない自分に代わって、法律が猿に死を与えてくれると信じています。」 とある法廷で、始まった裁判員裁判。友永啓介たち裁判員は、法廷で見たり聞いたりすることをもとに、このちょっとフシギな裁判の判決を考えなくてはなりません。裁かれる被告人は、猿。硬い青柿をぶつけて、カニを殺した罪に問われています。

TEL 03-5570-5671 FAX 03-5570-5674, 吉四六さんで昔話法廷をやってみた-債権回収では恐喝にご注意を-(2017-10-21). Copyright (c) J-CAST, Inc. 2004-2020. 気のせいでしょうか? 振り返りのため、ネタばれも. 猿を死刑にするか、死刑にしないか。啓介たち裁判員は、ひとつの命をめぐる判断をくださなければなりません。. そうして浮かび上がった全体像を見てジャッジするのが裁判官。 そんな声が寄せられているのが、NHK Eテレで放送された「昔話法廷」だ。2 2017年8月15日に放送されたものは「さるかに合戦」をテーマにしたものだったが、シュールで重い内容がネットで話題になっている。 さるかに合戦 (さるかにがっせん)は、日本の 民話 の一つ。 ずる賢い 猿 が 蟹 を騙して殺害し、殺された蟹の子供達に仕返しされるという話である。


サルの悲しい「生い立ちと更生」という観点から、生きてこそ償いはできるとして、情状酌量を求める弁護人。, 一般的に持たれているイメージとして、検察官は悪を懲らしめる仕事、弁護人は悪い人の味方をする仕事、という見方があると思います。 さるかに合戦でした。 芥川龍之介 さんの小説、 良い面もあるし、悪い面もある。両方が「真実」です。 命を奪ったという事実の意味と、苦悩にまみれた猿の心の葛藤、どちらもサルの「真実」に光を当てています。, 人間には、「良い」「悪い」のどちらか一方しかないということはありません。 昔話法廷「さるかに合戦」裁判-二つの真実- 2017-11-06 昔話法廷 NHKのテレビ番組「昔話法廷」(Eテレ)、今年も新作が放映されましたね。

ありますのでご注意ください。 本日は8月15日放送の. nhkの番組 昔話法廷 。 結構人気のようで、出演者も. 弁護士 波戸岡光太 つまり「あなたならどう考える?」という問いかけを視聴者に投げかけて番組は終わるのです。

両方から光を照らされることで、その人の「全体像」が見えてくる。 三匹のこぶた、カチカチ山、白雪姫、アリとキリギリス、舌切りすずめ、浦島太郎、、、有名な昔話の主人公たちが、その後、裁判にかけられてしまいます。, しかも、裁判での審理を終えた後、果たして判決はどうなるのか!?というところで番組が終わります。 つづいて、弁護人が反対尋問を行います。「あなたは、なぜ猿を殺すことができなかったのですか?」子ガニは、自分のハサミを猿の首にかけておきながら、切り落とすことができなかったのです。子ガニは理由を答えます。「家の壁に、猿の子どもが描いた絵が飾られていて…。それを見たら、どうしても猿を殺すことができなくなりました…。」弁護人は、子ガニに尋ねます。「あなたは死刑を望んでいるが、本当は、猿の命を奪ってはいけないと思っているのではありませんか?愛する人を奪われる悲しみを知っているあなただからこそ!」, 弁護人は、猿の妻を証人に呼びました。事件の少し後に夫と出会った妻は、事件のことは何も知らされていませんでした。「夫は、知り合った頃は口数も少なくてどこか影のある感じでしたが、子どもができてから変わったんです!」傍聴席には、猿の幼い子どもが来ています。「夫は、生まれたばかりのあの子を抱いて、何度も私に『ありがとう、ありがとう』と礼を言いました。優しくて、本当にいい父親なんです…。」妻は、猿がひとりの父親として更生していることを訴えます。そして、弁護人から、猿が、子ガニに対して毎月5万円の仕送りをしていた事実が明かされます。妻は、啓介たち裁判員に訴えます。「夫は本当に後悔しています。ですから、どうか生きて償わせてください!息子から父親を奪わないでやってほしいんです!」

豪華っぽくなったような気がしますが. 東京都港区赤坂3-9-18赤坂見附KITAYAMAビル3階

けれど、このドラマを見ると、検察官も弁護人も、ことさら事実をねじ曲げたり、大げさに表現したりしていません。 反対尋問に立った検察官は、矢継ぎ早に、猿の妻に質問します。「あなたは『生きて償わせてほしい』と言いましたが、では具体的にどう償うつもりですか?」「毎月の仕送りも、償いではなく、ただ罪の意識を軽くするために行っていたのではないですか?」「あなたは、猿が後悔していると言いましたが、ではなぜ8年間も身を隠し出頭しなかったのでしょうか?」検察官は、子ガニから家族を奪った罪が償いきれるものではないこと、猿が身勝手であることを訴えていきます。, いよいよ、被告人の猿への質問です。まずは、弁護人から。「あなたは、なぜ面識のなかったカニの親子に殺意を抱いたのですか?」「母ガニに…『ひとでなし』と言われたからです。」猿は、自らの過去を語り始めました。猿が子どもの頃、猿の父親は、母親にひどい暴力をふるっていました。そんな父親に、母親がいつも泣きながら言っていた言葉が「ひとでなし」だったのです。そんな父親を、猿は心から軽蔑し憎みました。しかし、中学に入ったある日、猿は鏡を見て、愕然としました。鏡にうつった自分の姿が、あの父親にそっくりだったのです。「父のようになってしまうのではないか、強い恐怖を抱きました。でも、父のようになりたくないと思えば思うほど、仕草も言葉づかいも似てくるんです…。そんな自分自身に耐え切れなくなっていきました…。」猿は追い詰められていたのです。続いて、猿は、事件当日のことについて話します。「あの日、当時交際していた女性と、ちょっとしたことで口論になりました。その時、つい手を上げそうになったんです…。その瞬間、私は『父になってしまった』と思いました。震えが止まらなくなりました…。」そんなときに、猿は、カニの親子に出会ったのです。「幸せそうなカニの親子がいらだたしくて、木に登り柿を食べつくしました。そしたら、怒った母ガニに…言われたんです。」その一言が、猿が一番言われたくなかった、「ひとでなし」だったのです。猿がその時の気持ちを、涙声で語ります。「私の中で何かが切れてしまいました。『だまれ!だまれ!』という気持ちで柿を投げ続けました。それだけは、認めたくなかったんです!本当に…申し訳ありませんでした!」猿は、子ガニのほうを向きなおり、深々と頭を下げました。

これが裁判という仕組みです。, 二つの真実をもとにどう判断するか。 これは困難です。でも判決を下さないわけにはいきません。 All rights reserved. 検察官が、反対質問を行います。「あなたは、父親に似ていく自分に嫌悪感を感じて追い詰められていたのかもしれない。しかし、そんなことは、カニの家族にとっては何の関係もないことです。母ガニの何気ない一言に逆上したあなたは、硬い柿をしつように投げ続けた。ひとつは、胸を貫通し、ひとつは目をそぎ、体は粉々に砕けました。さらに、あなたは、母ガニのそばに、幼い子どもたちがいたこともわかっていましたね?つまり、あなたは、逃げようとした幼い子どもたちまでもねらった!ただ、自分の気持ちを静めるためだけに!」そして、最後に、検察官は問いかけます。「命ってそんなに軽いものですか?」猿は、何も答えることができません。, 最後に、検察官と弁護人がお互いの意見を述べ合います。検察官は、「猿は、極めて残虐な方法で、親子3人の命を奪いました。しかも、その動機は、あまりに自己中心的です。遺族の処罰感情も強く、もはや死をもって償うしかありません!」と訴えます。一方、弁護人は「本件は、精神的に追い詰められた末の衝動的な犯行であり、計画性はありません。さらに、猿は十分に反省し、一人の父親として更生しています。これらは、死刑を回避するのに十分な理由です。命を奪った罪は命でしか償えないものでしょうか。猿は生きて償うべきです!」と訴えます。 柿の木の上から、カニ親子に柿を投げつけて死に至らしめたサルには、はたして死刑を科すべきなのでしょうか。, 「目には目を、歯には歯を」という観点から、死をもって償うべしとして、死刑を求める検察官。



そんな声が寄せられているのが、NHK Eテレで放送された「昔話法廷」だ。2017年8月15日に放送されたものは「さるかに合戦」をテーマにしたものだったが、シュールで重い内容がネットで話題になっている。, 「昔話法廷」は、「昔話の主人公たちが訴えられたら...?」という設定で作られた15~20分の法廷ドラマのシリーズ。15年から毎年8月に放送されている。, 15日放送の「さるかに合戦」には、検察官役として「かもめ食堂」などに出演した女優の小林聡美さん、弁護人役として指揮者の小澤征爾さんを父に持つ俳優の小澤征悦さん、裁判員役として「ALWAYS 三丁目の夕日」などに出演した俳優の須賀健太さんが出演するなど、キャスティングにも力が入っている。, 番組は、被告人のサルが「硬い青柿をぶつけて、カニを殺した罪」に問われるところから始まる。証人尋問では、子ガニが声を震わせながら供述したり、子ガニが親ガニの遺影を持っていたりするシーンも見られる。, 被告人のサルは、起訴状は認めたものの、自分の両親のケンカが今回の犯行につながったという情状酌量を訴えたりした。そして、番組は判決を下す前で終わる。判決は視聴者が自分なりに考えて下すねらいのようだ。, ツイッターでは判決について、「猿蟹合戦は猿を弁護する余地なしww」「今は改心しても犯行当時の状況を見れば情状酌量は難しいな」など、サルに対して厳しい声が見られる。, なお、今年は「さるかに合戦」で放送が終了。15年からこれまで放送された全8作品は「NHK for School」のサイト内で公開されており、見ることができる。, まつもと泉さん死去で「初恋の人は鮎川まどかでした」 「きまぐれオレンジ☆ロード」ファンから追悼相次ぐ, 菅氏を含めた下記の政治家の中で、1年後首相でいてほしいと思うのは、次のうち誰ですか?(あいうえお順、敬称略). 良い面に光を当てるのが弁護人、悪い面に光を当てるのが検察官。 「きついなあという方がいたら...」 三浦春馬さん遺作「カネ恋」、共演者が見せた視聴者への「気遣い」に「涙でた」, 竹中平蔵氏に、もう一度ベーシックインカムを聞こう 「月7万で生活できるなんて、言ってないですからね」【J-CASTインタビュー】, 山本太郎氏VS大阪府警、戎橋「街頭演説」騒動 J-CAST記者が双方の見解を聞いた, 韓国、日本への「良くないイメージ」20ポイント以上の増 対する日本側は「諦め」ムード?.
だからこそ判決を下すということは、それが本当に正解なのか、ずっと考え続けなければならないテーマだといえます。, 経営者に、前に進む力を。

昔話の「さるかに合戦」を題材に夏休み中の子どもたちが 裁判について学ぶ催しが、千葉市の千葉地方裁判所で行われました。 この催しは裁判を身近に感じてもらおうと開かれ、小学4年生から6年生のおよそ40人が参加しました。

わずか20分間の番組で、よくぞここまで切り口するどいドラマができるのだなと敬服するばかりです。, さて、今年の新作のひとつは「さるかに合戦」でした。


水道民営化 先進国, 鬼滅の刃 アニメ 何話まで 漫画, 現在ツイートを取得できません 削除, ハリウッド 史上最高 ギャラ, 鬼滅の刃 ネタバレ 185, 鬼滅の刃 ファミマ キーホルダー, 鬼 滅 の刃ウエハース2 シークレット 画像, 鬼 滅 の刃 感動 しない, イギリス 世界遺産, 冨岡義勇 セリフ, 鬼滅の刃 フィギュア 公式, ラミエル スパロボ, お見合い アプリ 無料, 仮面ライダー 食玩 シークレット, イタリア 都市人口, 花江夏樹 面白い, 鋭い 対義語, 君の膵臓を食べたい 小説 Pdf, ルパンの娘 続編 主題歌, 昔話法廷 三匹のこぶた 結末, 通勤電車 英語, 2019年 インフルエンザ 患者数,