BTCの現状を各数字を確認+12月価格レンジは?

仮想通貨「億り人」研究会

ビットコイン(BTC)が2020年11月30日に過去最高値(ATH)を更新しました。

熱狂なき過去最高値更新なので、このニュースにより一般投資家がボーナスを投入してさらに高値を更新していくのではないでしょうか?

今回はビットコイン(BTC)の値動きがこれまでの12月どうなっていたのか?を振り返るとともに、価格上昇の前兆となる数字の正確性を確認していきます。

2017年末と2020年末の違い

2017年12月の高値以降2018年に入ってから大きく値下がりしたことで、個人投資家の多くはジェットコースター相場に嫌気が差し、現物を処分して市場から撤退しました。

当時は取引所のTVCMやニュースがメディアを賑わせて、新規の個人投資家たちが取引所の口座を開設し雪崩込んできました。

2020年のビットコイン(BTC)最高値(ATH)更新前は、以前と比べるとメディアでの露出は少なかったです。

理由としては、

・バブル崩壊という印象が強い
・量的緩和で株式市場がバブルになっている
・新規の個人投資家が少ない
・機関投資家が参入している

といったことが挙げられます。

ビットコイン(BTC)との取引量や取引通貨はどうなっている?

ビットコイン(BTC)の

取引所での取引量
米ドルでの取引量
取引所の取引量内訳
取引ペアの割合推移

はどうなっているのでしょうか?

取引所での取引量

2017年末のバブルの時に比べると3分の1程度です。

米ドルでの取引量

2020年12月1日は多いですが、2017年末のバブルと比べると10分の1以下です。

取引所の取引量内訳

アメリカの大手取引所Coinbeseが50%以上を占めています。

取引ペアの割合推移

USDTが2018年7月以降常に50%以上
JPYの割合がほぼ10%以下
となっています。

この調査結果に大手取引所が全て含まれているので、実際のところはOTC取引が活発にされているということでしょうか?

取引所の取引量が増加していくと、個人投資家たちが入ってきた証拠となりますので、引き続き情報を追っていく必要があります。

例年12月ビットコイン(BTC)価格はどうなっているか?

ビットコイン(BTC)の価格を四半期ごとのパフォーマンスを確認すると、
第4四半期:4回上昇・3回下落(上昇率>下落率、上昇狙いのリターン高し)
になっています。

参考:2013年から各四半期のパフォーマンスを確認する

12月だけに焦点を当てると・・・


マイナス約33%からプラス約39%までとレンジはそれほど広くありません。

2020年12月1日の1BTC=19,633米ドルを基準にすると、下が13,154米ドル、上が27,252米ドルとなります。

株式市場の12月は下がって上がる

株式市場は12月に入ると決算対策売りや損益通算売りのため下落した後に、月末にファンドのドレッシング買いが入り上昇傾向にあります。

暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)市場ではこの傾向はあるのでしょうか?

確認してみると傾向はありませんでした。2020年に入ってから機関投資家の存在が大きくなったとされているので、傾向が出てくる可能性があります。

ビットコイン( BTC)アドレスの増加数

ビットコイン(BTC)価格の上昇局面で同じく数字が上昇するものに、アドレス数とウォレット数があります。

ビットコインのユニークアドレス数は、取引や参加者の動向を表します。

セキュリティ面から取引ごとにアドレスを作成し使用しているケースがあるので、参加者数よりも早く増加していきます。

「使用されるユニークアドレス」の推移

Blockchain.comで公開されている「使用されるユニークアドレス」の推移を確認してみると・・・

2017年12月6日時点が最も多く、次が今の2020年11月17日時点、次に2019年6月14日になります。

ビットコイン(BTC)価格が最高値を更新しているのにアドレス数はマイナス23%ほどです。

これは大口が増えたためアドレスあたりの保有数が増加しているということでしょうか?

「Blockchain.comウォレット数」の推移

次にBlockchain.comで公開されている「Blockchain.comウォレット数」の推移を確認してみると・・・

2017年6月15日までは15日間隔、以降は約4.375日平均でグラフ化されたものでは、

2017年12月10日付近、2019年5月8日付近が突出していて、2020年11月上旬からは爆発的に増加しています。

ビットコイン(BTC)のチャートで確認してみると、アドレス数・ウォレット数共に高値を迎える前に該当していることが分かります。

ただ高値を迎えるまでに長くて50日ほど、短ければ7日となっています。

今回の場合50日だとちょうど年末・年始付近ということになります。

まとめ

取引所での取引高や使用されるユニークアドレスのグラフを見ると、2017年末のバブルとは少し異なっていることが見えてきました。

機関投資家たち参入してきているということは、株式や商品など他の投資先と同じような値動きになってくることが予想されます。

そうすると今までのように個人が簡単に稼げなくなってきます。

暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)のデータは個人でも容易に確認が可能なので、今の内から自分なりの検証を重ね、有利はポジションを築いておく必要があります。

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