1日抗インフルエンザ薬を出したからといって、偽陰性が極端に増えるとは思えません。 1日だけタミフルを出して、翌日も検査陰性であればタミフルは終了するというのも選択肢としてはいいのかもしれません。 ですが、私は1
4 0 obj 多分偽陰性のほとんどは検査の機械や検査室内の問題でなく検体採取のときに起こる問題によるものでしょう。 ただしそんなpcr検査でも1-2週間くらいの短期間内に繰り返し行えば感度は90%以上になりま … インフルエンザに限っていえば、ほとんど見られない結果ですので無視して良いと考えます(表で\の部分)。もう一つの偽陰性とはインフルエンザだけど検査で陰性になることです(表では黄色の部分)。これは十分あり得る結果です。 <> 新型コロナのPCR検査態勢が脆弱な地域では、かかりつけ医に行っても的確な診断を受けられないかも知れない。, 「感度」って言うのはコロナに罹っている人をちゃんとクロ!って言える確率(というか検査の性能。), コロナのPCR検査については感度が約70%、特異度が99.997%とされています。, つまりコロナに罹った人が100人居たとしてこの100人にPCR検査をやると70人は黒と判定されますが残り30人は白と判定されます。意外と性能悪いと思いますか?, 逆にコロナに罹っていない人が100人居たとしてこの100人にPCR検査をやるとほぼ全員キチンと白、と判定されます。誤って黒と判定される事はまずありません。, ザックリ言えばPCR検査って唾液とか咽頭ぬぐい液といった検体中に含まれるコロナの遺伝子を増幅させる検査です。, だから特異度については検体中にコロナ遺伝子が含まれていなければ陽性って出るはずはないのです。0.003%が陽性と出るのは検体を機械にかける際に他の検体と混ぜちゃったとか、そういうヒューマンエラーくらいしか原因は考えられません。, 一方、感度はきちんと検体中にコロナ遺伝子が含まれていないと増幅させられないので、例えば鼻に突っ込んだ綿棒がちゃんと咽頭の粘膜に当たっていなかった、とか、唾液の検査をする直前にイソジンでうがいしちゃっていたとか、だと感染していても検体中に遺伝子が採取されていないので偽陰性になってしまう訳です。多分偽陰性のほとんどは検査の機械や検査室内の問題でなく検体採取のときに起こる問題によるものでしょう。, ただしそんなPCR検査でも1-2週間くらいの短期間内に繰り返し行えば感度は90%以上になります。, 例えばコロナに罹っている人100人に1回目のPCR検査をやるとします。その時70人は黒と判定され、30人は白と判定されます。黒と判定された人は(特異度99.997%から)偽陽性であることはまずあり得ないので隔離されています。残りの偽陰性だった30人に短期間内に2回目の検査を行えば30×0.7=21人は陽性と判定されます。結果、元の100人に対しては90%以上の感度を持つのと同様の正確性を持ちます。, 一方、最近になって厚労省が勧め始めた抗原検査はあまり性能が良くありません。富士レビオとデンカの2社製品が出回っていますが、いずれもまだ感度・特異度を明らかにしておらず、ナゼか「PCR検査との陽性一致率、陰性一致率」という言葉で検査の性能を表しています。このうち陽性一致率は66%程度とされていますが、PCRとの陽性一致率ですよ?つまりPCR検査で陽性と判定された人が抗原検査でも陽性と診断される確率が6割強ってことですよ。, PCR検査の感度が70%ですから、さっきと同じように100人の感染者が居たとき、PCRは70人を黒、と判定する訳ですが、抗原検査でこの70人と一致するのが66%つまり70×0.66≒46人。いいですか、抗原検査をやってみたところで黒を黒って診断できるのは100人中46人で54人は白って判定されちゃうんですよ。感度50%以下の検査ではあまりにも心許ない。。, つまり抗原検査は黒を言う為の検査であって白を言う為の検査ではありません。抗原検査で判定が白、でもそれは決して「感染していない」という意味ではありません。逆に抗原検査でも黒と診断されればほぼ確実にコロナに感染している、という事になります。, これから風邪の流行期になってコロナのPCR検査や抗原検査を勧められる場面は増えると思います。, どっちにしますか?と聞かれたら迷わずPCR検査を受けて下さい。その方が価値が高いです。, 逆にすぐに抗原検査勧めてきて「白だったから安心して良いですよ」って言う医者が居たら多分全然判っていません。, でも周りの話聞いていると「よく判んないから取り合えず抗原検査でいいや」って思っている医者スッゴク多いです。辛いな。.
endobj <> Copyright © CyberAgent, Inc. All Rights Reserved. 2014-12-11T09:44:08+09:002014-12-11T09:44:09+09:00CubePDF インフルエンザなのに「陰性」になってしまう「偽陰性」の確率は.
コロナウイルスPCR検査で偽陰性であった人が安心して感染を広げると主張する人達がいます。彼らの主張を検証します。, 和歌山県は無症状の濃厚接触者についても徹底的に検査を行っています。誰から感染したのかもわかるように情報公開されていますので偽陰性者が誰かに感染させた事例があるのかを調べました。, 7月30日に県外陽性者の濃厚接触者として2回目の検査を行い、陽性となっています。1回目の検査が偽陰性でそれが原因で同居者に感染させたと言って良いのかは判断が難しいです。, 7月30日に2度目の検査を行った理由は不明です。偽陰性が原因で感染させたと言って良さそうなのはこの事例のみです。不思議なことに2例の4人全員1度目の検査で陰性となっています。, 和歌山県では242人の感染者が出ていますが偽陰性が原因で他の人に感染させたと確認できたのは2例(明確なのは1例)のみです。(9月30日まで)感染経路不明者もいますので偽陰性者が感染させた例はこれ以外にもあると思いますが、その数が無視できない程多いとは考えにくいです。, 感染者は「検査で確定した感染者」「偽陰性者」「検査されていない感染者」に分けられます。それぞれの割合を推測します。検査感度を90%とします。, https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/https://covid19-projections.com/japan, 感染者捕捉率は20~25%と推測されます。感染者に占める偽陰性者の割合は3%以下です。(検査拡充が進めば割合が増える可能性がありますが感度90%の場合は最大でも10%です)偽陰性者は有症状者もしくは無症状の濃厚接触者となります。検査をされていない感染者の割合は70%以上です。この人達は無症状者、検査を希望しても受けられない人等となります。このうち無症状者が多くを占めると考えられますので、感染者の多くは無症状者となるでしょう。偽陰性者は検査の必要性があり、検査を受けた人達です。通常は偽陰性の可能性があるので注意するように指導を受けるはずです。一方、検査をされていない無症状者は自らが感染者であるとは考えません。感染者の3%以下(最大でも10%)の偽陰性者と感染者の大多数を占める検査を受けていない無症状者のどちらが危険でしょうか?, インフルエンザ抗原検査による偽陰性数は毎年600万件程度出ていると推測されます。コロナウイルスPCR検査抑制論者はインフルエンザ抗原検査の偽陰性についてはほとんど何も言いません。, https://www.sanei.or.jp/images/contents/416/COVID-19info0420koukai.pdf, 日本渡航医学会、産業保健委員会によるものです。厚生労働省による基準は見当たりませんでした。各自治体は独自で基準を設けているようです。, https://www.pref.miyazaki.lg.jp/kansensho-taisaku/covid-19/utagai/20200808180643.html, https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kenko/kansensho/mers/1026554/1026556/1026577.html, 偽陰性者には2種類の人がいます。濃厚接触者として検査を受けた人と接触歴不明(接触歴無し)で検査を受けた人です。濃厚接触者として検査を受けた人は上記のように一定の基準の元、注意喚起を受けますので感染を広がる可能性は低いです。こういう人が遊びに出かけて感染を広げることを懸念するのならば、検査陰性後の運用の厳格化を要求すべきです。 接触歴不明(接触歴無し)で検査を受けた人はプロ野球やJリーグ等の定期的なPCR検査や自費でのPCR検査を受けた人です。こういう検査では感染者を発見し、感染拡大を未然に防いだ例はありますが偽陰性が感染を広げたという事例は目にしません。, 女優・広瀬すずさん(22)新型コロナ陽性判明 新型コロナウイルスの感染が判明したのは女優の広瀬すずさん(22)です。所属事務所のホームページによりますと、広瀬さんは撮影に参加するにあたってPCR検査を受け、6日に「陽性」と判定されたということです。, 接触歴不明(接触歴無し)で無症状の人が検査を受けて陽性となるのは非常に稀です。この検査での偽陰性者数は全感染者数の1%以下ではないかと考えられます。(現在の日本の感染者に占める偽陰性者の割合は3%以下。その3%のごく一部にすぎません) PCR検査抑制論者は「偽陰性者が感染を広げる恐れがある」と主張し、検査の拡充を妨害してきました。全感染者に占める割合が3%以下の偽陰性者が感染を広げるのを懸念し、感染者の多くを占める無症状者への検査を妨害するのは一体どういう理由があるのでしょうか? 接触歴不明(接触歴無し)の無症状感染者を見つけるのは効率的では無いのは確かです。しかし、感染者の多数を占める無症状感染者を放置するようではいつになっても感染は収束しません。世界の多くの国では検査体制を拡充し、無症状感染者発見の努力を続けています。 呆れたことにPCR検査抑制論者は未だに「偽陰性者が感染を広げる恐れがある」という主張を続けています。, 「経済を回すために無症状への検査拡大」専門家はどう見るか? 川崎市健康安全研究所所長 岡部信彦 PCR検査の陰性は「今、陰性である」結果に過ぎません。たぶん、一般の人の受け止め方は、「陰性だから、今日働ける」というだけではなくて、「これで1週間の休み中にどこか遊びにいける」「飲み会にも出ていいんだ」というものだと思うのです。今日の陰性は明日の陰性を保証しないということが理解されていない。それが伝わらないまま、偽りの安心を与えてしまえば、その人が無自覚に行動して感染を拡大してしまう可能性も生まれます。, 必要なのは、全ての無症状者への徹底的なPCR検査ではない。尾身会長「100%の安心は残念ながら、ない」分科会会長 尾身茂 「偽陰性になると、本人は良かったと思って出歩く可能性がある。そうすると、感染を広げるリスクとなります」, 無症状の市民に幅広くPCR検査をやるのがマズいわけ 大東文化大学スポーツ・健康科学部健康科学科教授 中島一敏 「『検査が陰性だったから今日は飲みに行こうか』ということになると、偽陰性の場合は、その行動によって他の人に感染させてしまうことにも繋がりかねません。.
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インフルエンザの場合、症状や診察所見からインフルエンザが疑われれば、迅速キットが陰性でもインフルエンザとして治療をします。 今回の肺炎コロナウイルスは 「新型」 ですから 、 PCR 検査法の感度は 70 %、あるいは 50 %とも、 30 %とも いわれます。 インフルエンザ抗原検査の偽陰性数.
インフルエンザ抗原検査による偽陰性数は毎年600万件程度出ていると推測されます。 コロナウイルスpcr検査抑制論者はインフルエンザ抗原検査の偽陰性についてはほとんど何も言いません。 5 0 obj x��\ wǕ>hC �d�c��k骮"8 �g2�l�dbA. 10~40% だと言われています。 10人のうち1~4人がインフルエンザでも「陰性」と判断されてしまう のです。 医師は常に、インフルエンザ検査の不正確性を考慮に入れて診察を行っています。 %����
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インフルエンザが蔓延する時期に、インフルエンザに似た症状が出たら、インフルエンザにかかっちゃったと思いますよね。でも病院へ行って検査をしたら、まさかの「陰性」判定。インフルエンザ検査で陰性だったときの、再検査の必要性と治療についてまとめました。 スポンサーリンク <>stream 鼻腔拭いと、陰性ですと言われたら; 偽陰性; インフルエンザ陰性患者の8割は陽性!? インフルエンザに注意. 13 0 obj <>
1 0 obj PCR「唾液検査」も精度... 日本ではインフルエンザの診断には抗原検査キットが広く用いられています。インフルエンザPCR検査の実施条件は重症患者のみ(※)となってい... コロナウイルスPCR検査抑制論者はコロナウイルスPCR検査よりも感度、特異度が劣る抗原検査や効果が確かではないコロナワクチンの批判はほ... https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/, https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4095888.html, https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-okabe-8-1, https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/senmonka-bunkakai-2-2?origin=shp, https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/pcrtest-nakashima. endobj %PDF-1.7 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); インフルエンザ診断 | 陣内耳鼻咽喉科クリニック - 笹塚耳鼻科 | 医療法人社団広士会, コロナ禍中の4連休、草津温泉、湯畑より・・愛郷ぐんまプロジェクト「泊まって!応援キャンペーン」が凄い!, アメックスを使ってる人、1ポイント=1円、支払い充当の期限が7月20日に迫ってるよ!, 【ドラレコ】雨の首都高1号上野線での悲劇 怒りをコントロールできない人間の哀れな末路を完全に記録した, ブルーインパルスが家の真上を飛んだ!航空自衛隊による医療従事者への感謝飛行が感動的すぎる, 紫陽花の季節、園芸店めぐりで遠征し、ご当地ラーメン堪能。千葉の田所商店、そして横浜家系町田商店。. 乃木坂白石麻衣”原寸大眉プレート”は本当に使える?全45ページ特集の見所ポイント。.
ところで、インフルエンザが流行りはじめています。 僕が参加するライングループがいくつかあるのですがその中でも、、、 <>stream 新型コロナウイルスが蔓延しています。マスコミでは、「もっとPCR検査を頻回に!」「海外に比べ検査数が少ない!」「ウイルスに感染していないことを証明するために検査をしてほしい」などの声が上がっています。, そんな声に水を差すようですが、「偽陰性」という言葉をご存じでしょうか? 偽陰性とは、「陰性」という結果が出ても、実はウイルス感染をしているということです。, 検査によって、正しく「ウイルス保有者である」と判断できる割合を、その検査の「感度」といいます。検査が当たり前になっているインフルエンザ迅速検査でさえ感度は 60〜70%程度です。感度を考えると、陽性である場合の確定診断には有用ですが、陰性であることを証明するには信頼性が劣ります。つまり、検査で陰性であっても実は陽性である可能性があるのです。そのため、我々医師は、ウイルス検査はあくまで補助的に使用するのです。インフルエンザの場合、症状や診察所見からインフルエンザが疑われれば、迅速キットが陰性でもインフルエンザとして治療をします。, 今回の肺炎コロナウイルスは「新型」ですから、PCR検査法の感度は70%、あるいは50%とも、30%ともいわれます。そもそも、その感度自体も不明なのです。つまり陰性であってもコロナウイルス感染が否定されわけではないのです。「検査で偽陰性がありうるということ」を理解すれば、やみくもにコロナウイルスの検査をすることの無意味さ、濃厚接触者が陰性だからといって自由に出歩けない理由、診断には何よりも丁寧な病歴聴取が必要であることがご理解いただけるのではないでしょうか?, 医学博士。岐阜県土岐市を中心に9ヶ所のクリニック、介護施設、リハビリ施設を運営する医療法人ブレイングループ理事長。毎月1,000人以上の認知症患者を診療する日本有数の認知症専門医。開業以来5万件以上の訪問診療、500件以上の在宅看取りを実践している。, 検査によって、正しく「ウイルス保有者である」と判断できる割合を、その検査の「感度」といいます。.
北大病院の調査で唾液検体を用いたコロナウイルスPCR検査の感度が90%であるということがわかりました。 © 2020 All rights reserved.