未来に起こったある出来事から、彼らはのちにこの時間に戻ることになります。 監督は、「ダークナイト三部作」「インセプション」「インターステラー」など数々の名作を生み出してきたクリストファー・ノーラン。, 事前情報では、「時間の逆行」「第三次世界大戦を阻止する」というプロット以外謎のベールに包まれていた本作品。, 常に斬新な映像を作り続けてきた彼の最新作は、果たしてどのような映画体験をもたらしてくるのでしょうか?, 前半ではネタバレあらすじを紹介、後半ではTENETの見どころを深堀りしていきたいと思います。, 演奏会が始まろうというその時、謎の武装集団によって劇場は占拠され駆けつけた特殊部隊が突入を始めます。, 今作の主人公でありCIAエージェントである名もなき男は、仲間と特殊部隊に扮して劇場に潜入します。目的は、潜入しているスパイの救出と彼の持つ「プルトニウム241」の回収。作戦途中に、特殊部隊の男が劇場に爆弾を仕掛けていたため、名もなき男は劇場の観客を救うべく爆弾を回収しようとします。, 撃たれようとするその時、謎のガスマスクの男が彼を救ってくれる。彼の正体が分からないまま、名もなき男は爆弾を観客のいない二階席に投げ入れ劇場を去ります。, 実は、毒薬は偽物であり、名もなき男は試されていたのだった。彼は、今回のテストに合格であると知らされ、「TENET」という組織のメンバーとなります。, 導かれるままに、研究所に向かった彼はそこで女性研究者バーバラと出会います。彼女に渡された銃を試し撃ちすると、何と壁から銃弾が銃身に戻ってきました。未来から送られてきたその銃弾の名前は、「逆行弾」と呼ばれています。, 我々の住む順行の世界は、エントロピーは増加し続けていると考えられています。この逆行するテクノロジーは、エントロピーを減少させることで時間を遡ります。, 名もなき男は逆行弾の薬莢の金属成分からインド製の弾だとわかり、インドのムンバイに赴きます。仲間のニールと合流して、武器商人であるサンジェイ・シンに逆行弾の出所を聞きます。夫をサンジェイ・シンとして武器商売をしているプリヤは、未来のテクノロジー武器を扱うロシアの武器商人セイターの存在を教えます。, 名もなき男はセイターに近づくために、彼の妻キャットを利用することにします。絵画の鑑定士をしている彼女は、鑑定した贋作をセイターに落札されており、このことで揺すり協力を仰ぎます。しかし、彼女は息子の親権を奪われ、贋作を鑑定したことを基に、セイターに脅されている状態であることを知ります。, 彼女に協力してもらう条件として、名もなき男はその絵が保管されているオスロ空港への潜入し回収することになります。, ジェット機を建物に衝突させた騒動に乗じて潜入します。そこで、ガラスで二つの空間に区切られて回転扉が奥にある謎の部屋に入ります。すると、回転扉から謎のガスマスクの男が2人現れます。, 1人は時間が逆行した状態で名もなき男に襲いかかり、もう1人は逃げるためニールが追いかけます。ニールは男を始末し、名もなき男は逆行したガスマスクの人物を取り逃してしまいます。, 絵の強奪は失敗するが、キャットに紹介してもらう形でセイターに近づいた名もなき男は、プリヤから事前に聞いていた核兵器の原料である「プルトニウム241」の存在をちらつかせることで見事交渉の機会を与えられます。, 翌日、大型ヨットのセーリングに招かれた名もなき男はセイターが欲しがる「プルトニウム」の交渉を始めます。その時、絵画が空港から移動されていて逃げられないと悟ったキャットはセイターを海に突き落とします。, セイターから「プルトニウム241」の回収を任された名もなき男は、キャットの命を奪わないことも条件に、警察によってタリンへ移送される「プルトニウム241」の強奪作戦を実行します。, 移送車を複数の車両で囲み強奪に成功したかに見えたが、そこに一台の逆行する車が現れます。, キャットを人質にとられていたため、名もなき男は「プルトニウム241」をセイターの車に投げ渡します。, 走行する車に置き去りにされたキャットを救出するが、そこに再びセイターが現れて、名もなき男とキャットは捉えられます。, 彼らは、オスロ空港にもあったガラスで区切られた部屋(逆行装置)に連れていかれます。, 名もなき男は赤い部屋に連れて行かれ、隣の青い部屋では時間が逆行しており、セイターがキャットを人質に「プルトニウム241」の入っていた箱の中身をどこに隠したのか聞かれます。, 赤い部屋にもセイターが現れるが、そこにニール率いる部隊が突入してきてセイターたちは回転ドアを通して青い部屋に移動します。, 名もなき男は「プルトニウム241」を回収しようと、セイターたちに捕われた場所に戻ります。, 順行の世界の時に、名もなき男の車とセイターの車に挟まれていた車は、逆行する世界の未来の名もなき男でした。, しかし、セイターはそれを見破り「プルトニウム241」は奪われて車を燃やされてしまいます。, ニールたちにより、救出された名もなき男はニールとオスロ空港の回転ドアに向かいます。それは、ちょうど過去の自分たちがジェット機が空港に衝突している時でした。, ニールはガスマスクの男は始末したと言っていたが、実はそれが未来の「名もなき男」であると知ったため逃していたことを知ります。, キャットの傷は癒えた後、プリヤに名もなき男は未来から来た者として未来での作戦変更を申し出ます。, そこで、プリヤは「プルトニウム241」は核兵器の原料ではなく、未来の技術である「アルゴリズム」の一つであることを教えます。, 「アルゴリズム」は9つのパーツからできており、世界を逆行させることで順行の世界を消滅させるものだと知ります。, セイターは未来の人間からこれを完遂させることを任され、「プルトニウム241」で9つ全てを揃えていました。, 名もなき男はセイターに敢えて「プルトニウム241」を奪われる駒であったと告げられます。, 「アルゴリズム」は、キャット曰くセイターにとって「人生最高の日」である14日にスタルスク12にて起動されることがわかっています。また、セイターは末期の膵臓癌であり、彼の自殺がアルゴリズムの起動のスイッチであることから「挟撃作戦」が練られました。, この「挟撃作戦」では、14日に戻りスタルスク12で起動されるアルゴリズムの回収を順行チーム」と「逆行チーム」に分かれて遂行することになっています。, 順行チームでは逆行チームの退路の確保と名もなき男とアイブズが敵陣を突破してアルゴリズムを回収、ニールのいる逆行チームは10分後の世界から逆行して順行チームへの情報提供とバックアップを行います。, そして、作戦が完遂するまでにセイターの自殺を防ぐため、その日過ごしていたベトナムのヨットにキャットを向かわせてセイターのそばについてもらいます。, 挟撃作戦は順調かに思われたが、TENETの動きを予測していたセイターは部下を送り、「アルゴリズム」の設置場所の鉄格子に鍵をしてありました。そして、そこにオレンジのストラップがついているガスマスクの男が倒れていました。, セイターの部下が名もなき男を撃とうとしたその時、突然ガスマスクの男が蘇生=逆行して名もなき男を銃弾から守り扉の鍵を開けます。, 早まってキャットがセイターを撃ってしまったことも相まって、「アルゴリズム」の回収を急ぎます。, 出口は、セイターの部下により防がれていたが、逆行世界にいた機転を効かせたニールが順行世界にきていた事により救出されます。, 「アルゴリズム」は分解されて、名もなき男・アイヴス・ニールにより世界のどこかに隠すことを決めます。, そこでニールのバックパックにオレンジのストラップがついているのに気づく。つまり、名もなき男の代わりに銃弾を受けて死んでいたのは未来のニールでした。, ニールは未来の名もなき男に雇われていたこと、TENETという組織自体が名もなき男によって組織されたことを現在の彼に伝えて別れの言葉を送ります。, 全てを理解した名もなき男は、プリヤにより口封じされそうになったキャットを救い物語は幕を閉じます。, ウクライナのキエフ国立オペラ劇場から始まり、インドのムンバイやノルウェーのオスロ、イタリアのアマルフィなど世界を移動していく様は大作スパイ映画の醍醐味と言えます。作戦会議を人が行き交う街中で行うのでちょっとした観光映像にもなっています。, アクションシーンも豪華で、特に本物の飛行機を買って本当に建物突っ込ませるオスロ空港のシーンは豪華過ぎて笑ってしまいました。, 本映画では、「映像」のシンプルでかつ本質である「時間操作」を映画のテーマに据えています。, というのも、順行の世界と逆行の世界が同時に存在する、つまり映像では順行の世界に「逆再生しているもの」が紛れ込むというところに面白みがありました。, 普通の格闘シーンのようで、ガスマスクの男は逆行、つまり逆再生している動きなので歪な動きや通常の物理法則ではない動きをしているんですよね。, これが逆行世界側から見たら、順行していたはずの過去の自分が変な動きに見える、という一度のシーンで違う見方ができるのです。, 逆行を使ったストーリーのトリックも面白く、同時にこれが難解さを生み出している原因にもなっています。, 本映画の主人公は「名もなき男」、英語の役名は「主人公」を意味する「Protagonist」。, キャット親子を救いたい、という人間味も垣間見せながらも、任務のためには利用するのです。, ストーリー中盤で彼は「主人公」だと思っていた自分が、大きな時間の流れの中での駒に過ぎないことを悟ります。, ラストでこの物語が未来の自分により作り上げられた壮大な『自分=主人公』の物語であったことを知ります。, 「主人公」から真の『主人公』になった彼は、自分の意志で組織の命令により殺されるはずだったキャットを救います。, 世界に振り回される「主人公」が最後に『主人公』として世界に反逆する、というプロットで本映画を見ると、難解と言われているストーリーそのものが実はこのオチに繋がっているとも言えます。, 順行の世界を赤・逆行の世界を青で描く、また逆行の世界では通常の呼吸ができないため、全員特殊なマスクをしている、など混乱しないような工夫はしています。.

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