古のノウハウ「兵法書」

新・サラリーマン処世術

熱心な方:「本を沢山読んで勉強してます。」

・・・そう言っていても、実は本をただ読んでいるだけ。その本に書かれている本質を、理解できていない場合が多々ある。分かった気になっているだけで、分かっていない。だから、実際のビジネスや投資には、活用することができていない。

この場合の問題は、その作者が何を伝えたくて、どんな気持ちでその内容を書いているのか、そこの部分まで到達できていないからだ。たとえば、古の時代に書き記されたとされる、あの超有名な「大ヒットノウハウ本」でさえも・・・。

▼古の名書を例として挙げてみても・・・

今から約2500年前、古の時代に書き記された「ノウハウ本」に、「兵法書」と言われるものがある。ある意味、世界中でスーパー大ヒットした「情報商品」。日本だけでなく、世界各国でこの読解本のようなものまで、沢山出回っている。けれども、これを読んだ方々の多くは、筆者の心を理解していないと、僕は感じてしまう。

「兵法書が好きです。」そう言っている人に限って、本質を理解できていなかったりするのだ。

まあ、これは現代の「情報商品」の世界でも同じ。せっかく良いノウハウが書かれた、「情報商品」であったとしても、それを手にした大多数の人たちは、表面的な部分を見て分かったような気になっているだけ。裏に隠された、全く本質を理解しておらず、全く活用できていなかったりする・・・といった感じなのだが。。

たとえば、「「兵法書」を愛読している。」といった人たちに限って、その「兵法書」を持って、戦いに活かそうとしたりする。戦い・・・と言っても、戦争に限らず、ビジネスや、人間関係の中での戦いにおいて、勝ち続けるために活かそうとしたりするのだ。

「兵法書」を手にし、勇猛果敢に戦いに挑み続けてしまう。僕的には、その時点で、裏に隠された執筆した作者の考え、意図、本の内容の、本質を捉えていないと、思ってしまう。

なぜなら、もともと作者が「兵法書」を書き記した意図、本質を一言で言うと、「勝ちたいのなら戦うな」このたった一言だったのだから・・・。「兵法書」。実はこの一言から派生させる形で、全てのノウハウが成り立っている。

今で言うと、「ビジネスで稼ぐ究極の方法」・・・としながら、内容を見てみたら、「ビジネスで稼ぎたいのなら、稼ごうとするな!」と、「虚」をついてくるような感じである。「兵法書」。

成功を自らの力で掴みとりたいと、懇願する人たち・・・血気盛んな人たちがこれを手にして読んだところで、「ほほーう。これは!」・・・一つ一つの小手先テクニック部分に関心。

つい、本質を理解したような気になってしまい、小手先・・・枝葉の部分の具体的なノウハウばかりを、真似しようとする。作者が言わんとする本質・・・幹の部分を理解できぬまま、だから、多くの人たちは、たまたまその時の状況に合ったもの・・・ノウハウの数パーセント程度の部分をフォローできただけ。

本質を理解できていないから、そのノウハウの本当の力を、最大限に活用することができない。当然、応用も難しい。そして、昔で言うと、何度か戦争に連勝出来ても、結局最後には負けて戦死・病死か囚われる。今で言うと、何度かビジネスで成功出来ても、結局は倒産したり借金地獄。

共に悲惨な末路を遂げてしまうことになる。「兵法書」を知りながら、「兵法書」に書かれている「ノウハウ」の本質を理解できていない典型的なパターンである。

▼どちらが「兵法書」を理解しているのか?

たとえば、ここに2人のネットビジネスで生計を立てている人がいたとする。

「ビッグネーム君」と「無名君」。共に、昔からの「兵法書」の愛読者で、「兵法書」を元にネットビジネスを展開していて、現時点で、それぞれ結果を出すことに成功している。

    □「ビッグネーム君」プロフィール

     ・東京にオフィスを構え、従業員を沢山雇っている。
     ・ネットビジネス界における知名度は圧倒的に高い。
     ・10億円レベルの売上があり、それを堂々と公開している。
     ・販売した商品は大ヒットを連発している。
     ・既に王道的な稼ぎ方を確立しそれに則って稼ぎ続けている。
     ・ライフスタイル的にも周りから見て派手な部分が多い。

    □「無名君」

     ・海外に居住し、自宅兼オフィス。
     ・ネットビジネス界における知名度は低い。
     ・販売した商品は売れているのかどうかも不明。
     ・一体どうやって稼いでいるのか?核の部分はあまり知られていない。
     ・一体どれくらい稼いでいるのか知られていない。
     ・ライフスタイルも不明。

この2人のどちらが、「凄い」のか?まず、あなたなら、素直な反応として、どちらが「凄い」と感じるだろうか?実際、表面的な部分しか見えない人たちにとっては、100人いたら100人とも、「当然、「ビッグネーム君」が凄い!」と答えてしまう。

「インターネットビジネスで成功した社長」として、周りから祭り奉られるのも「ビッグネーム君」の方だ。「ビッグネーム君」。一見、いかにも「兵法書」を理解し、「兵法書」に書かれているノウハウを駆使することで、連戦連勝の覇者のようなイメージを取ることができる。

けれども、極々一部の「兵法書」の本質を、本当に理解できている人だけは、瞬時に、「ビッグネーム君」をいつでもドン底に落ちる可能性のある、非常に脆い状態と感じ、逆に「無名君」を「最強」に近い状態・・・「兵法書」の本質を理解していると感じる。

たとえば、「兵法書」作者のペンネーム「孫子」さんに、現代に蘇ってもらい、この2人の状況を解説してもらうと・・・

□「ビッグネーム君」プロフィール

 ・東京にオフィスを構え、従業員を沢山雇っている。
孫:
「ちゃんと俺のノウハウ本読んでくれた?お前、全然自分の強みを生かしきれてねーじゃん。そもそも、ネットビジネスやってんのに、何であえて日本の東京でオフィス構えてやってるの?日本で法人持ってることは、今の情勢を見ると立地条件的に最悪。その厳しい条件下で、国税や税務署という巨大国家勢力と戦争し続けなければならない意味分かってんの?戦いが続いている状態は、兵力や財力の低下だけじゃなくて、病気になったり戦死したりするからやめとけって。ったく、戦い続けるポジションにテメーの身を置くなって昔から俺は言ってるのに。。。」

 ・ネットビジネス界における知名度は高い。

孫:
「知名度が必要以上に高けーと、周りの敵やライバルを刺激し続けることになるから、気ー付けろよ。根掘り葉掘り周りに調査されるからね。敵やライバルに攻めこまれないように、そこそこの凄みは必要だけど、それが行き過ぎると敵やライバルが増えてく一方だからさ。戦い続けたらいつかは絶対に負けるからそれ避ける策打っとかないと!」
   

 ・10億円レベルの売上があり、それを堂々と公開している。

孫:
「あーあー。せっかく最高の領土押さえんの成功してんのに、てめーの領土が最高って、ワザワザ周りに自慢すんじゃねーよ。お前の領土を敵やライバルが奪おうとしてくるやつが、後からドンドンやって来るだろ!」
   

 ・販売した商品は大ヒットを連発している。

孫:
「大ヒットが出たら内部的に少し喜んでもいーけど、大ヒットしたことを周りにあんまり知られんなよ。「大ヒットメーカー」として周りに一度祭り奉られちゃうと、どーせお前は、ずっと大ヒットし続けなきゃなんない、そんな精神状態に追い込まれるから。大ヒットを望み続けると、そもそも根本的に俺の「兵法」は本質的に使えんのよ。」
   

 ・既に王道的な稼ぎ方を確立しそれに則って稼ぎ続けている。

孫:
「王道的必勝法作れって、俺、ノウハウで書いたっけ?古今東西、形づくられるもん・・王道的必勝法は必ず周りに破られたり、そこを利用されるから、王道は持つなって。正と奇の繰り返しやコンビネーションでできる「無形」にしとけ!」
   

 ・ライフスタイル的にも派手な部分が多い。

孫:
「戦利品を元に、豪勢にやるのはいいけど、それをあんまり周りに派手に公開すんなよ。周りの妬みや誹謗中傷でも、お前、いつか精神的にやられるから。」

【孫子総評】

俺は昔から言ってるが、派手な戦いに明け暮れ続けるやつは、必ず新たな勢力にやられるか、内から崩れる。戦死か病死。もしくは虐められながら、悲惨な末路を遂げるから気ーつけろよ!伝記なんか有名になってるやつほど、意外と悲惨な末路を辿ってるからな。俺の言ーこときかねーから。。

 

□「無名君」

 ・海外に居住し、自宅兼オフィス。

孫:
「お前、いーねー。自分の強みを持ちながら、誰とも戦わない場所にアジトを築きそこに居座る、このポジション取り。最高!」

 ・ネットビジネス界における知名度は低い。

孫:
「敵やライバルが少ねーことはいいことだよ。まあ、凄みだけは多少醸しだしておいたほうがいーから。」

 ・販売した商品は売れているのかどうかも不明。

孫:「グ〜D!お前、俺の「兵法書」よく分かってるじゃん!」

 ・一体どうやって稼いでいるのか?核の部分はあまり知られていない。

孫:
「アメージングっ!他人に戦い方のコアの部分を知られないその手法!今度俺の生サイン色紙、俺の弟子に持ってかせるよ!」

 ・一体どれくらい稼いでいるのか知られていない。

孫:
「それっそれっ!お前の領土が豊かなのに、貧しいフリをする。もしくは、ダミーでどうでもいーもの見せて、本当に豊かな部分を隠しとく。こーすると、周りが攻めてこないからな。そのままドンドンひっそり豊かになってくれ!」

 ・ライフスタイルも不明。

孫:
「パーフェクト!お前みたいに、裏で散々楽しんでるやつ大好き!今度、例の秘密の宴に俺も呼んでくれよ!」

【孫子総評】

「この戦乱期、お前みてーのが一番強えーのよ。俺の「兵法書」理解しまくってるやつがいて、俺も非常ーにうれしいよ!戦う時は、「自分にとっての」最高のポジションを奪うためだけに、必ず勝てる時だけにしかけ、かつ最小規模の行動・最短の時間で戦いを早期に終わらせられる。後は、そのまま誰とも戦わなくてすむポジションをキープ。      で、結果だけを得られ続けるのが俺の「兵法書」でいう最高の状態。よーやく俺が免許皆伝あげられるやつが出てきたか。」

・・・といった感じだ。

一見、「兵法書」をフルに活用して、「連戦連勝の覇者」に見える「ビッグネーム君」は、孫子から説教。ボコボコにされる。一見、何やってるのかよくわからない「無名君」は、孫子にべた褒め。たとえば、「兵法書」の本質を理解出来てると、自分の中に古の作者「孫子」を降臨させて、こういう想定まで可能となる。

人間の本質。

これは古の時代から現代に到るまで、全く変わっていない。ライフスタイルをより快適にするための、戦い・ビジネスの目的をより効率的に遂行・達成するための、ツールが進化しているだけ。ココの部分を理解できれば、本に書かれていることを、たったの一読で本質まで読み取り、そのまま自分の糧とすることが可能となる。

それが、たとえ数百年前、数千年前の古の偉人とされる人が書いているものであったとしても、また、現代の「凄い人」とされる人が書いたものであったとしても、「偉人」や「凄い人」という、余計なフィルターのようなものを取り除き、所詮は自分と同じ、ごくごく普通の同じ人間が書いたものとして、

作者と自分をとシンクロして、その本を読めるようになると、本を書いた作者の意図・・・本質の部分を、たったの一読でも、理解できるようになるのだ。

日々の、「倶楽部メンバー」とのやり取りの中で、かなり前から、市販の本や情報商材を購入して、勉強自体は沢山してるのに、全く結果が出せない・・・と嘆く方々があまりにも多い。

ひょっとすると、あなたも彼らと同じような問題で、困っているのかも知れないと思い、今日は、いつもとは少し違うトピック。「書を読み自分に活かす手法」を公開させて頂いた。倶楽部メンバー共通目標の、「生涯収入5億円」達成に向けて、是非とも活用頂きたい。

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