セミナーでの人脈獲得方法

新・サラリーマン処世術

「は、初めまして。私は初心者ですが、よろしくお願いします。」

これは、セミナー会場内での挨拶&名刺交換時に、言ってはならない「ワースト1」の挨拶ワードである。もしもあなたが「初心者」を語り挨拶、名刺を渡してしまった瞬間。相手にとって、あなたのその名刺は「ゴミ箱行き直行」が確定する。

なぜならば・・・。

▼もう一つのミッションの存在

セミナー等に参加する時には、もう一つ重要なミッションが存在するのを、決して忘れてはならない。セミナー講師が語る、ビジネスや投資の手法を学ぶだけではない。「生涯収入5億円倶楽部」のあなたにとって、出席するセミナーには、とある重大なミッションが課せられている。

もう一つ。「生涯収入5億円倶楽部」限定の、裏ミッションのようなものだ。それは・・・「人脈構築」である。

これまであなたは、ビジネスや投資などのセミナーに臨むにあたり、どのような戦略を立てていただろうか?あなたの「人脈構築」を図るための戦略を。

セミナー開始前。休憩時間中。セミナー終了後。限られた時間の中で、あなたの「人脈構築」を図るのだが・・・恐らくは、この難易度は高い。数百名もの参加者が集う各セミナー。一見、これだけ多くの人たちが集う場なら、沢山の「人脈構築」が容易に可能と考えがち。けれども、むしろ真逆。実際は、この状況下で、多くの「人脈構築」するのは至難の業なのである。

なぜならば、この状況下においては、相手にとってのあなたは、あなたが普段感じているあなたでは無く、単なる数百分の1の存在でしかないのだから。よって、「人脈構築」における戦略を立てる上では、この事実を、予め前提条件として考えておかなければならない。

▼セミナー講師との「人脈構築」?

たとえば、セミナー講師に挨拶をして、名刺交換をすると「人脈構築」ができる?セミナー講師があなたの「人脈」になってくれる?もしくは、セミナー講師があなたのために、「人脈」を紹介してくれる?

その答えは残念ながらノーだ。確かにセミナー講師も、自分のお話を聴きに来てくれた参加者たちが、挨拶&名刺交換しに来てくれることは嬉しいことだろう。けれども、その会場内において、セミナー講師への挨拶&名刺交換は、セミナー講師との人脈を構築ことにはならない。

なぜならば・・・その会場内においては、セミナー講師1 対 数百という図式ができてしまっているのだから。人間は大抵、一度に10名以上の人を記憶できない。記憶力の良し悪し、多少個人差があったとしても、それはプラス・マイナス数名程度の違いでしか無い。十数名を一度に記憶することは無理。セミナー講師がいくら凄いお方でも、そこの物理的な身体機能は恐らく同じ。セミナー会場で挨拶&名刺交換してただけでは、「人脈」どころか、記憶に残すこと自体、物理的に不可能。

既にセミナー講師に、何度もお会いして、直接お話を交わしていたり、
「今日の案件20軒、キャッシュ(現金)で購入します!よろしくお願いします!」
「あなたの会社にすぐに10億円出資させて下さい。」
と、あなたが衝撃的なことを軽く言えるレベルの資産家だったり、・・・その場合は例外かもしれないが。

もしも、そうでないのだとしたら、数百名も参加しているセミナー当日に、「セミナー講師に自分のことを覚えてもらおう」と思えてしまう事自体が・・・。世の中は自分が思っているほど、周りは自分のことを気にしてくれない。よって、セミナー会場でセミナー講師に挨拶&名刺交換をして、自分のことを知ってもらおう・・・これは根本的に、戦略として間違ってしまっている。よって、これは「人脈構築」の方法とは成り得ない。

セミナー講師たちとの「人脈構築」が、物理的に不可能ならば・・・と、次に容易に考えがちなのが・・・。

▼無差別アプローチによる「人脈構築」?

たとえば、無差別に挨拶して回り、名刺をバラまけば「人脈構築」ができる?その答えも残念ながらノー。数百名もの人間がいる会場内、確かにその熱気に飲み込まれる形で、興奮状態。「ひょっとすると、沢山の人脈が一度に構築できてしまうのでは?」・・・そう、錯覚してしまいがちになってしまうが、現実はそう甘くはない。

たとえあなたが参加者全員に挨拶回りして、名刺をバラまき続けたとしても、そうして渡した類の名刺は、相手にとってはなんの価値も無し。あなた自身が数百名もの人間の顔や名前を一度に記憶できないのと同じ、相手もあなたを記憶することはできないのだから。

よって、これも「人脈構築」の方法とは成り得ない。自分が挨拶をして、名刺交換をすれば、沢山の「人脈構築」ができるはず・・・。そう思えてしまうこと自体が・・・。世の中自分が思っているほど、自分のことを気にしてはくれない。

よって、セミナー会場で挨拶回り&名刺バラまきをして、「人脈構築」を図る。これも根本的に戦略として間違っている。

・セミナー講師との「人脈構築」は物理的に不可能。
・大量無差別アプローチによる「人脈構築」も物理的に不可能

それなら、セミナー中、一体どのような戦略を立てて臨めば良いのだろうか?一体誰に対して、挨拶&名刺交換をすればよいのだろうか?

果たしてあなたは、限られた時間内において、裏ミッション「人脈構築」を実現化することができるのだろうか?

▼たった一人の仲間

その答え。あなたが「人脈構築」を達成させるため、セミナー中に行う、挨拶回り&名刺交換は全て、

「たった一人の仲間」を獲得するためだけに行うこと。
「たった一人の仲間」・・・

今後あなたが、「大航海の旅」に乗り出す上で、共に歩むことを誓ってくれたかけがえの無い仲間。数百名の中からたった一人だけ。あなたにとっての仲間を獲得するためだけに、考え行動し続けるのだ。中途半端にセミナー講師との「人脈構築」を図ろうとするのではなく、無差別的な挨拶回り&名刺交換を乱発し、大量の「人脈構築」を一度に図ろうとするのではなく、あくまでも、まずは「たった一人の仲間」を獲得するためだけに。

「たった一人の仲間」・・・。

僕自身、何を頼りにして、この「大航海の旅」に勇気を持って果敢に挑み続けることができているのか?

その理由・・・その答えは・・・。僕にとっての「たった一人の仲間」に、細部に渡るまで相談し合うことができるから。僕の場合の「たった一人の仲間」。それは「J(ジェイ)」。基本的には普段、僕の仲間・・・パートナーである「J(ジェイ)」に相談し、2人の間の話し合いによって、結論を導き出している。

    僕:「この案件どうする?やる?」
    J(ジェイ):「私はやろうと思いますよ。」

    J(ジェイ):「孔明さんはこの案件何口やるんですか?」
    僕:「10口位。J(ジェイ)は?」

    僕:「今度一緒に現地観に行こうよ!」
    J(ジェイ):「いいですね。いつにしますか?」

日頃から、電話やメール、そしてチャットでの、密なコミュニケーション。1976年生まれの同年代・・・なおかつ、同じ目標の達成を志す、僕にとってのかけがえの無い仲間である。

セミナー出席時に、あなたに課せられた裏のミッション。それは、僕にとっての「J(ジェイ)」よろしく、あなたにとっての「たった一人の仲間」を探し出し、獲得すること。

その仲間を探し出すためだけに、意識的に挨拶&名刺交換をする。これだけの参加者がいれば、意識的に行動し続ければ、必ず見つけられるはずである。あなたと同年代の、意気投合し合える、同じレベルの投資知識・経験を持った、あなたにとっての「たった一人の仲間」が。

「たった一人の仲間」。

これはあなたにとって、後々非常に大きな力と成り得る。時には、様々なリスクを回避・防御するためのリミッターやディフェンダーとして。時には勇気を持って大きな一歩を踏み出せる原動力として。

▼捨てるは無駄なプライド、持つべきは満ち溢れる自信

あなたにとっての「たった一人の仲間」。これは、セミナー会場のどこにいて、どうやって見つけることができるのか?

正直、その部分には明確な答えは無い。

たまたま偶然に隣に座った人かもしれないし。
たまたまトイレの洗面台の鏡を通して目が合った人かもしれないし。
たまたま帰る時のエレベーターで一緒になった人かもしれないし。

そこには残念ながら、僕から提案できる明確な回答は無いのだ。けれども、「たった一人の仲間」を獲得するため。挨拶&名刺交換する時に、気を付けなければならないことなら、事前にお伝えすることができる。

それは・・・

あなた:「は、初めまして。私は初心者ですが、よろしくお願いします。」

などとは、絶対に、口にしてしまっては、ならないということだ。

想像してみてもらいたい。もしもあなたに挨拶&名刺交換して来た相手が、

相手:「私は初心者なのですが・・・」

自信なさそうなオドオドした様子で、自分に向けて名刺を差し出してきたとしたら、あなたはそんな相手を、共に「大航海」に乗り出すための、「たった一人の仲間」として選択するだろうか?背中を任せられる、「たった一人の仲間」として。ビジネスにしろ、投資にしろ、「人脈構築」において重要なこと。

それは、相手にとって、自分は一体何の価値を提供できるのか?自分の「利益」を獲得することだけを優先させるのではなく、常に相手の立場に立って考え、行動し続けなければならない。

ある意味ご安頂きたい、「生涯収入5億円倶楽部」のメンバーとして、これまで僕のお話をしっかりと聞いてくれたあなたは、既に世間一般的には「初心者」「素人」とは言えない。確かに経験の部分は人それぞれ異なるが、知識の部分ではれっきとした「玄人」なのだから。

「生涯収入5億円倶楽部」メンバーであるにも関わらず、
「初心者」を語ってしまうこと・・・。

それは、中間・期末テスト直前に、クラスメイト兼友人に対して、

「ヤバイ。どうしよう。俺、全然勉強してこなかった・・・。」

本当は多少なりとも勉強したにも関わらず、「全然勉強してこなかった・・・」などと、無意味な言い訳をするのに等しい。学生時代なら、それでも良かったかもしれないが、ビジネスや投資の世界ではそれは一切通用しない。

事実、「初心者」を語る者は、誰からも相手にされない。「初心者」を自ら語って名刺を差し出した瞬間。相手にとって、その名刺は「ゴミ箱行き直行」が決定する。

自ら「自信」の「喪失宣言」をしてしまう人と、これから一緒に大きなことを成し遂げるために、共に立ち上がり歩みたいと思う人は、この世界では皆無なのだ。

時として、多少のハッタリも重要だ。行き過ぎたハッタリは、単なる「ハリボテの城」状態になってしまうが、

「やってやる。。」

無駄なプライドをかなぐり捨て、目標を達成させるという自信に満ちあふれた様子は、この場合、大きなメリットとして働く。確かに今は、経験の比較的浅い自分ではあるが、一週間後、一ヶ月後、一年後の私は、全く別物。これからの僕を仲間として見続けて欲しい。どんなことをしてでも目標を達成して見せるから。

そんな「自信」に満ちあふれた力強い眼差しと共に、あなたに手を差し出されたら・・・相手は高い確率で、その手を握り返さざるを得なくなる。そうして構築できた人脈。その相手は、あなたにとって、あなたは、その相手にとって、「たった一人の仲間」と成り得る可能性が出てくるのである。セミナーに出席した時、是非とも、限りある時間を有効活用する形で、この裏ミッションに挑み、達成を目指して頂きたい。

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