盛り上がるべきタイミング

新・サラリーマン処世術

「お疲れ様でした!」の後にでも、独り勝手に盛り上がれる人であり続けたい。僕は今もそう思っている。

▼一番高い時に買う人たち

本業のサラリーマンの世界にしろ、ネットの副業の世界にしろ。時に人は、周りの人が盛り上がっている時だけ、盛り上がりがちになってしまう。どういうことを指しているのか?

「画期的な新商品」として、超新星の如く登場後、市場が熱く盛り上がっている時に盛り上がっている。テレビや雑誌に何度も取りあげられまくり、メディアに踊らされた大衆が、盛り上がっている時に盛り上がっている。セミナーなどに参加して、盛り上がりが絶好調な時に、行列を作ってでも必死に挨拶をしようとしている。・・・等々。

他にもパターンはいろいろ。どれにも共通しているのは、自分が「周りに乗せられる形」で、盛り上がらされているということだ。世間が価値が高いと感じている時に、価値が高いと感じさせられ。世間が興味が無くなった時に、興味が失せてしまう。そんな形で。

これが果たして良いのか悪いのか?「ただ人生を楽しむだけ」・・・という設定の下で生きている場合は、「大いにアリ」。そういう生き方は、本当に楽しいと感じられるから。

けれども、「いつかは自分も仕掛ける側の人間になり、本当の成功を掴みとりたい!」・・・そう懇願している場合は、常にその、くるくるくるくるループ続けている、結果、何一つとして自分の「実」とならない、その状態から脱出。楽しむだけではなく、「実」を取っていく側の人間になる必要がある。

なぜなら、「周りが盛り上がっている時だけ・・・」この生き方を選択した場合、それは常に、「一番高い時に買う」「価値が最高潮になった時だけ、掴まされる人生を送り続ける」ということ。「価値が最高潮」・・・イコール、それ以上、上がりようはない。

・自分が獲得できる価値は無い ・無いどころか価値は下がるだけ

結果、いつまで経っても「実」は取れない。だから、周りが盛り上がる前、もしくは、周りが興味を失せた後上方への振れ幅の可能性が一番大きいと思われる、タイミングで入り、「実」を取っていく。その癖をつけていかなければならない。そう、僕は自分自身にいつも言い聞かせているのだ。

▼セミナー講師一人に集う大多数の参加者

一緒に想像を働かせて頂きたい。たとえば・・・

視覚的に見えるという部分で、一番分かりやすいのが、リアル世界で開催されるセミナー。一人、ないし数名の「講師」目当てに、数十名、数百名という数の人間が、一つの会場に集う。

その会場内においては、参加した大部分の人間が、「講師」と知り合いになりたいと思い、名刺ケースを懐に潜ませ、「挨拶&名刺交換」するチャンスを狙っている。

この状況下。運良く、「挨拶&名刺交換」という目的を、果たすことができたとして。「講師」は果たして、自分のことを覚えてくれているだろうか?「名前」などは覚えられないにしろ、「印象」のかけら一つでも、残してくれているだろうか?

答えは「否(ノー)」。

「講師」が余程の「記憶術マニア」でない限り、通常7, 8人を超えた時点で、「印象」さえも、まともに残すことなどできない。人間としての「キャパシティ」を一瞬で超えてしまうから。。

結果、挨拶&名刺交換をされた「講師」側も、挨拶&名刺交換をしにいった「参加者」側も、お互いにとって、何も残らない。ということは、この「参加者」側の行為は全くもって「合理的」ではない。

人気絶頂「アイドルグループ」のファンが、数万名集まるコンサート会場で、見えるか見えないかの距離から、ペンライト片手に、左右揺られて「楽しんでいるだけ」の行為に等しい。「実」を残すことはできない。

▼せめて「お疲れ様でした!」の後に

ならば、どうすれば良いのか?周りが「盛り上がる前」に「盛り上がる」。当然これがベストパターンであるのだが、誰も全く盛り上がっていないのだから、発見自体が・・・「運」という要素も無ければ、実現化は困難。

だからせめて、周りが盛り上がりを喪失した時点でも、独り盛り上がり続けるようになる。セミナーで言うと、「お疲れ様でした!」の掛け声と共に、周りが解散した後から、猛烈アプローチを「講師」に対してかけ始める。(高い確率で、時間が経過すればするほど、「講師」は暇になったりする。笑)

他にも、画期的な新商品として、超新星の如く登場後、しばらくして、周りが完全に醒めた後で、盛り上がり始める。テレビや雑誌に何度も取りあげられて、周囲が盛り上がっている時・・・から、大分経ってから・・・。等、周りの人が、盛り下がっている、盛り上がっていないタイミングで、「自分にとってまだ実があるかどうか」を見て入る。

この形ならば、再現性はあるのではないだろうか?

僕はこれからもずっと、「お疲れ様でした!」の後にでも、勝手に盛り上がれる人であり続けたい。

なぜなら、五体・五感によるフィルターを通して、「実」を見ることができて、「実」を取れる人間こそが、「本当の成功を掴み取れる仕掛ける側の人間」この立場を掴みとることができる。。。。僕は個人的にそう考えているからだ。

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