ビットコイン(BTC)のチャートの未来が分かれば、投資する上で参考にできるのに・・・
多くの投資家たちがそう考えています。
他の投資市場では、なかなか目にすることが無い、急激な価格変動が仮想通貨/暗号通貨市場では繰り広げられています。
どういったチャートや数字などが参考になるのか?
1)ナスダック(NASDAQ)のチャート
2)ビットコインの未来の価格予想
3)ハッシュレートとビットコイン価格の関係
1)ナスダック(NASDAQ)のチャート
として、ナスダック(NASDAQ)が挙げられます。2018年7月12日に最高値を更新しています。
ナスダックのチャートは、マーケットの心理サイクルとも似ています。
ナスダックの2週足とビットコインの3日足を比較すると、形が似ていることが分かります。
仮に同じ動きをすると・・・2020年には、1BTC=3万米ドルをつけるということになります。
2)ビットコインの未来の価格予想
Fundstrat社の共同創業者Tom Lee氏が、2017年11月の時点で・・・ビットコインの価格について、2018年半ばまでに、1BTC=6,000米ドルになるという予想を出しています。
「ユーザー数の2乗×平均取引価格という極めて単純な数式で、過去4年間のビットコインの価格変動の94%は説明できる」
トム・リー氏は、2018年7月5日、CNBCの番組に出演し、2018年末までに、1BTC=2万米ドル以上になるという発言をしています。
Bitcoin bull Tom Lee wants Wall Street to know he didn’t cut his year-end forecast
Fundstrat社の最新のレポート「Benchmark Crypto Indices」
3)ハッシュレートとビットコイン価格の関係
ビットコイン(BTC)のクラウドマイニングの収益が、以前と比べるとかなり悪化しています。
毎日、採掘される量が大幅に少なくなっているためです。
ビットコイン(BTC)の採掘には、ハッシュレートが関係しています。
ハッシュレートは、マシンの計算力の測定単位で、hash/s(1ハッシュ/1秒)という単位になります。
10TH/sだと、1秒(second)で、10兆回(T テラ)ハッシュということになります。
仮想通貨/暗号通貨のマイニング速度に関する数字です。
マイニングする人が増える=全体のハッシュレートが上昇する
という関係にあり、マイニングする人が増えることで、ネットワークの安定につながります。
一方で、採掘できる量は、自動で調整される仕組みになっているので、マイニングをする人=ハッシュレートが上昇するが増えると、採掘難易度は上昇していくことになります。
一定期間に採掘される量はある程度決まっているので、ハッシュレート毎の採掘量が減少していくということです。
クラウドマイニングで、一定量のハッシュレートを購入していても、採掘される量が減少しているのには、こういった理由があります。
2017年10月頃から、ビットコイン価格とハッシュレートの乖離が始まり、2018年1月下旬に収束。3月から再び乖離している状態です。
2018年7月中旬では、最も乖離している状態なので、この乖離が是正されていく中で、
a)ハッシュレートが下落して、価格に近寄ってくる
b)価格が上昇して、ハッシュレートに近寄っていく
どちらかが考えられます。
a)ハッシュレートが下落ということは、マイニングする人たちが大幅に減少するということになります。
大手投資銀行や投資家が新たに参入してきていて、大口がOTCでビットコイン(BTC)を購入しているという現状からすると、a)よりもb)のほうの可能性が高いのではないか?と考えられます。
相場に絶対ということはなく、未来は誰にもわかりません。
仮想通貨/暗号通貨の技術全般が、詐欺・スキャムということはないので、(中には、詐欺であったり、開発がされないので、無価値になってしまうものもありますが・・・)価格が、ゼロになることは考えづらいです。ただ、2017年11月以前の水準まで戻ってしまう可能性は、あると言えます。