日銀レビューで暗号資産の可能性について言及プロジェクト選定基準の1つはVC

仮想通貨「億り人」研究会

日銀レビューの中で、暗号資産が言及されています。

*日銀レビュー・シリーズとは・・
最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

ビットコイン(BTC)を始めとした暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の驚異的な価格上昇により、一般投資家たちの関心が集まっていることを受け作成されたのでしょう。

アメリカの複数の企業がビットコイン(BTC)を購入・保有するなど金融市場において無視できない存在になってきています。

日銀レビューでの暗号資産への言及重要ポイント

仮に将来的に、既存の金融市場の参加者による暗号資産の投資が大きく増加した場合や、伝統的な金融商品と暗号資産の交換が技術的に容易になった場合には、暗号資産市場と既存の金融市場の結びつきが強まり、金融・決済システムや金融市場の安定の観点から暗号資産市場の重要性が高まる可能性がある。暗号資産市場や分散型金融については、イノベーションなどの可能性とリスクの両面を踏まえつつ、市場動向、技術の進展、ガバナンス改善に向けた取組みなどを、今後も注視していくことが重要である。

暗号資産への投資にはリスク許容範囲を広げる必要がある

暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)は、プロジェクトを立ち上げて資金を集める際の明確な法的基準がありません。

投資家保護の観点から、特定の国・地域に住んでいる人は参加できないといったケースがありますが、これまでに理想を語ってだがくの資金を集め、飛んでしまったプロジェクトが数多くあります。

簡単に世界中から資金を集められるので、投資家が国・地域をまたいで裁判を起こそうと思っても資金と時間がかかりすぎるため、泣き寝入りになっているのが現状です。

これまでに頓挫してしまったプロジェクトは、Dead Coinsのサイトで確認できます。20201年4月27日現在で1,641になっています。

またプロジェクトだけではなく取引所も脆弱性をつかれて資産が流出するケースもあり、株式投資家が新たに参入するにはリスク許容範囲を広げる必要があります。

全ての動向を把握するのにはムリがある

一般投資家が暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の現状を全て把握するのはほぼ不可能です。なぜならプロジェクトが多岐に渡り、知識や技術のバックグランウドがない限り、一読するだけでは全体を理解できないためです。

そのためリサーチをしている会社などからレポートを購入するなど、お金を支払ってスクリーニングされた情報を収集していく必要があります。

ベンチャーキャピタルからの資金獲得プロジェクト

一体どこから調査して行けばいいのか?

まずは無料で情報収集する上で参考になるのが、ベンチャーキャピタル等からの資金獲得しているプロジェクトです。

プロの投資家たちが精査した上で投資しているので、合格が出ているプロジェクトと言えるためです。

 

MessariCryptoの調査ではDOTがトップで14となっています。

DOTに投資してるベンチャーキャピタルは他にどこに投資してる?

ではDOTに投資しているは、どういうプロジェクトに投資しているのでしょうか?

1Confirmation
Blockchain Capital
BoostVC
CMS Holdings
Coinfund
Fabric Ventures
Fenbushi Capital
Hashkey Capital
Kinetic Capital
Pantera Capital
Placeholder Ventures
Polychain Capital
Three Arrows Capital
Top Exnetwork Capital

リスト化してみました。参照したのはCoin Market Capのサイトです。

14のVC投資先でかぶっているのはどのプロジェクトか?

ETH11
BTC9
ZRX7
KNC6
ZEC5
FIL5
CKB5
LINA4
MKR4
OXT4
BAL4
FTT4
ATOM4
SRM4
DODO4
KSM3
MANA3
NEAR3
LUNA3
FTT3
HNS3
API33
NU3
KEEP3
UNI3
AAVE3
COMP3
YFI3
HXRO3

という結果になりました。

時価総額が低いものや、2021年に入ってパブリックセールが実施されたものもあります。

単にDOTに投資しているベンチャーキャピタル14社のものなので、他の調査方法によっては結果が異なります。ROSEやICPなどがその例です。

暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の価格は、法定通貨のダブつきにより上昇している可能性が高いため、取組む際は余剰資金で飛んでしまっても構わないという心構えが必要になります。

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