2019年2月24日23時ころ、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の価格が軒並み大きく下落しました。
ビットコイン(BTC)で約10%ほど。
FXをやっている人にとって、重要なのは、期待した方向とは逆に価格が動いた時、損切することです。
ただ、ポジションを持った状態で、PCやスマートフォンをずっと監視しておくことはできません。
そのため、一定のマイナスが出た場合に、自動で損切りする設定=ロスカット設定をしておきます。
相場に絶対はないので、ポジションを持ったら、損切設定しておく必要があります。
今回の約10%ほどの下落にも、もし自分の損切ポイントが、約5%で設定しているのであれば、その分のマイナスで逃げることができます。(*取引所によっては、指値が滑ってしまって、不利な価格で約定してしまうケースがあります。)
これは、現物を保有している投資家にも同じことです。
現物を保有していると、リスク管理の面から、ウォレットで保管しているケースがあります。
この場合は、価格が下落するリスクよりも、盗難リスクのほうが高いという判断の元、ウォレット管理しているので、価格の下落に一喜一憂する必要はありません。
暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の総数ではなく、対法定通貨で資産割合を把握していて、ほとんどの場合、すぐに取引できるように、取引所で保管している場合には、あらかじめ損切ポイントの設定が必要と言えます。
たとえば、大手取引所のバイナンス(Binance)の場合。
Stop-Limitという注文方法があります。
・Stop:指定した価格水準
・Limit:注文発動価格
・Amount:注文数量
価格の特性について、上がる時はじわじわ、落ちる時は一瞬というのがあります。
(*暗号資産の場合は、上がる時一瞬ということも多いですが・・・)
下落スタート
ーーーーーーー↘5
ーーーーーーーー↘4
ーーーーーーーーー↘3
ーーーーーーーーーー↘2
ーーーーーーーーーーー↘1 −10%
下落スタート
ーーーーーーー↘5
ーーーーーーーー↘4 Stop
ーーーーーーーーー↘3 Limitー損はここまで
ーーーーーーーーーー↘2
ーーーーーーーーーーー↘1 −10%
・Stop:指定した価格水準
→ この価格まで下落したら・・・
・Limit:注文発動価格
→ この価格で注文してください。
・Amount:注文数量
→ 数量はこちら
StopとLimitを同じ価格、もしくは、とても近い数字にしていると、大きな下落の波に飲み込まれて、市場価格で処理されて、思わぬ損失になってしまうケースがあります。
StopとLimitには、少し差を設けておく必要があります。
たとえば、2019年2月24日ケースで、1BTC=4,100米ドルで購入していたとします。
100米ドルマイナスになったら、保有しておく必要がないと考えるのであれば、
・Stop:4,010
・Limit:3,990
・Amount:1
といった具合になります。
取引所を選ぶ際も、こういった機能が実装されているか?というのが、資産を守る上で重要であり、選択する際のポイントとなります。