Web3.0はブロックチェーンと暗号資産に密接に関係している

仮想通貨「億り人」研究会

ブロックチェーン技術や暗号資産と切り離せないのが、Web3.0です。

Web2.0では、インターネットの速度が速くなり利便性が高くなりましたが、テック企業により顧客の個人情報や行動データが収集・販売され、プライバシーが対価となっていました。Web3.0ではこの状況がどう変化していくのか?

WEB3.0について、マイク・ノボグラッツ氏の発言とEssentia 1がブログで記載している内容を見ていきます。

Mike Novogratz: Web 3.0 Will Change the World, Not Bitcoin

マイク・ノボグラッツ(Michael Novogratz)は、デジタル資産とブロックチェーンテクノロジーに焦点を当てたニューヨークを拠点とするマルチ戦略投資会社であるGalaxy Investment PartnersのCEOです。

マイク・ノボグラッツ(Michael Novogratz)は、2019年5月11日に開催されたConsenSys’ Ethereal Summitにて

ビットコインは、価値の保存もしくはデジタルゴールドとして機能するため、世界を変えることはない。代わりに世界を変える可能性があるのはWeb3.0である。

Web 3.0は、情報を処理するための分散型プラットフォームであるため、ネットワークの機能とデータの処理方法に革命をもたらすことを想定している。データを処理から分離する。

と述べています。

Why the Web 3.0 Matters and you should know about it

Web1.0:
→静的なWebサイトにダイアルアップ回線で接続し音楽のダウンロードに1日かかった

Web2.0:
→インターネットの速度が速くなりインタラクティブコンテンツへの道が開かれ「ソーシャルメディア」の時代になった
有名テック企業が、公共インフラストラクチャ用のプライベートネットワークを作成し、データ大量備蓄を開始。人々はサービスを利用するために個人情報(身元・検索履歴・ショッピング履歴など)を犠牲にしました。

Web3.0の特徴としては、

・制御の中心点がない
 ブロックチェーンによってルールが破られずデータが完全に暗号化されるプラットフォームが提供されるため、テック企業はユーザデータを制御できなくなります。

・データの所有権
 エンドユーザーはデータの完全な制御を取り戻し、暗号化のセキュリティを確保できます。

・相互運用性
 アプリケーションはカスタマイズが簡単で、デバイスに依存せず、スマートフォン、テレビ、自動車、マイクロ波、スマートセンサーで実行できます。

・許可の必要ないブロックチェーン
 誰でもアドレスを作成してネットワークに参加でき、富やその他のデジタル資産は、国境を越えて、迅速かつ効率的に、世界中のどこにでも転送できます。

・中断のないサービス
 データは分散ノードに保存されて冗長性が確保され、複数のバックアップによってサーバーの障害や停止がなくなります。

Web2.0のアプリは、Web3.0で分散型アプリになります。

・ストレージ
 Google ドライブやドロップボックス→ IPFS(InterplanetaryFile System)により配布・保存される

・OS(オペレーティング・システム)
 アンドロイドやiOS → EOSに

・メッセージ
 WecahtやWhatapp → Statusに

など。Web 3.0が実用化されると、独占的なサービスプロバイダーによって抑制されることなく、健全なレベルの競争で新しいプラットフォームが出現することになります。

・暗号ベースの電話
・VPN
・分散型ストレージ
・暗号資産ウォレット

が普及しているミライはそれほど遠くはありません。

タイトルとURLをコピーしました