現物と先物の価格乖離から読み解く

仮想通貨の基礎知識

大手デリバティブ取引所のビットメックス(BitMEX)には、無期限先物と有期限先物が存在します。

2019年7月11日のタイミングでは、

・無期限(XBTUSD

・2019年9月27日締め(XBTU19

・2019年12月27日締め(XBTZ19

の3つが存在します。

無期限(XBTUSD)の価格は、BXBTインデックスにより算出されるので、他の取引所の現物価格とほぼ同じになります。
https://www.bitmex.com/app/index/.BXBT

無期限と有期限の契約の違いについては・・・

・無期限 → 手仕舞いがいつでもできる代わりに、取引手数料の他に、ファンディング手数料が8時間毎に課される可能性がある
・有期限 → 手仕舞い期限があるので、取引手数料のみ

基本的には、締切まで期間が長いとそれまでに価格の上昇が期待されるため

無期限(現物) < 有期限(短) < 有期限(長)

という関係にあります。

この関係が逆になるのは、現物の需要が急激に伸びたケースです。

どれくらい価格乖離が発生するのか?

では、無期限(現物)と有期限(先物)とでは、どれくらいの価格乖離が起こるのか?

・2019年9月27日締め(XBTU19)ーXBT
・2019年12月27日締め(XBTZ19)ーXBT

のチャートで確認してみます。

2019-07-11-17-11-11

1BTC=7,000から9,000米ドル付近では、300から400
1BTC=10,000を超えると、400から800

という乖離が発生していることが分かりました。

2019-07-11-17-13-44
2019-07-11-17-12-37

乖離の数字も、今後の値動きを予測していく上で参考になると考えています。

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