ビットコイン(BTC)の価格が一時、1BTC=8,300米ドル台を付け、2019年1月29日の底値1BTC=3,337米ドルから、3ヶ月ちょっとで、150%の上昇を見せた。
多くの暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)投資家たちは、この大きな上昇を予測できていなかった。
その理由としては・・・
・ショートポジションの踏み上げ
・5月10日満期だったビットコイン(BTC)オプションの精算
・ビットメックス(BitMEX)のFundingレート(ロング優勢)
・アメリカでのビットコイン(BTC)TVCM放映
などが挙げられる。
バイナンス(Binance)ハッキングで・・・
そんな中で、最大手取引所であるバイナンス(Binance)で、5月7日に、7,000BTCがハッキングにより流出。
出入金ができない状態となった。ハッキングといえば、日本の取引所コインチェック(Coincheck)だろう。
2018年1月26日に、約580億円分のネム(ZEM)が外部からの不正アクセスにより流出。
ビットコイン(BTC)価格は、1BTC=11,000米ドル台から5,800米ドル台まで、一気に下落した。
この時の記憶から、「今回も、下落してしまうのでは・・・」という見方もあったが
・・・バイナンス(Binance)が、即日、対応方針を明らかにしたことで、その後、価格が上昇していくこととなった。
暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の価格が、2018年2月頃から大きく下落していく中で、
株式などの投資家たちは、「ざまーみろ」「バブルなんだから、すぐにこうなるのは分かっていた!」
と言っていたが・・・
2019年5月に入ってからは、世界の株式市場は、アメリカと中国の貿易摩擦などから、大きく下落することに。
リスクヘッジとして、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)が買われたという見方もある。2018年4月14日付けのBitMEXのレポートで、
「ビットコインの価格相関性:S&P 500 に対し過去最高レベルに」/p>
だったが、それとは違う結果となっている。
暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の認識が、次のフェースに移った可能性がある。
次回のバイナンス(Binance)IEOは・・・
ハッキングで大きな被害があった最大手取引所バイナンス(Binance)。
「Coingeko」の取引所24時間取引量ランキングでは、堂々の1位で、2位よりも5倍の規模となっており、ぶっちぎりの取引量を誇っている。
暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)取引所では、取引マイニングという、自動取引で膨大な数の取引をして、手数料をもらうといった手法があり、取引量を水増ししているケースが多い。
「Coingeko」では、・一般に公開されている数字・正常化した数字が共に表示されている。
この数字から・・・バイナンス(Binance)は、ハッキングに遭って、入出金が数日に渡り停止されたものの。
多くの投資家たちは、そのまま利用していて、他の取引所に移動しておらず、盤石な体制で、トップの座に就いていることが分かる。
バイナンス(Binance)が、独自トークンとして発行しているバイナンスコイン(BNB)。
2019年5月20日に、過去最高値(ATH)を更新し、1BNB=約29.8米ドルとなった。
2019年1月上旬に、1BNB=約5.37米ドルだったので、4ヶ月で、約5倍になっている。
大きな価格上昇を取れたメンバーもいるのではないだろうか?
バイナンスコイン(BNB)に価格上昇の要因の1つに、IEO(Initial Exchange Offering)がある。
IEOは、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)取引所で、新規トークンの発行イベントを開催するというもの。
・取引所の独自トークンで参加可能
・KYCの手間がかからない(取引所のみで良い)
・プロジェクトが詐欺である可能性が低い
・取引所での取扱いがほぼ確実
・短期間でのリターンが期待できる
といった特徴があり、ICO(Initial Coin Offering)よりも、注目を集めている。これまでに、バイナンス(Binance)でのIEOは、2019年に入って4回実施されている。
第1弾:ビットトレント(BTT)2019年1月28日
第2弾:フェッチ(Fetch.AI)2019年2月25日
第3弾:セーラーネットワーク(Celer Network)2019年3月19日
第4弾:マティックネットワーク(Matic Network)2019年4月24日
規模
BTT:720万米ドル相当
FET:600万米ドル相当
CELR:400万米ドル相当
MATIC:500万米ドル相当
価格
BTT:0.00012 米ドル
FET:0.0867 米ドル
CELR:0.0067 米ドル
MATIC:0.00263 米ドル
購入上限金額
BTT:2万米ドル
FET:3,000米ドル
CELR:1,500米ドル
MATIC:300米ドル/チケットごと(最大1,500米ドル)
購入可能アルトコイン
BTT:TRX、BNB
FET:BNB
CELR:BNB
MATIC:BNB(保有期間20日間)
終了時間
BTT:約18分
FET:約22秒
CELR:約17分
MATIC:チケット制
上場
BTT:3日後(1月31日)
FET:3日後(2月28日)
CELR:7日後(3月25日)
MATIC:1日後(4月26日)
上場後最高値
BTT:約0.00128 米ドル
FET:約0.4887 米ドル
CELR:約0.04 米ドル
MATIC:約0.015 米ドル
4回共に、バイナンス(Binance)での取引開始後、大きく価格が上昇している。IEOで購入し、上場後に売れば、利益を確保できることになる。
第1弾から第3弾までは、早いもの勝ちの、申込順だったが。第4弾からは、バイナンスコイン(BNB)の保有数と保有期間が設定され、それに応じて、チケットが配布されることとなった。
・保有数:50BNBから500BNB
・保有期間:20日(毎日日本時間5時に保有数チェック)
・数量判断:全期間の記録で最も少ない数量ベース
記録・確定されたBNBの保有数を元に、チケットが配布されて、当選していた場合は、BNBで購入が可能となる。1チケットあたり300米ドル相当で、最大で5枚、1,500米ドル相当。
バイナンス(Binance)で取引ができるようになってから、すぐに売却しても、2倍以上の価格だったので、
1枚:300米ドル以上
2枚:600米ドル以上
3枚:900米ドル以上
4枚:1,200米ドル以上
5枚:1,500米ドル以上
+BNBの価格上昇分の利益を手にすることができた。
IEO後に、募集価格よりも、取引開始後の価格が下回ると、今後、プロジェクトの利用が少なくなってしまうため、ある程度介入されているのではないかと考えられる。5月28日には、第5弾となるハーモニー(Harmony/ONE)のIEOが実施される。バイナンスコイン(BNB)の保有期間などの条件は、
・保有数:50BNBから500BNB
・保有期間:7日(毎日日本時間5時に保有数チェック)
・数量判断:全期間の記録の平均数量
1チケットあたり300米ドル相当で、最大で5チケット、1,500米ドル相当の購入が可能。
第5弾は、第4弾に比べて、バイナンスコイン(BNB)の保有条件が緩和されたことで、競争率が高くなる可能性が高い。
また、第1弾から第4弾までのIEO銘柄が、価格上昇を見せていることから、バイナンス(Binance)が、第5弾のIEOに力を入れていることが読み取れる。
(*取引開始後、早期の売却が少なくなり、価格が高騰する可能性あり。)
ただ、
・保有期間:7日(毎日日本時間5時に保有数チェック)については、
・日本時間の5時に向けて、需要が増大し、その後減少する可能性あり
・保有平均なので、売り圧力が強く、上値が重くなる可能性あり
なので、参加を考えて、バイナンスコイン(BNB)の保有する場合は、価格の上下に一喜一憂しないように、あらかじめ心構えが必要となる。
追伸1
2017年末のことを思い出して見ると・・・TVCMの開始、ニュース番組での特集は、新規資金の流入の合図であり、価格が上昇することを意味する。・アメリカでビットコイン(BTC)TVCMが開始・コインチェック(Coincheck)で新規口座開設急増・日本のNHKでビットコイン(BTC)が報道など合図が出ている。
追伸2
2019年に入ってから、ほぼ5ヶ月を経過したが、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)投資で、「億り人」になっている人が出てきている。まだ報道されていないだけで、今後もこの流れが続くようであれば、大々的にメディアで特集が組まれる可能性が高い。
追伸3
ただ、日本において、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)投資で「億」を超えたとしても・・・所得税+住民税で、55%を持っていかれることになる。年度内での利益確定を考えている場合は、拠点を海外に移し、税負担を軽減させることを考えることも1つの方法となる。「生涯収入5億円倶楽部」では、すでに海外を拠点として、利益確定しているの「億り人」メンバーがいる。