LBPでDORAを購入してみた1DORA=約20米ドル

仮想通貨「億り人」研究会

DoraFactoryのトークンであるDORAYAKI(DORA)をBalancerのLBPで購入しました。

DORAYAKI(DORA)のトークンセールは、DuckSTARTERやgate.io、WeStarterなどで3月21日と22日に渡って実施され、価格は1DORA=10米ドルで、各サイトによって購入制限が設けられていました。*プライベートセールでは、1DORA=8米ドルだったようです。

WeStarterのWhitelistに参加しましたが、逃してしまったため、LBPの利用し少量購入したのです。


Balancerとは?

Balancerはプログラム可能な流動性のためのプロトコルで、自動マーケットメーカー(AMM)です。Uniswapとの違いは、トークン数・比率、手数料などに自由度をもたせている点です。

基本的に、2つ以上のトークンを含むプールへの定数積の法則を一般化しており、バランサープールは、評価が大幅に異なるトークンのプールに対応するために、各トークンに相対的な重みを割り当てます。重みは、プール全体における各トークンの割合を表します。

Liquidity Bootstrapping Poolとは?

LBP=Liquidity Bootstrapping Poolで、流動性ブートストラッププールです。

トークン配布の一部として流動性をブートストラップする方法を、チームが定義できるようにする柔軟なテンプレートです。

トークン配布での重要項目は

・大きなの先行資本なしで流動性を構築できる
・希望するリスクプロファイルと資金調達の目標に合った財務計画を作成できる
・トークンの配布と流動性の提供は、トークンの価格変更から切り離せる

LBPによって、プロジェクトは立ち上げ時に有意義な流動性を生み出せます。

LBPテンプレートを使用すると、完全にカスタマイズ可能なトークン配布メカニズムが可能になり、チームの制御と柔軟性が向上します。

LBPでどのように価格が推移しているか?

LBPを利用する上で注意しなければいけないのは値動きに特徴があることです。

時間の経過と共に購入者がいなければ、プールの重みを調整するので価格が下がります。Balancer LBP Simulatorで詳細が出ています。

Kylin Network・KYLのLBPはどうなった?

KYLについては、最終価格は1KYL=0.05米ドル設定ですが、最初の価格はフロントランニング防止のため防止のために0.95米ドルでした。

フロントランニング・・・
金融商品取引業者またはその役職員が、顧客から有価証券の売買の委託等を受けた場合、その売買を成立させる前に、自己の計算において同一銘柄の売買を成立させることを目的として、顧客の注文より有利な価格(同一価格を含む)で有価証券の売買を行うことをいい、金融商品取引法で禁止されています。

DeFiなど暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)では、トランザクションを送った後に、ガスを高く設定してトランザクションを送り横取りすることを意味します。*ガスを高く設定すると処理が優先されるケースがあるため。

LBP開始時のウェイトが95対5になっていて、19倍と計算されるためです。ちなみに終了時は50対50になります。IDOでの価格も1KYL=0.05米ドルとなっていました。

Kylin Network・KYLのLBPで価格がどのように動くのか?を検証したグラフがあります。

実際にKYLの価格がどう推移したか?が下記のサイトから確認できます。

結局初日の3月3日に高値である1KYL=3.2米ドルをつけたあとに下落していき、終了時3月5日の価格は、1KYL=1.43米ドルでした。その後の取引では、0.58米ドル台まで下落し戻している状態です。

KYLのLBPで分かったこと

・LBP価格での取引はかなり不利
・スタート時の価格が1つの目安
・初日に価格が上昇したタイミングは見送る
・LBP終了後は価格が大きく下落する

DORAYAKI(DORA)とは?

今回トークンを購入したDORAYAKI(DORA)は、オンチェーンガバナンスとオープンソースベンチャーのためのオープンなDAO-as-a-Serviceインフラストラクチャを構築するプロジェクトです。Dorahacksという組織が技術的な問題を解決し、人材を採用する方法を変えるグローバルなハッカーコミュニティがバックアップしています。

DORAYAKI(DORA)のIDO

IDOとはInitial DEX Offeringの略で、新規にトークンを公開することを意味します。DORAYAKI(DORA)は3月21日と22日に複数の取引所でIDOが実施されました。


DORAYAKI(DORA)のLBP


1DORA=25米ドル(USDC)スタートでした。IDOが1DORA=10米ドルだったので、2.5倍です。こちらもフロントランニング防止です。

LBPを利用する際は
1)Balancerにアクセスする
2)EXCHANGEを選択する
3)ウォレットを接続
4)取引ペアを選択
5)レートを確認

6)SWAPを実行する
といった手順になります。

DORAYAKI(DORA)の価格はどうなった?

LBPがスタートしてすぐに1DORA=52米ドル台を記録、その後は徐々に下がって行き最終では1DORA=20.63米ドルとなりました。

LBP終了後のDORAYAKI(DORA)の価格はどうなった?

24日のLBP終了後には大きく下げて、1DORA=15米ドル台を記録しました。

CEXでの取扱があるなら、LBPが終了するタイミングまで様子を見て、大きく価格が下落したタイミングで購入するというのが有効は手段の1つということが分かりました。

ただCEXでの取扱開始のアナウンスは直前のケースが多いため、口座がない取引所だと開設手続き→ETHやUSDCなどを送付→取引と手間がかかり、タイミングを逃してしまう可能性があります。

LBPを利用するメリットは、Metamask等のウォレットから直接SWAPして確実にトークンを入手できるところです。割高でも将来有望だと考えているのであれば利用価値があります。


DORAYAKI(DORA)は、HECOでも流動性を提供しており、最初の交換レートは1DORA=18HUSDとなっています。


まとめ

LBPを利用するメリットは、
ウォレットから簡単接続で、確実にトークンを入手できる

LBPを利用するデメリットは、
価格が高くなりやすい
入手時期を間違えると割高になる
ガス代が高騰しているタイミングだとさらに割高になる
LBP終了後にCEXで取引がある場合は価格が下落傾向にある

といったところでしょうか。

LBPを利用するプロジェクト・トークンが次々とあり、今後はTidalやIlluviumnなどに注目しています。

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