前回まで紹介をしていた国際キャッシュカードとトラベルプリペイドカード。
自分の日本の銀行の口座もしくはサービス提供会社指定の口座に日本円を入れておいて、海外での決済手段として、また現地ATMで現地通貨を引き出す手段として利用することができるサービスでした。
クレジットカードを持ってるならそのまま使ったらいいじゃない!
紙幣が必要になる場合に、現地の端末からキッシング機能を利用して、引き出しを行う。
たしかにそうですね。
ただキャッシング機能を使用する際には、金利と手続きについてあらかじめ確認をしておくことをおすすめします。
まずは金利について。
クレジットカードの締め日までそのまま放置をしていると引き出しをした日から締め日まで金利がかかることになります。
金利が、1年18%だとすると1日あたり0.049%
10万円をキャッシングしていると1日あたり49円。
月初、1日にキャッシングをして、
締め日が15日で、支払い日が翌月10日たった場合は、
1日から翌月10日まで、約40日分の金利がかかります。
40日なので1.96%、10万円の場合は1,960円ですね。
もちろん締め日までに繰り上げ返済の手続きを行うとその金利も半額以下に抑えることができます。
次に手続きについて。
繰り上げて返済を希望する場合には、締め日以前にカード会社に連絡、もしくはATMなどでの手続きが必要になります。
カード会社によってそれぞれ対応が異なるようで、フリーダイヤルがなかったり、振込み手数料がかかったりと海外でキャッシングするのが一番安いはずが、時間と手間、さらに手数料がかかるなんてことも。また自動的にリボ払いでの対応になるカードもあるので、請求についての処理についても確認しておかないといけないです。
今まで全ての手数料を見ていくと
・クレジットカードで決済
手数料相当額2%程度
・クレジットカードのキャッシングで現地通貨を引き出す
2.4%から3.5%程度:手数料相当額0.4%と金利2から3%
・トラベルプリペードカード・国内銀行ATMカードで現地通貨を引き出す
手数料相当額4%程度
・国内の銀行もしくは空港で両替する
手数料相当額5%程度
・現地の空港内などで両替する
手数料相当額10%程度
(*目安の数字です。)
香港視察の際に中国の広州東駅構内にある旅行代理店で両替をされたメンバーがいましたが、1万円が、500人民元になっていました。
当時のヤフーのレートで換算すると約600人民元になっていたので、100人民元=約1,600円の手数料がかかっていることになります。
両替は、通貨や場所によって大きく結果が異なり、また両替場所を探す手間もかかります。といってもクレジットカードやATMカードを持っていても、ATMの稼働時間や現地銀行のシステムなどにより引き出しが出来ないケースもあります。
初めての地域に渡航する際には、現金と複数のカードを持って行くことが良さそうです。やはり複数回渡航する予定がある国・地域では、現地に銀行口座があると便利だなと感じますね。