アメリカの消費者金融保護局(Consumer Financial Protection Bureau: CFPB)
2015年7・8・9月度送金処理に対する不満が上がったサービス業者とその件数は、
月平均で、
・MoneyGram:50.7件(前年15.7件)
・Western Union:33.3件(前年32.7件)
・PayPal:18.7件(前年12.3件)
・JPMorgan Chase:7.0件(前年5.0件)
上記4社で、苦情の80%を占めています。
*不満の上がった件数ベースなので、取り扱い件数や金額は考慮されていません。
不満が上がってきた場合には、15日以内に対応するように求められており、15日で終了する見込みにならない場合は、手続き中という形で対応し、60日以内に最終の結果報告する形での対応となっています。
MoneyGramとWestanUnion
MoneyGramが、1988年設立の世界第2位の送金業者で、世界200以上の国と地域に約350,000エージェントがおり、日本では、SBIレミットで、利用が可能となっています。
WestanUnionは、1871年に送金業務を開始し、国際送金業務においては業界トップ世界200以上の国と地域に約500,000ヵ所以上の取扱店舗があり、日本では、トラベレックスジャパン、大黒屋、HISなどで、送金・受け取りが可能で、ファミリーマートのFamiポート、セブン銀行で送金が可能となっています。
アメリカでのサービスでの違いでは、Money Gramからは、Paypal口座への入金が可能なことが挙げられます。
Paypal側での手数料規定は、
200ドルまで:4.59USD
200ドル超え:5.95USD
送金手数料規定
為替レートが、どのようになるかで、最終的な金額はことなります。
SBIレミットは、送金先によって、手数料が分かれています。
フィリピンに100万円相当のUSDを送金する場合、現地で現金で受け取る場合は、
Yahoo!レート
1円=0.008297USD
SBIレミットでは、
1円=0.008195USD
送金額 :998,500円
送金手数料:1,500円
合計金額 :1000,000円
受取金額 :8,183.41USD
セブン銀行では、
送金金額:993,500円
送金手数料:6,500円
合計 :1,000,000円
為替レート:0.0081763
概算受取金額:8,123.15USD
香港に
100万円相当のHKDを送金する場合、
Yahoo!レート
1円=0.064304HKD
SBIレミットでは、
1 円 = 0.062071HKD
送金額 :998,020円
送金手数料:1,980円
合計金額 :1000,000円
受取金額 :61948.97HKD
セブン銀行では、
1 円 = 0.062071HKD
送金金額 :993,500円
送金手数料:6,500円
合計 :1,000,000円
為替レート:0.062017
概算受取金額:61,613.88HKD
送金上限額は、100万円で、Famiポートだけは、10万円になっています。
SBIレミット、MoneyGramを利用したほうが、お得ということがわかりました。
海外へお金を送るときに、大手金融機関だけではなく、送金代行業者や仮想通貨は、今後、どんどんと勢いが増すので、まずはホームページなどの情報で、比較検討することをオススメします。