ウォレットと取引所機能を備えたアプリは、とても便利なので、今後需要が高まっていくのではないでしょうか?
仮想通貨/暗号通貨を保有・取引する中で、面倒に感じるのは、自分で管理するウォレットと取引所のウォレットへの送る作業です。
自分のウォレット → 取引所のウォレット
・取引所のウォレットアドレスを表示、コピー
・自分のウォレットの送付先に入力
・暗証番号を入力
・取引所のウォレットに反映されるのを待つ
非中央集権型の取引所DEX(Decentralized EXchange)では、ウォレットと連携して、送ることなく、取引できるケースがありますが、導入の心理的ハードルが高かったりします。
ウォレット+取引所+チャット機能が1つに
・ウォレット機能
・取引機能
・チャート表示機能
・サークル(タイムライン)機能
・チャット機能
・通貨交換機能
など、ウォレット+取引所+チャットが1つになっている優れもののアプリがあります。
それが、Bixinアプリです。
ブロックチェーン資産管理プラットフォームです。
中国最大のビットコインウォレットで
2017年8月に日本で仮想通貨事業を開始しています。
そのため、中国語だけでなく、日本語にも対応しています。
アプリは、オーストラリア拠点のBIXIN GLOBAL Co., Ltd.により運営されていて、iOSとAndoroid、MacOS・Windows・Linax版もあります。
Bixinの運営元は、Hong Kong Bixin Network Technology Co.,Limitedで、香港拠点です。
マイニング(採掘)プールも保有しています。
なぜ、このアプリを使うのか?
それは、上記のように機能が優れているからという理由の他に、他の取引所では取り扱いがないアルトコインが取引できるからです。
Bixinアプリの設定をする
アプリをダウンロードしたら、まずはアカウント設定をしていきます。
1)ログインパスワードの設定
2)支払いパスワードの設定
3)本人確認のためにパスポート認証をする
4)本人確認のために顔認証をする
5)電話番号を登録してSMSを受け取る
6)ビットコイン(BTC)を送る
7)ウォレットから取引所にビットコイン(BTC)を送る
8)取引する
*Bixinアプリは、日本語にも対応していますが、一部間違った日本語が用いられていて、よくわからない時があります。その際は、他言語に設定を変更して、確認する必要があります。
1)ログインパスワードの設定
2)支払いパスワードの設定
6桁の数字のパスワードを設定します。
ウォレットから引き出す際などに入力を求められるので、忘れないように覚えておくもしくはメモしておきましょう。
3)本人確認のためにパスポート認証をする
パスポートの顔写真があるページをスマートフォンで撮影します。認証(Identification)のチャットの指示に従うだけで、簡単に撮影できます。すると、自動で読み取って、氏名・生年月日・パスポート番号・有効期限などが表示されます。まだ自動認識には問題があるようで、間違っているところが多くありました。自分で訂正しなければならないので、慎重に内容を確認して、登録します。認証には、数分かかります。
4)本人確認のために顔認証をする
パスポートの認証が完了したら、顔認証が可能となります。認証(Identification)のチャットの指示に従うだけで、簡単に撮影できます。丸い枠が表示されるので、その中に顔が入るようにすると、自動で認識されて、1)まばたき 2)口パクパク 3)うなずく 4)横に振るといった動作が求められます。1)から4)までの動作が認識されると、画像が自動でアップされ、認証作業に入ります。10分ほどで終わるとメッセージが表示されます。
私は、Bixinアプリでは、顔認識ができず、「Face Detection failed. Please retry.」が何度も表示されました。
そのため、認証(Identification)のチャット画面の下部にある手動認証(Manual Verif)をタップして、そこに顔写真を上げてみました。
すると・・・担当社から、パスポートの顔写真ページを開きつつ、当日の日付と「Bixin」という文字列が書かれた上をもった顔写真を上げるようにメッセージがありました。
指示通りに顔写真を上げると、数分で認証が完了し、「ご協力ありがとうございました。顔認証が完了しましたので、Bixin全機能ご利用いただけます。」というメッセージが返ってきました。
Bixinアプリで顔認証できない、顔認証されないといった場合は、手動認証(Manual Verif)で可能なので、あきらめないようにしてください。
パスポート+顔認証が完了していないと、引き出しができないようなので、必ず両方完了してから、ビットコイン(BTC)を送るようにしましょう。
5)電話番号を登録してSMSを受け取る
電話番号を登録すると、確認のSMSが届き、6桁の数字が記載されています。その数字をアプリに手入力することで、電話番号の確認が完了します。
6)ビットコイン(BTC)などを送る
Bixinアプリのホーム画面上段受け取り(Receive)をタップ。すると、ビットコイン(BTC)のウォレット情報が表示されます。ビットコイン(BTC)の部分をタップすると、他のアルトコインを選択することができます。ビットコイン(BTC)の他に22種類のアルトコインが、2018年7月6日現在ではあります。
ウォレットへの入金は、入金が完了したら、アプリでの通知と登録している電話番号にSMSで通知が届きます。
7)ウォレットから取引所にビットコイン(BTC)を送る
ウォレットに入れたままの状態では、アルトコインとの交換ができません。
画面下の取引(Trade)をタップすると、取引所の画面が開きます。上部に通貨ペアが表示されているので、そこをタップすると、BTC・ETH・EOSベースの取引ペアが表示されます。
8)取引する
自分が取引したい取引ペアをクリックし、売買の板情報などを確認します。まだこの状態では、送ったビットコイン(BTC)などはウォレットに入ったままの状態なので、「Draw BTC from wallet」で、ウォレットから取引所口座にどれだけ送るかを設定し、送ります。すると、すぐに取引ができるようになります。
Bixinアプリで利用する取引所は?
取引所として利用できるのが、KKEXというところです。
「Crypto Compare」の取引所取引高ランキングでは、98位になっています。/p>
取引ペアは28で、VNT(Veredictum)、ENU(Enumivo)などの取引が多いです。
セーシェル法人のKKEX Technology Co., Ltdが運営会社となっています。
KKEXのホームページで、新規に口座を開設しようとすると、Bixinアプリを使うようにという案内ページに飛びます。
2018年7月上旬時点で、KKEXは、まだまだ取引量が多くない取引所です。
最近は、取引所がたくさん設立され、取引所が独自で発行しているトークンの保有者に、取引所利益をシェアするモデルが流行っています。
仮想通貨/暗号通貨の市場規模が大きくならない=新規の資金流入が鈍っている中で、取引所ばかりが多くなり、熾烈な争いになっています。
2017年にアルトコインのメイン取引所とされていた取引所も、取引量が大きく減少している現状があります。
いかに投資家を呼び込んで取引してもらうか?が勝負になっています。
KKEXが取引所として、今後どのように成長していくのか?は未知数ですか、BIXINが他の取引所と提携すると、より便利に利用できるようになります。
他の仮想通貨/暗号通貨ウォレット(MEWやBRDなど)と異なるのは、
・復元フレーズなどがない
・本人確認が必要
といった点になります。
Bixinは中央集権型であり、本人確認が必要など取引所と同じなので、利用する場合には、他のウォレットアプリとの違いを認識しておく必要があります。
ただ、取引する上では利便性が高いので、このモデルを採用するウォレットがたくさん出てくるのではないでしょうか?
取引所での保管、ウォレットアプリでの保管は、ホットウォレットでの保管になるので、ハッキング被害などで喪失してしまうリスクがあります。
TREZORなど、常時インターネットに接続しない形で保管できるウォレットでの管理も同時に行う必要があります。