コロナショック以降順調に上昇している先進国と一部新興国の株式相場。2021年はどうなるのか?
・金利上昇と株価の関係
・景気先行指標の銅の価格
・アメリカ大統領選挙の翌年のダウ・ジョーンズ工業株価平均
・オールブルーの時のS&Pインデックスのリターン
という側面から。
そして、
・アメリカ有名株上場してすぐに100万円分買っていたら?
・ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の驚異のリターン
について見ていきます。
金利上昇と株価の関係
アメリカの10年国債の金利が上昇し1%台になっています。
過去には、金利上昇と株高がセットでしたが、2012年後半にこの公式が崩れ、金利上昇=株安です。
◆「日経平均=10年債金利×10000」?
最近「金利上昇なら株安」と言われますが、教科書的には「金利上昇」と「株高」がセットです。下記の長期チャートはその構造変化を端的に示すものです。右に簡単な説明も添えましたので、サッと読んでいただくと、面白いかもしれません。 pic.twitter.com/9q2c10v26n— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) January 12, 2021
景気先行指標の銅の価格
先週の雇用統計を受けてゴールドが大きく崩れ、ビットコインまで崩れだしました。炭鉱のカナリアと呼ばれる景気先行指標の銅まで下げ始めたのはドルの逆襲が一因かな。長期金利の上昇、そしてドルの買い戻しがどこまで続くかがポイントです。 pic.twitter.com/eQPr0Ghfml
— 大橋ひろこ (@hirokoFR) January 11, 2021
アメリカ大統領選挙の翌年のダウ・ジョーンズ工業株価平均
ダウ・ジョーンズ工業株価平均が、大統領選の翌年どうなっているのか?、他の年の平均と比較したグラフがあります。
2月下旬に底、3月中旬に2番底、そこからヨコヨコで4月上旬に大きく上昇していく
となっています。
オールブルーの時のS&Pインデックスのリターン
民主党が大統領と上院と下院議会を両方押さえた状態で、S&Pのインデックスリターンはどうなっているか?
1977年以降では、8回中2回のみマイナスになっています。
1951年以降では、18回中4回のみマイナスで、最大でマイナス13.1%です。
What do stocks do when the Democrats control the Presidency and both chambers of Congress?
Lower only once the past 6 times and overall doesn't look like anything out of the ordinary. pic.twitter.com/OIiwSlcwwp
— Ryan Detrick, CMT (@RyanDetrick) January 6, 2021
アメリカ有名株上場してすぐに100万円分買っていたら?
上場直後にもしあの株を100万円買っていたら今いくらになったか
・Facebook 700万
・Google 3200万
・Salesforce 5600万
・Tesla 1.8億
・Starbucks 3.1億
・NVIDIA 3.2億
・Costco 4.3億
・Netflix 4.5億
・Nike 8.8億
・Oracle 9.2億
・Apple 9.4億
・Amazon 14億
・Microsoft 22億
・Adobe 23億— 企業分析ハック -新しいビジネスの教科書を作る- (@company_hack) January 4, 2021
一部抜粋すると、
Facebook:9年で700万円
Tesla:11年で1.8億円
Amazon:24年で14億円
Apple:41年で9.4億円
Microsoft:35年で22億円
Adobe:35年で23億円
大きく上昇した株を持っている投資家の多くは死んでしまっているというお話がありますが・・・10年は見ておかないといけなさそうです。
あくまで現在時価総額が上位で有名企業なので、一瞬でテンバガーを達成した企業もありますが。
ビットコインとイーサリアムはリターンが早い
ではビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)はどうなのでしょうか?
ビットコイン(BTC)
2014年8月頃1BTC=4万円台だったので、100万円で約25BTCを手にしています。
現在価格では、約9,000万円です。
イーサリアム(ETH)
2014年8月30日にICOが終了し、当時は1ETH=0.311米ドルでした。
10,000米ドル分購入していたら、32,154ETHを手にしています。
現在約1ETH=1,100米ドルですから、現在価格は、約35,369,774米ドル=約36億4千万円相当です。
*当時のICO規模は、16,000,000米ドルなので、10,000米ドルでも購入可能な範囲であり、購入制限についてもICOの書類では、2,000,000ETHとなっています。
ビットコイン(BTC):6年で8,900万円
イーサリアム(ETH):6年で36億円
イーサリアム(ETH)はちょっと規格外すぎますね。。。
暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)については、他にも数年で100万円→億超えがありますが・・・規制が株式に比べると厳しく、法定通貨に交換できないと仮想であるため注意が必要です。
つい先日もHSBCが、口座保有者と暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)取引所との取引ブロックを決定したようです。
イギリスの他の銀行は、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)取引所からの口座への入金は認めるものの、クレジットカードで暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)を購入することは許可していません。
暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)のリターンは魅力的ですが、新しい技術であり、規制がどのように強化されているか未知数のところがあるため、完全にゼロになってもいい資金で取り組む必要があります。