ビットコイン(Bitcoin)を預けて利回りを狙う2つの案件

仮想通貨の基礎知識

ビットフライヤー(bitFlyer)が、期間限定でビットコインの定期預け入れの募集を開始した。

利率は、

    ビットコイン利子数量算出式
    ビットコイン利子=ビットコイン定期残高×16.0%(年率)×14日÷365日(小数点下8桁未満切捨)

    条件としては、
    ・キャンペーン期間・お預入可能期間
     2016年5月16日(月)~2016年5月31日(火)
    ・預入期間
     14日間 ※途中解約不可
    ・お預入数量・単位
     0.1BTC以上20BTC以下(0.01BTC単位)
    ・払い戻し予定日
     満期日以後2営業日以内に払い戻し
    ・注意
     累計ビットコイン定期数量が1,000BTCとなり次第終了
     一人当たり最大20BTCの預け入れ
     日本居住者限定

この条件に付け加えて、

    ・アカウントの種類(エコノミークラス以上もしくはコーポレート)
    ・売買を直近でしていない(4月1日から5月15日まで売買取引がない)

というものがある。

1BTCを預け入れたとすると・・・

ビットコイン利子=1BTC×16.0%×14日÷365日=0.012273BTC

1BTC=49,785円とすると、305.5円の利子ということになる。

これを少ないと考えるか、多いと考えるか。それぞれのメンバーのスタンスによるが。

4月1日以降に、ビットコインを買い増ししていたので、今回の定期には預け入れが出来なかったが、出来る状態であれば、チャレンジしていた。

取引が活発でないこれまでのユーザーが、ビットコイン(Bitcoin)へ再度関心を持つように、さらに、どれだけの需要があるかテストをしているのだろうか。

メンバーからの情報共有

ビットコイン(Bitcoin)を預け入れることで、ビットコイン(Bitcoin)が貰えるサービスは、他にもある。

    メンバーOさん:
    「1日の配当が1%入り、20日で満期を迎えます。20日以降は全て換金しても良いし、そのまま預け続ければ1日1%は継続で入り続けると言う物です。

    フィリピン、シンガポールなどから始まり、世界では会員1万人、日本には4月に入って来てまだ会員は300人程らしいので、始めるのはとても怖かったのですが、今の所私が所属しているグループの人は問題なく換金出来ており、私も先日一度目の満期を迎えました。

    ただ、私は最初に預けた額が少なすぎ、預けるにもおろすにも0.05BITかかるので、まだ換金はしておりません。
    これから公開されるのを待つと言うものではなく、20日ですぐに換金出来ると言うのが魅力だと思います。」

Oさんからの情報で、サイトを確認してみると、クラウドファンディングを目的としているようで、スキームとしては、MLMとMMMを組み合わせた形となっており、0.15BTCを寄付して参加した後に、仲間を紹介することで、レベルが上がっていき、BTCの報酬がもらえるとのこと。

合計で、30,000BTCを集めることを目的としており、スペイン、ベトナム、インドネシア、ロシア、ウクライナ、南アフリカ、フィリピン、インド、中国にコミュニティが存在している。

ちなみに、MMMは、「奉仕」「互恵」「慈悲」の信念に則り、相互に金銭的支援を提供するコミュニティを指しているようだ。

2017年に入って、メインサイトを確認してみると、内容が確認できない状態になっている。

また、ヤフーオークションでアカウントが販売される事例も出てきており、順調に運営が、なされているかが疑わしい状況になっている模様。

高利回りを謳った、HYIP(High Yield Investment Program)案件について、配当が止まったり、案件自体が頓挫するケースが多いようなので、高利回りを、謳った案件に取り組む場合は、リスクを覚悟しておく必要がある。

世の中で、美味しい利回りのお話は、なかなか一般ユーザーのところには入ってこない。

ビットコイン(Bitcoin)の価格推移

米ドルベースでのビットコイン(Bitcoin)価格推移は、

Bitcoin (BTC) price, charts, and info | Crypto-Currency Market Capitalizations 2016-05-16 14-58-58

日本円にすると、為替が影響してくるけれど、2016年に入ってからは、取引量が2015年に比べて増加しており、また価格がゆるやかではあるが、右肩上がりで上昇している。

これからビットコイン(Bitcoin)の価格が上昇するかもしれないと言われている要因の一つに、マイニング量の半減期が訪れることが挙げられる。

Bitcoin Clock 2016-05-16 15-06-31

2016年7月10日に、採掘できる1ブロックあたりのビットコインが、25BTCから12.5BTCになるとされている。

これをどのように解釈するから、各メンバーの判断になる。

直前になって多くの人が、値上がり目的で短期購入で参入してくるか、それとも、注目が他の仮想通貨や投資商品に流れ、価格自体が上昇しないか。こればかりは、蓋を開けてみなければわからない。

ライトコイン(Litecoin)が、2015年8月に半減期を迎えた際には、取引量が急増し、

1LTCの価格が、0.0061BTCから、0.0286BTCへと、約4.7倍に急騰している。

Litecoin (LTC) price, charts, and info | Crypto-Currency Market Capitalizations 2016-05-16 15-09-09

有り金を全て突っ込み、上がれば勝ち、下がれば負けというスタンスで臨んでいては、いつか破綻してしまう。

あくまで、自己資金の中の一定割合で取り組み、価値が暴落してしまっても、許容できる金額でなければならない。

前のめりになることなく、あくまで淡々と。生活のための金(カネ)ではなく、余裕資金で取り組む必要がある。

ビットコイン(Bitcoin)は、様々なサービスが登場し、購入・使用・売却という目的だけではなく、運用という目的でもユーザーが参加してくることになるので、需要は高まっていく可能性があると言える。

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