Bitcoin(ビットコイン)を利用して、資金を日本からフィリピンへ移動できるサービスである、Rebitを利用してみた。
Rebitのオフィスは、フィリピンのマカティにある。
住所:Rebit.ph Offices, Unit 606 GC Corporate Plaza, 150 Legaspi Street, Legaspi Village, Makati City, Metro Manila, Philippines 1229
電話番号:+63 (949) 448 5758、+63 2 843-3841
日本以外の国・地域からもフィリピンへの資金移動が可能で、現在は、
オーストラリア、カナダ、中国、ドイツ、香港、インド、インドネシア、イタリア、クウェート、マレーシア、カタール、サウジアラビア、シンガポール、韓国、台湾、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ、ベトナム
となっている。OFWが多く滞在している国・地域がメインとなっているのだろうか。
Rebitで実際に資金を移動してみる
TOPページ下部にある
I want to make a new rebittance with this amountの下部
・Cash pick up
・Pay bills
・E-load
いずれかをクリックする。
今回は、Cash pick upを選択し、送金したい通貨と金額を入力すると、そのタイミングでのBitcoin(ビットコイン)の数量とフィリピンペソ換算の金額が表示される。
たとえば、2万円をフィリピンに送るとすると、8,468.42PHP、0.440282BTC
数字に問題がなかったら、「Next Delivery」のボタンをクリック
・Recent will pick the money up
・Recipient has a local bank account (BDO、BPI)
・I want to pay a bill(Meralco,PLDT)
・I want to send load to a phone (Smart, Globe, etc.)
どれかを選ぶことになる。
今回は、BDO銀行口座への送金をしたかったので、
・Account Type
・Account Name
・Account No
を入力。
「Next Recipient」をクリックし、次に表示された画面に、
受取人の
・氏名
・電話番号
・メールアドレス
・州と市
を入力・選択する。
「Next Review」をクリックすると、
受取人の明細と受取先銀行口座明細が明示される
「Confirm」をクリックすると、
・送金に必要なBitcoin(ビットコイン)総額
・送金先としてのIncome Address
が明示される。
Bitcoinの送金手続きまでは、30分が期限とされている。
Rebitでは、Bitcoin(ビットコイン)自体の販売はしていないので、別途取引所でBitcoin(ビットコイン)を入手して、送る必要がある。
BitcoinをRebitのアドレスに送信する
今回は、利用しているbitFlyerのアカウントから送ってみることに。
まず、bitFlyerのアカウントにログイン
「入出金」→「ビットコインご送付」をクリック
「外部ビットコインアドレス設定」の画面が表示されたら、先ほどRebitで表示されたビットコインアドレスを登録する。
そして、外部ビットコインアドレスをして選択し、送付する数量(BTC)に先ほど表示されたBTCの数量を入力し、「ビットコイン外部送付」をクリック
画面下部に、「BTCのビットコイン送付手続きを受け付けました」と表示されたら送金手続きは終了。
bitFlyerからは、外部にBitcoin(ビットコイン)が送られた旨、「ビットコインご送付を確認しました。」というタイトルでメールが届く。
Rebitからは、「Your money will be available shortly」というメールが届く。
今回は、9時58分に資金移動申し込み手続きが終了して、11時55分に「Your rebittance is now complete」というメールが届いたとともに、携帯電話のSMSにもNXSMSから、「Satoshi Vitadel Lndustries/Rebit」という始まりで処理が完了した旨の連絡が入った。
2時間から4時間で着金をサイトには掲載されているが、今回は、2時間で着金することとなった。
海外送金手続きに比べると、トークンが必要なく、また送金先住所の明細の入力など手間が少なく、あらかじめビットコイン(Bitcoin)のアカウントを持っていれば、とても利用しやすいのではないかと思う。
Rebitのアカウントの送金限度額
開設当初:
1日:15,000PHP・月間:100,000PHP
電話番号認証+身分証明書
1日:75,000PHP・月間:500,000PHP
誕生日+住所証明書
1日:400,000PHP・月間:2,000,000PHP
ビジネス許可書
1日:2,500,000PHP・月間:60,000,000PHP
となっている。
電話番号認証+身分証明書認証で、月間500,000PHP=118万円
個人として利用するには、十分な金額リミットではないだろうか。
Rebit2万円相当として指定された、0.440282BTCは、bitFlyerのサイトでは、20,564円相当になっていた。
Bitcoin(ビットコイン)の相場は常に動いているけれど、それほど時間が経過していなかったので、実質のスプレッドとしては、564円=2.8%という計算になる。
Rebit自体の送金手数料はなしとなっているので、Bitcoin(ビットコイン)のレートでその部分を調整しているのだろうか。
・2時間で着金確認が取れる
・手数料が2.8%程度(金額が大きくなると不利かも)
日本で仮想通貨取引所についての規制が強化され、マイナンバーの登録などが義務付けられるとまた異なってくるが、現状では、フィリピンに現金を送る際、最も便利な手段の1つということができる。