ステラ(Stellar)ネットワークの仮想通貨である、lumens (XLM)が配布されている。
2016年7月4日00:07:56 UTC時点でのビットコイン残高によって配布数が決定されている。
Krakenの場合は、口座に保有数に合わせて送付されてきているようだ。
配布時点での価格は、 0.00185米ドル。
Krakenのアカウントに配布された理由は、”Stellar giveaway”と呼ばれる、配布計画の第一ラウンドに参加したため。他にも、Poloniex、BTC38が参加している模様。
上記の取引所に口座を持っていない場合でも、ステラのサイトから、lumens (XLM)の配布希望を出すことが可能。
ステラは、全部で、190億XLMをビットコイン(Bitcoin/BTC)保有者に配布する予定で、その内、第一ラウンドでは、30億XLMが配布されている。
なぜ配布するのか?というと、ステラのネットワークへの参加者が増えて、将来的にネットワーク自体が発展することを見込んでいるためだ。
非営利団体のステラ開発財団により作り上げられたもので、個人間を低価格の金融サービスでつなぐことで、貧困と向き合うという理念があり、リップル(Ripple/XRP)と共通点がある。
Coinmarketcapでは、ステラの時価総額は、全体の20位で、市場規模は、12,775,449米ドルとされている。
XLMの取引は、Krakenを始めたとした取引所で可能となっている。
2016年6月27日にデロイトがステラネットワークへ統合
世界展開しているデロイト(Deloitte)が、ステラネットワークへ統合することが発表された。デロイトは、監査、コンサルティング、アドバイザリー,、税務等を提供している会社になる。
デロイトが保有している、デロイトデジタルバンクでは、国外の支払いでも5秒程度で手続きが完了するようになる。
iOSで利用可能なアプリケーションである「デロイトデジタルバンク・モバイル・アプリケーション」があり、個人の顧客は、運転免許証をスキャンするだけで、アカウント開設が可能となっており、すぐにP2Pでの支払いが可能となっている。
法人の顧客は、デロイトデジタルバンクのWEBサイトから、B2B取引で必要となる支払い、追跡、請求書管理などが一元管理できるようになっている。
ブロックチェーン技術を活用したデジタルバンキングのシステムを構築していく上で、ステラがキーになると見ている。
ステラとリップルの違い
ステラは、リップルと似ていると言われているが、ステラを開発したのが、リップルの開発メンバーの1人で、リップルをベースに作り上げられているからなのだ。ターゲットとしては、リップルが法人・金融機関としている一方で、ステラは、個人としている。
実際のところは、デロイトがステラネットワークに統合されたように、法人でも利用が可能となっている。
他にリップルとステラの違いとしては・・・
発行枚数と開発元の保有数になる。
発行枚数は、
リップル:上限が1,000億枚で、最初に全て発行済
ステラ:最初に1,000億枚が発行され、1年毎に1%ずつ増加
リップル:Ripple Labsが、25%を保有
ステラ:ステラ開発財団が、5%を保有
ステラが、190億XLMを配布することで、XLMとXRPの価格が今後価格がどのように推移していくのか?注視していく必要がある。
2016年7月26日現在で、Crypto-Currency Market Capitalizationsでは、
リップル時価総額220,800,159米ドル、1枚0.006211米ドル
ステラ時価総額12,003,405米ドル、1枚0.002123米ドル
となっている。
2017年4月にリップルとステラの価格が上昇
2017年4月に入って、リップル(XRP)とステラ(XLM)は価格が大きく動いた
2014年8月から2017年4月までのXRP
2017年4月のXRP
2014年8月から2017年4月までのXLM
2017年4月XLM
2017年4月に入って、共に大きく値を上げ、下旬にかけて、リップル(XRP)は落ち着いているのに比べ、ステラ(XLM)はじわじわと値を上げている状態。
全体の期間を通して見ると、リップル(XRP)の値動きが、ステラ(XLM)に比べてダイナミックになっている。
2017年4月27日現在で、
リップル時価総額1,238,003,593米ドル、1枚0.032678米ドル
ステラ時価総額36,500,388米ドル、1枚0.003917米ドル
Krakenの入金でトラブル
ビットコイン半減期に向けて、Krakenでビットコインを購入すべく、米ドルを指定口座へ送金していた。
送金したのは、
送金代行業のルクセンブルクの銀行口座で、
6月7日:960USD
6月15日:9,400USD
6月20日:9,600USD
合計3回。
6月7日送金分は、16-06-14 $960.00ー15.00=$945.00
6月15日送金分は、16-06-17 $9,380.00ー$17.79=$9,378.12
という形で入金処理されていた。
サイトでは、3営業日から5営業日で着金という表示があったので、6月20日の送金についても安心していたのだが・・・
5営業日を過ぎても着金しなかったので、6月29日にサポートに問い合わせをしてみた。。。
しかし返信がなし。改めて、7月4日にサポートに問い合わせをしたら、
- 1)7月4日の返信内容
In order to investigate this missing deposit to our payment partner, PayCash, can you please provide the following information:
1) Full Name of bank account holder
2) Date sent
3) IBAN
4) BIC
5) Exact USD amount
6) Transaction receipt from your bank
Once you have sent us this information, we will investigate. Thank you.
↑
送金明細などを提示すると・・・
- 2)7月5日の返信内容
I can confirm that our payment partner, PayCash, has received the funds.
Unfortunately PayCash is requesting a source of funds document before they will process your deposit, since this is a relatively large deposit and because your lifetime deposits exceed a certain value.
Would it be possible for to provide such a document? This could be any sort of document showing the origin of the funds: for example an income statement/payslip from work or a receipt showing the sale of assets or property.
I apologize for having to disturb you with this, but we really need your help in completing this transfer.
↑
証券会社の取引明細と銀行の残高明細を提示すると・・・
- 3)7月6日の返信内容
Thank you for submitting the requested documentation. I have submitted it to PayCash and will notify you once I have received an answer from them.
4)7月11日の返信内容
I have good news this time as PayCash has processed the additional documentation we had to submit and your deposit has been released.
結局Krakenの口座に残高が反映されたのが、7月11日。
16-07-11 $9,580.00ー$18.17=$9,733.26
ビットコイン半減期を迎えても、大きく価格が上昇することがなかったので、結果的には問題がなかったのだが・・・
それほど大きくない金額でも、送金代行業者から資金源の証明書の提出を求められ、着金までに16営業日かかったことになる。
そのまま資金がロックされてしまったら、どのような処理になったのだろうか・・・
取引量が多いとされているKrakenでも、入金時にこういった確認が入るということは、まだまだ米ドルでのまとまったビットコイン取引が少ないことを物語っているのだろうか。
ちなみに、アメリカの取引所である「coinbase」では・・・取引が制限されるという事態があるようだ。「coinbase」のアカウントから、オンラインカジノのアカウントにビットコインを送ったところ、アカウントが凍結されてしまった事例が発生している。
取引所でアカウントを開く際に、個人情報の登録が必要になるが、資金源や送金先のチェックまで入るとなると、自由な取引はできないことを意味する。
複数の取引所でアカウントを保有しておき、比較検討する必要があると言える。
KrakenでUSDの出金が一時的にできなくなっている
2017年2月24日現在、KrakenのUSD出金は、一時停止となっている。出金しようとすると・・・
PayCash Temporarily Suspended
Due to an extended service interruption we are currently unable to process any deposits or withdrawals through PayCash. We are working on resuming normal service as soon as possible.
という表示されるようになっている。レバレッジを効かせた取引分の利益がUSDで口座にあるので、出金を試みたが、出来ない状態となっている。2017年4月に入ってからも同じ・・・。
出入金の通貨の種類に、Tether USD(USDT)のが追加された後に、USDが削除されてしまった。
Kraken launches support for new currency – Tether (USDT)! https://t.co/rxiBZg0w6h pic.twitter.com/FG8yYfotvH
— Kraken Exchange (@krakenfx) 2017年3月29日
KrakenでのUSD入出金が復活
Kraken adds #USD, #GBP, and #EUR funding options! https://t.co/4duixiMy9y pic.twitter.com/lAJxAbGUUU
— Kraken Exchange (@krakenfx) 2017年4月18日
Krakenの公式サイトの記述は・・・
電信送金(出金) • SMBC (SWIFT)
出金用銀行口座を追加するには、下記の「銀行口座を追加」をクリックし、出金したい口座についての必要な詳細を入力します。口座の追加が完了したら、その口座を選択し、出金額を入力します。
銀行口座の詳細を入力する際は気をつけて行って下さい(コピー&ペーストが最善策)。二重確認を行って、必ずすべての情報を正確に入力してください。
1日または1ヶ月の入出金限度額を超えないでください。限度額を超えた場合、アカウントがより高い認証レベルに認証されるか資金が自動的にお客様のアカウントに戻されるまで資金が凍結されます。
表示されている手数料は、当社の取引銀行により課金された手数料です。送金時の仲介銀行により別途手数料が課金される場合がありますが、当社管理外となりますことをご理解ください。
使用している銀行のシステムの関係で、出金には2、3日かかることがあることをご了承ください。
重要: 送金先の銀行口座の名前は、送金元のKrakenアカウントの名前と一致する必要があります。
以前は、「PayCash」という送金代行業者を利用し、ルクセンブルクの口座を経由していたが、新しくはSMBC(三井住友銀行)となっている。
なお、システム更新に伴って、以前に登録していた出金用の銀行明細データは消えてしまっているので、再び入力する必要がある。