暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)、ステーブルコインを貸し付けることで、利回りを取ることができ、また地域の制限はありますが、VISAブランドのカードが発行されるプロジェクト「Crypto.com」についてです。
特徴としては・・・
・MCOとCROの2つのトークンがある
・暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)を貸付け、利回りが取れる
・最大で利回りは18%(MCOを保有していると利回り高くなる)
・VISAカードが発行される(地域制限あり、アメリカとシンガポールのみ)
・VISAカードで使ったお金最大5%までバックがある
・MCOの保有数で優待がある(地域制限あり、NETFLIX等が無料になるなど)
・MCOはステーキング可能(年最大18%)
・専用アプリで簡単に取引が可能
概要
元々プロジェクトは、モナコ(Monaco/MCO)として2017年にスタートし、2018年7月にリブランディングされて、「Crypto.com」となっています。現在は、香港、中国、ブルガリア、マルタなどを拠点として、プロジェクトを進めています。
プロジェクトの柱は、ウォレット、カード、ローン(貸付け)、ステーキング(保有利回り)、決済です。
「Crypto.com」では、独自トークンのCrypto.com Coin (CRO)が発行され、MCOとCROの2つのトークンが、1つのプロジェクトに存在する状態です。ともに大手取引所で取引されており、時価総額では、MCO:71位、CRO:25位となっています。
貸付で利回りを取る
最大の特徴は、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)を貸し付けることで、利回りが取れるということです。
同じようなプロジェクトが様々ありますが、「Crypto.com」は成功している1つと言えます。
貸付けられる暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)は・・・
MCO、CROに加えて、BTC、ETH、LTC、XRP、BNB、LINK、BAT、MKR、PAXG
貸付けられるステーブルコインは・・・
USDT、TUSD、PAX、USDC、DAI
トークンのMCOを保有することで、利回りが高くなり、3ヶ月で、最大12%、さらに、CROの場合は、最大18%となっています。
かなり高い利率なので、魅力的です。
暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)を保有し、ウォレット内に保管していても、定期預金のように自動的に増えていかないというのが、投資家が暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の保有を避ける1つの要因ですが。
「Crypto.com」は、貸付けではなく、保有での優待もあり、そういった心理的なハードルを超える仕組みが整っているのです。
MCO保有での優待
発行可能なカードは、MCOの保有数によって、ランキング分けされていて、Spotify、NETFLIX、Expedia、Airbnbなどでの優待があります。
目に見える形で、現実世界のサービスと結びついているのです。
2019年10月23日時点で、1MCO=3.28米ドル
5万MCO=164,000米ドルとなかなか高額になりますが・・・
5,000MCO=16,400米ドル
500MCO=1,640米ドル
500MCO程度だと、保有していても良いかなと感じます。
では、MCOとCROの価格推移はどのようになっているのでしょうか?
MCOとCROの価格推移
2017年末、2018年1月時のバブルからは、MCOは価格を7分の1程度と、大きく落としていますが、CROは、2018年12月時点の高値付近にあります。
暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の需要が増えると、それに伴って大きく需要が増えるプロジェクトの1つであると言えます。
専用アプリの使い勝手などを確かめながら、プロジェクトの進捗を確認し、優待と利回りの獲得を狙ってみても面白いかもしれません。