「国際キャッシュカード」と同じような機能を持っているのが、「トラベルプリペイドカード」です。
渡航前に日本国内の指定口座に入金し、海外のお店で、デビットカードとしてキャッシュレス決済をしたり、海外現地のATMで、キャッシュカードで現地通貨を引き出したりすることができるカードです。
日本国内の銀行口座を開設して、そこにお金を入れるというのではなく、サービスを提供する会社が指定する口座へ日本円を入金して、海外で引き出すということになります。注意が必要なのは、日本のATMでは、通貨を引き出すことができないので、海外専用のキャッシュカードということになります。
今回は、
「トラベルプリペイドカード」を提供しているJTB・クレディセゾン・トラベレックスジャパンの
1)提携
2)出金手数料
3)為替手数料
4)月間カード管理手数料
について見ていきます。
◯JTBの「Money T Global」
1)提携 VISA PLUS
2)出金手数料 210円
3)為替手数料 4パーセント
4)月間カード管理手数料 157円
◯クレディセゾンの「NEO MONEY」
1)提携 VISA
2)出金手数料 200円
3)為替手数料 5パーセント
4)月間カード管理手数料 なし
◯トラベレックスジャパンの「キャッシュパスポート」
(MasterCardと銀聯があります。)
1)提携 MasterCard
2)出金手数料 200円相当
3)為替手数料 4パーセント(円のみ)もしくは5.5パーセント
4)月間カード管理手数料 150円相当
1)提携 銀聯
2)出金手数料 150円
3)為替手数料 4パーセント
4)月間カード管理手数料 100円
*銀聯は、2002年3月26日に中国の銀行カード産業の発展を目的として設立された金融機関の連合(聯合)組織です。
最近は、日本でも赤・青・緑で「Union Pay」と書かれたロゴをよく目にすると思います。主に中国に行くのがメインの場合には、利用価値が高いですね。
クレディセゾンの「NEO MONEY」のサイトでは、参考データとして国内大手外貨両替ショップのレート比較が掲載されています。
ユーロとアメリカドルは、ほとんど同じですが、
シンガポールドルは、1パーセントお得
中国元は、7パーセントお得
香港ドルは、13パーセントお得
とのこと。
国によってバラバラですが、アジアに行く場合は、窓口で両替するよりもお得ですね。
「トラベルプリペイドカード」の魅力は、両替レートだけではなく、サービスを利用開始するまで、短時間であることもその一つです。
銀行口座を開設する場合は、窓口を訪問したり、申し込み用紙に記入し、身分証明書のコピーなどを送付したりなど、開設までに数日期間を要して、手続き完了が読めないですが、クレディセゾンの「NEO MONEY」やトラベレックスジャパンの「キャッシュパスポート」は、窓口で即日発行してくれるとのこと。
クレジットカードの有効期限が切れていたり、海外旅行までの準備期間が短かったり、日中、家を留守にしていて、本人指定の書留などの受け取りができない時便利ですね。