DBSシンガポールのATMカード

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DBSシンガポールから「ATMカードをシンガポール国外で利用する場合は、9月21日までに利用申請をしてください」と案内がありました。理由としては、ATMカードに搭載されている磁気ストライプを利用した不正な決済を減らしたいからとのことです。

国外での利用対象は、海外ATM(シンガポール以外)での

・現金引き出し
・クレジットカードによるキャッシング
・クレジット・デビットカードでの
 磁気決済端末による商品代金支払

です。

利用申請手続きは、ネットバンキングもしくはシンガポール国内、DBSのATMで可能です。申請しなければ、9月22日から利用することができなくなります。

EMVチップ(ICチップ)

DBSシンガポールのATMカードには、磁気ストライプだけではなく、EMVチップ(一般的にICと呼ばれている)も搭載されています。EMVチップを利用した決済については、暗号化により保護されているので、利用申請をすることなく引き続きシンガポール国内、国外で利用可能です。

なぜ、EMVチップを利用した決済が海外で可能なのに磁気ストライプの海外利用申請をする必要があるのか?VISAとPLUSのネットワークを利用することができますが、地域によっては、EMVチップによる決済が不可能な場合があるからです。

EMVとは、
EuroPay(ユーロペイ)
Matercard International(マスターカード・インタナショナル)
Visa International(ビザ・インターナショナル)
の間で合意したICカードの統一規格で、3社の頭文字を取って名付けらています。

DBSシンガポール口座をメインもしくは決済用などよく使う場合には、申請しておいたほうがよさそうですね。

DBS銀行とは

DBSは、1968年にシンガポール政府により開発に対する融資機関として設立され、アジアの中でも大規模な銀行の1つで、過去に郵便貯金銀行(POSB)を吸収合併した経緯があり、企業で働いている人に口座保有者が多いのか、お昼休憩時間などにATMの前に長蛇の列ができています。ブルームバーグによる世界銀行格付けでは、5位に入る優良な銀行です。

シンガポールが地元であるOCBCは2位、UOBは6位とシンガポールには、世界の中でもトップクラスの銀行が集まっています。

口座開設をするにあたって

DBSシンガポールの口座を開設するには、口座を1年以上保有している人からの所定の書式照会状シンガポール企業の勤務証明必要など、色々な情報があります。しかし、実情は、支店担当者によって対応が異なるので、日本人旅行者が口座を開設することができないと断言することはできません。

DBSシンガポールの口座開設を検討するにあたり、知っておかなければならないのは、最低預入金が、5000SGD(約40万円)必要で、普通預金口座はシンガポールドルのみに対応していることです。別途、外貨建て定期預金ができますが、すべての通貨は、一度シンガポールドルに両替されそれから指定通貨での定期預金となります。

アメリカドルでの定期預金を組みたい場合は、日本円から直接アメリカドルに出来るのではなく、日本円→シンガポールドル→アメリカドルとなるため、為替手数料が2回かかることです。

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