マレーシアジョホールバルの国土とイスカンダルプロジェクトを学ぶ

マレーシアジョホールバルの国土とイスカンダルプロジェクトを学ぶマレーシアジョホールバル不動産

マレーシアジョホールバル。ここは僕が投資用・資産運用目的で、合計3軒のコンドミニアムを購入してしまった地である。

さらには、僕が2011年1月1日に嫁さんと2人の娘たちを引き連れ、メインの拠点として定め、リタイアメントビザの一種MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)ビザを取得して、移住してしまった街でもある。

それはなぜか?ジョホールバルの魅力とは?なぜ、今僕たちはジョホールバルに投資をするのか?ジョホールバル投資に臨むための、基本情報的な部分を「生涯収入5億円倶楽部」のあなたに身につけて頂く。

まずは、マレーシアジョホールバルの国土と、現在進行中の大がかかりな開発計画「イスカンダルプロジェクト」についてお話させて頂く。

マレーシアジョホールバルの国土

マレーシアは、マレー半島と、カリマンタン島(旧ボルネオ島)の一部であるサバ州とサラワラ州から成り立つ国。

面積は日本の約90%にあたる約33万平方km。人口は約約2,900万人(マレー系65%、中華系25%、インド系8%)の他、多数の先住民族で構成されている多民族国家である。

マレーシアには現在13州あるが、その内9つの州に、スルタンと呼ばれる世襲の君主が存在する。

マレーシアの国王は、その9人のスルタンが任期5年で持ち回りする形なのだ。ジョホールバルのあるジョホール州はスルタンが統治している州の中の一つである。

  • スルタンが存在する州:ジョホール州、クダ州、クランタン州、ヌグリ・スンビラン州、パハン州、ペラ州、ブルリス州、セランゴール州、トレンガヌ州
  • スルタンが存在しない州:ペナン州、マラッカ州、サバ州、サラワラ州

ジョホールバルは、シンガポールからジョホール海峡を挟んだ対岸の街で、ジョホール州の州都、首都のクアラルンプールに次ぐ第二の都市になる。人口は2009年度時点の統計データによると137万人。

シンガポールの空港や街なかのオーチャード通りから、車で40分というシンガポールの主要地点からのアクセスにもとても優れた立地にある。

ちなみにジョホール(JOHOR)の語源はアラビア語で宝石を意味する「ジャウハル(Jauhar)」。そのむかしジョホール州ではアラブ商人たちが活躍していた歴史からきているようだ。

マレーシアの中でジョホールバルは、隣の街のシンガポールの経済的な影響が多い街。

過去10年間で世界で一番成長した国の一つシンガポール・・・このインフレの影響により、シンガポールに仕事を持ちながら、物価の安いジョホールバルへ移り住む人たちも増えている。

ジョホールバルの不動産の値段は、首都クアラルンプールの3分の1程度、シンガポールの6分の1から8分の1程度である。

ジョホールバルの地域開発計画イスカンダルプロジェクト

現在マレーシアでは5つの大きな地域開発計画(コリドー計画)が進められている。

  1. イスカンダル開発区プロジェクト(IDR)
  2. 北部回廊経済地域(NCER)
  3. 東岸経済地域(ECER)
  4. サバ開発回廊(SDC)
  5. サラワク再生可能エネルギー回廊(SCORE)

この5つの計画の中でも、圧倒的に魅力があるのが、ジョホールバルで行われる、イスカンダルプロジェクト。ここに今回大きな投資としてのチャンスがあるわけなのだ。

【イスカンダル開発区プロジェクト(IDR)概要】

イスカンダル開発区プロジェクト(IDR)は、ジョホール州南部を対象とした総合開発計画。その対象地域はシンガポールの面積の2.5から3倍で、電気・電子や石油化学など既存の産業を強化するだけでなく、金融や教育といった、新規産業の形成も目的としている。

併せて居住地域・レジャー地域の開発も含まれるなど大規模な都市開発計画になっているのだ。

  1. ジョホールバルを中心とした開発で、金融やビジネスの中心街とウォーターフロント開発が行われている。
  2. ヌサジャヤを中心としたリゾート開発が行われている。
  3. 西部地域の開発で、マレーシアとシンガポールのリンクが強化される。
  4. 東部地域の開発で、物流センター、テクノロジーパークが開発される。
  5. セナイ国際空港を中心とした製造業とサービスの強化が行われる。
  • 開発期間:2006~2026年
  • 対象地域:ジョホール州南部2,217平方km
  • 投資規模:2006年~2010年の間(過去実績)で470億RM(リンギット)

【イスカンダル開発区プロジェクト(IDR)方針】

  1. 地理的な利点を活かした開発:セナイ空港やタンジュン・ペレパス港など、運輸施設を活かして、同地域のロジスティクス・ハブ化を目指した開発を行う。
  2. 教育を通じた人的資源の育成強化:ヌサジャヤ地区に国際レベルの高等教育機関を設置することになどにより、人材育成を図る。
  3. 周辺地域に配慮したバランスの取れた開発:ジョホール州のみならず、周辺地域に波及効果があるような開発を行う。
  4. 公共交通機関やリクレーション施設の整備、開発による生活レベルの向上:住宅開発、高速道路の建設などにより、住民の生活レベルの向上を目指す。
  5. 計画の円滑な実行化:イスタンダル開発庁、南部ジョホール投資会社等を設立する。

【イスカンダル開発区プロジェクト(IDR)経済効果】

2025年の目標値としては、

  1. 経済成長:2%増の8%目標
  2. 州内総生産:292億USD増の933億USD目標
  3. 新規雇用:82万人目標
  4. 州平均年収:現在の54,700RM(約136万円)から115,000RM(約586万円)に倍増目標

イスカンダル開発区プロジェクトに基づき、今日時点においても、大型プレミアム・アウトレットショッピングモールが完成していたり、レゴランドやイギリスの有名なマルボロカレッジの寄宿学校が完成していたり。

僕の娘たちが通う、ラッフルズアメリカンスクールが完成したり。

さらには、実際にシンガポールのリンクから僕の住んでいるコンドミニアムまで、高速道路(無料)がオープンしてたったの10分間で自宅で帰れるようになったり・・・インフラの整備も急ピッチで進んでいる。

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