さらにスキルアップ!リハビリで使うフィードバックの種類や量を考える.
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 運動課題を理解して、何をどうすれば良いのか。どんな成果が出るのか。を考える段階です。, また認知段階は、運動課題を認知する段階であり、運動スキルの習得に向けた動機付けが重要となります。, その為、まずは対象者にとって意味のある活動を目標として設定する事で、動機付けを行っていく必要性があります。, 連合段階では課題の内容に焦点を当てるのでは無く、自らのパフォーマンスの結果や知識に焦点を当てます。, その為、連合段階では課題を行う中で対象者が、自ら得る内在的FBに基づいた手続き学習が重要な役割を果たします。, ・外在的FBを調整して視覚FBへの依存度を減らし、固有感覚FBを増やす手続きを踏む。, ・対象者自身がパフォーマンスの知識不足や結果が不足であれば、再度認知段階から実施する。, 自動化段階では、連合段階で得た運動スキルを何も考えずに行う事ができるようにする段階です。, つまり、リハビリテーションにて得た動作を日常生活環境おいて実用化される事を目指します。, 原因や情報を探し、修正する。そして得られた原因や情報を元に、目標値と得られた結果を埋めていく過程を学習する。, 外在的FBは学習対象者の焦点化を図ったり、顕在化を図る為の補助的な役割を果たしています。, 実行されたパフォーマンスにどのような特徴があったかを伝える「パフォーマンスの知識:KP」があります。, 結果の知識(KR)やパフォーマンスの知識(KP)は、対象者以外から得られる情報であり、これらの情報提供は、運動学習の認知段階で活用する事が重要です。, また、その課題に対しての記憶や結果・パフォーマンスが自身の予想よりも上回った際に報酬が生じるとされています。, 内在的FBは、運動学習の連合段階から自動化段階にかけて活用される事が多く、内在的FBは運動学習の過程には重要となります。, 運動学習を用いたアプローチは、脳疾患や整形疾患など全ての疾患に用いる事が出来ます。, 対象者が目標となる動作を獲得する為に、現在の段階はどこなのか?を意識してアプローチする事が重要です。. 先にご紹介したように、姿勢鏡を用いた視覚的フィードバックは患者さんにベネフィットをもたらします。
また、なぜ姿勢鏡が有効なのか、どのくらいの頻度で使用していけば良いのかなど、フィードバックの質的な側面に目を向けることは大切です。 平行棒の間に立ち、棒につかまりながら鏡を見て立位をとります。 たとえば、鏡を使ったフィードバックをずっと続けていると、鏡への依存が強まってしまう可能性もゼロではありません。
これは、自分の体の動きに対する「視覚的なフィードバック」を使い、体の動きを適切に補正していくという考え方に基づいています。
部モデルの再構築が必要である。これまでのリハビリテーション訓練は、フィードバック制御を必要とす る運動が多く、内部モデルを再構築するには最適ではない可能性がある。このような視点からリハビリ また、アスリートなどが鏡を見ながら何度もフォームを確認し、自分の体に覚えさせていく姿はテレビなどでも目にするでしょう。 患者さんの状態やリハビリの目的に応じて、片足立ちの練習をしたり、体を動かして重心移動の練習をすることができます。 姿勢鏡を含め、効果的なフィードバックに関する知識を身につければ、さらなるスキルアップにつながるでしょう。, オージー技研「IVES(アイビス)」の使い方をウェビナーで学ぼう!ライブで質問して疑問を解決, 〒703-8261 岡山県岡山市中区海吉1835-7 TEL
今回は、 「運動学習」 についてまとめていきます。 リハビリを提供する際、「運動学習」を理解しながら介入していますか? リハビリにおける運動学習でのアプローチとはとても重要とされています。 本記 … 左右どちらかに体が傾いていないか、前傾姿勢になっていないかなど、視覚的に確認することができます。 さらにレベルアップをするときには、平行棒の間に柔らかな素材でできたバランスパッドを敷くことをおすすめします。 最初のうちは姿勢鏡で姿勢・運動を修正していき、定着すれば徐々にフィードバックの量や頻度を減らしてみるのも効果的でしょう。 あとからビデオやデータで振り返ることによって、認知的なレベルで運動を修正していけることもあれば、その場で運動を見直すことが効果的な場合もあります。 たとえば、ビデオで記録したものを見ながら振り返るということも可能ですし、「先ほどの傾きが10だとしたら、いまは6くらい」など言語的にフィードバックしていくこともできます。 目的や患者さんの特性に応じて、フィードバックの種類を使い分けていくことをおすすめします。, 姿勢鏡を使ったフィードバックでは、運動と同時にフィードバックを与えることから、「同時的フィードバック」と呼ばれます。 これは、ビデオ・データなどであとから振り返る場合とは区別されます。 今回は、リハビリ場面で姿勢鏡を使う目的やメリット、実際の使用方法についてお伝えしていきます。, ヨガやダンスの教室などでは、スタジオが鏡張りになっていて、都度自分の姿勢を確認しながら運動を行っています。
Copyright© オージー技研株式会社 All rights reserved. 姿勢や歩容に関しては言語的にフィードバックすることも可能ですが、やはり姿勢鏡を見てもらうと理解を促しやすいでしょう。, 姿勢鏡は、バランス機能訓練にも役立てることができます。 鏡があると姿勢や運動を修正しやすくなることは感覚的に実感できますが、これは運動学習の方法としておすすめできるものです。 体の中心がどこにあるかを学習してもらうために、鏡を使って姿勢を確認・修正していきます。
そのため、視覚情報を使って効果的にフィードバックしていくことで奏功するケースがあるのです。, 姿勢鏡はさまざまなシチュエーションで用いることができます。 「フィードバック」とひとくくりにされることも多いですが、どのようなタイミングで情報を提示するのかについても考慮すると良いでしょう。, 患者さんに姿勢や運動に関するフィードバックを与える場合、その量についても考える必要があります。 姿勢鏡を積極的に使っているスタッフもいれば、そうでないスタッフもいると思います。 いくつかの種類が存在する. 特殊な装置や方法なしに直接的に知覚できる, 運動課題に内在したフィードバックのことを内在 的フィードバック(intrinsic feedback)という. また,100メートル競争のタイムなどの何らかの キャスター付きの「移動式姿勢鏡」だと平行棒の近くに置いたり、プラットホームの近くに設置したりと融通がきくので、リハビリ室にあると大変重宝します。, 先にご紹介したように、姿勢鏡を用いた視覚的フィードバックは患者さんにベネフィットをもたらします。 次に、リハビリを展開する病院や施設では、どのように姿勢鏡を活用していけるのか、その具体例をまとめていきます。, 体幹を側屈させて安定を保っている患者さんや、脳卒中による麻痺・感覚障害で体が傾いている患者さんには、姿勢鏡を使ったリハビリは効果的でしょう。 ホームページの訪問ありがとうございます。今回は高次脳機能障害の「行為障害」についての記事を書きました。症状から評価・治療までの流れをまとめて... 外在的FBを調整して視覚FBへの依存度を減らし、固有感覚FBを増やす手続きを踏む。, 結果の知識(KR)やパフォーマンスの知識(KP)は、対象者以外から得られる情報であり、これらの情報提供は、運動学習の, 課題に対しての記憶や結果・パフォーマンスが自身の予想よりも上回った際に報酬が生じる.
フィードバック・フィードフォワードは以下の意味を持つ。 ~理学療法学事典より引用~ フィードバック(Feed back): フィードバックとは、ある目的のために反応を起こし(原因)、結果が目的と一致すれば終了し、一致しなければ修正するということ。 すなわち、原因から導かれた結果を、原因に反映させること。 フィードフォワード(Feed forward): ある目標の達成のために結果から誤差を修正していくフィードバック制御に対して、ある目標の達成に向けて、常に変化する状況を情報として取 … 実際に体の位置を他動的に修正し、体性感覚からアプローチすることもできますが、視覚情報の併用が有用となる症例も少なくありません。, 平行棒の前方や側方に姿勢鏡を設置すれば、そのなかを歩く患者さんに、鏡を見ながら歩容を確認してもらうことも可能です。 経験に基づいて新たな知識や技術を習得する事。 その結果として行動が変化する過程を指す。, 練習や経験に基づく一連の過程であり、 結果として経験的によって身につく能力 の比較的永続的な変化をもたらすもの。, リハビリを実施する中で失った機能を回復させ、 適応や代償する方法を対象者の脳が学習する過程。. リハビリ場面では、患者さんが体の動きの知覚にかかわる感覚(体性感覚)が乏しくなっていることも多いです。 これまでなんとなく姿勢の確認用に使っていたというスタッフは、ぜひほかの使い方も試してみてください。 感覚と姿勢制御のフィードバックシステム 板 谷 厚1† 1北海道教育大学旭川校 2015 年8 月13 日受付 †〒070-8621 北海道旭川市 門町9 丁目 北海道教育大学旭川校 板谷厚 Tel : 0166-59-1341 E-mail: itaya.atsushi@a.hokkyodai.ac.jp 解 説 「フィードバック」とひとくくりにせず、その要素を細かく考えていくことでスキルアップにつながるでしょう。, 姿勢鏡を使ったフィードバックは視空間情報を利用したものに分類されます。 ただ、運動学習におけるフィードバックでは、種類や量などに配慮すると、より効果的に活用することができます。 リハビリ場面では、こうした視覚的なフィードバックが奏功する例は多いですが、フィードバックにはさまざまな種類があります。 その上に立ってバランス訓練を行うと、より負荷が上がりますが、姿勢鏡があればバランスをとりやすくなる患者さんも少なくありません。, リハビリ場面では、このようにさまざまな用途で姿勢鏡を用いることができます。 の種類や対象者の状態に応じてフィードバックの種類と頻度を考えること、ま た運動課題の適切な難易度を選択すること、個々の対象者と改善を望む課題に 応じたフィードバックを考えながら理学療法を実践することの重要性を学ん だ。
フィードバックを理解していれば、患者さんの運動学習だけでなく、後輩指導などにも活用できます。 今回は、フィードバックとは何か、フィードバックを与える頻度とタイミングについても解説します。 フィードバックは効果的なリハビリのためには欠かせないものですが、ただ与えれば良いというわけではなく、実生活を見据えて調整していくことが望ましいのです。, リハビリ室にはさまざまな備品がありますが、「姿勢鏡」を使った視覚的なフィードバックはぜひ活用していきたいところです。 リハビリ室に必ず導入したい移動式の姿勢鏡 視覚情報のフィードバックで効果的な訓練を.
(086)277-7181(代) FAX(086)274-9072, ※必ずお使いの製品の添付文書および取扱説明書をご確認の上、ご使用いただきますようお願い致します。. 日々のリハビリ業務で、姿勢鏡を有効活用できているでしょうか?