訪日外国人数の伸びと僕たちの資産分散

サラリーマンのキャッシュフローと資産分散

日本に行くと、大きなカバンやキャリーケースを持った外国人観光客らしき方をたくさん目にする機会が増えた。

法務省資料による年別訪日外客数をみると、

2011年:6,218,752人
2012年:8,358,0105人(前年比34.4%UP)
2013年:10,363,904人(前年比24.0%UP)
2014年:13,413,467人(前年比29.4%UP)

年々増加している。

さらに、日本政府観光局の報道発表資料によると、

2015年:19,737,000人(前年比47.1%UP)

とされており、増加の要因としては、

・VISA(査証)の大幅緩和
・クルーズ船の寄港増加
・訪日旅行プロモーションの成果
・航空路線の拡大
・航空券の価格低下(サーチャージ値下げによる)
・円安による割安感の定着
・消費税免税制度の拡大

が挙げられている。

2014年11月以降、フィリピンなど特定国民に対して、VISA発給手続きが緩和されたことも大きいだろうが、やはり、一番大きな要因は、これまで旅行費用が高額で、行きたかったけれど、円安になったことで、気軽に行くことができるようになったお得感ではないだろう。

外国人が訪日しやすくなる意味

米ドル/円の年間平均為替レート推移を見てみると・・・

1米ドル=
2001年:121.52円
2002年:125.38円
2003年:115.93円
2004年:108.19円
2005年:110.21円
2006年:116.29円
2007年:117.75円
2008年:103.35円
2009年:93.57円
2010年:87.77円
2011年:79.80円
2012年:79.79円
2013年:97.59円
2014年:105.94円
2015年:121.04円
2016年:115.48円(これまで)

(世界経済のネタ帳より)

日本への旅費が20万円だったとしたら、

以前は、2,500米ドル(80円計算)必要だったけれど、
今では、1,740米ドル(115円計算)になったことになる。

これだけ安くなれば、宿泊費+お土産代まで出てしまうレベルだろう。同じ1米ドルを持っていても、4年間で、価値が約1.44倍上がっている。

逆にいうと、それだけ日本円の価値が下落してしまっていることを意味する。

単に為替推移の情報として理解してしまうと、身近に感じないかもしれないが・・・

現役サラリーマンとして、月収35万円をもらっていたとしたら、外国から見ると、4年間で月収24万3千円相当に目減りしてしまったことを意味している。

多くのメンバーは、この事実を認識できているだろうか?

2020年東京オリンピックのタイミングで

アベノミクスの環境下で、年間80兆円ものお金が、日本銀行によってばらまかれ、さらには、マイナス金利が導入されている今。

これからさらに、

「◯◯◯兆円規模の追加緩和が実施される・・・」

といった情報も秘密裏に流れていたりもする。

少子高齢化や企業からの税収伸び悩みなど、日本の問題点を解決する狙いがあるようだ。

2020年に開催される東京オリンピックのタイミングで、より多くの外国人が、快適に日本に滞在できる環境を整えようとすると、日本円の価値は、どうなっている考えることができるだろう・・・。

東京オリンピックお祭りムードの外国人観光客が多くいる中・・・

それまでに、何も行動して来なかった日本居住のメンバーたちは・・・

日本国内で、爆外している外国人たちを、羨ましそうに横目で見ながら、お祭りムードの日本国内で、特に何も買い物をせず、

かといって、日本円の価値が低くなっていて、飛行機代とホテル代が高く感じ、海外に滞在することもままならない。

そんな状況に、陥ってしまう可能性がある。

だから、「生涯収入5億円倶楽部」メンバーには・・・オリンピックの時に、精神的に辛い状態に陥らないため、外貨に対する日本円の価値が、下がりきっていないと思われる今の段階で、このお話ししているのだ。

資産分散の一貫としての外貨保有

エクセルを利用して、自分のキャッシュ・フローを完全に把握し、積み上げた資産を自分の将来のために活用していきたいと考えている場合。

為替のこれからを考えた資産分散としてまずは、基軸通貨米ドルや、基軸通貨米ドルとペック制で連動している香港ドルに、日本円を両替し、保有しておくことは、非常に有意義なことだと思う。

利回りが高いとされる金融商品を探しまくるだけが、投資ではない。

両替、為替リスク、インフレ、通貨分散・・・

こちらをしっかりと理解して、活用するだけでもかなり熱いことになる。

その際に、僕たちが基地として利用しているのが、香港の銀行口座になる。

慣れない海外の地・・・わざわざ外国で、預金しておくのは不安と考えるかもしれない。

なぜ、僕たちが、香港の銀行口座を利用しているのか?

それは・・・

・金融システムが整っている
・格付けランキング上位の世界の金融機関が集まっている
・外国人に対して、門戸が開かれている
・日本以外の国、地域にリスクを分散できる
・日本から飛行機で4時間程度と近い

といった特徴があるからだ。

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