今、僕たちサラリーマンの置かれている現状・・・。本当に深刻だ。
給料、ボーナスカット、左遷に、リストラ・・・。正直、毎日生きてる心地はしない。
僕たちの、「生活の糧(かて)」は握られている状態のまま。上司たちや会社側は、辞令、命令、指示を出してくる。正直、怖い。
怒り、恐れ、悲しみ・・・。僕たちは人間。感情がある。
だから、その感情を極端に揺さぶられてしまう、アクシデントに見舞われた時、考えてしまう。「いっそのこと、会社飛び出して、「独立・起業」しよう」・・・と。
恐らくあなたも、そう考えたことがあるのではないだろうか?
でも、ちょっと待って欲しい。そのまま高ぶる感情の波に身を任せ、「独立・起業」という格好良い言葉に向かって会社を飛び出して行ってしまうのは、ちょっと待って欲しい。
もしも、あなたのパパやママが、実業家や資産家で、なおかつ、
あなたのパパ:「もー、だから言っただろう。 お前は苦労する必要はないんだ。お金なんか、パパが沢山持ってるんだから、お前は好きに使って、毎日おもしろおかしく生きればいいんだ。」・・・というような、「超太っ腹」だったとしたら、当然、僕は止めない。
そんなあなたはもう十分、サラリーマンを学んだはずなのだから。
でも、そんなにスーパー(超)なパパをお持ちではないとしたら、会社を辞める・・・サラリーマンである今を投げ出してはならない。
「独立・起業」してはならない。今はまだ。
もしも、今のままの状態で飛び出してしまうと、あなたは限りなく100%に近い可能性で、今の過酷な状況でさえ、懐かしく感じてしまうことになってしまう。「サラリーマンだったあの頃は、まだましだった・・・」と。
それ位、悲惨な状況に陥ってしまう。
なぜなら、1日の大半を会社に拘束されてしまう多忙なサラリーマンだからといって、その状況下、副業ビジネスや投資で1円も稼げていない場合、「独立・起業」したところで、急に稼げるようにはなれないからだ。
「崇高な決意」を伴うものだったとしても。
たとえ、夕日映る川の流れを眺めながら胸の中で誓い、一時的にセンチメンタル(感傷的)な気分に浸ったことが、会社を飛び出すきっかけになったとしても、結果は何も変わらない。
稼げないまま、「奈落の底」に落ちていく。
世の中、こんな人もいる。
こんな人:「こう見えても僕は、会社では年間50億円はやってる、トップセールスマンなんですよ。昨年は年間表彰も受けました。お客様も、「僕からしか買いたくない」と言ってくれてます。この会社も僕がいるから持っているようなものですね。だから、「独立・起業」してもやっていける自信がありますよ!」
「凄いですね。ところで、今まで副業ビジネスや投資で稼いだことありますか?」
こんな人:「あるわけ無いじゃないですか。会社ではいろいろ任されてるから本当に忙しいんですよ。それに、そんな副業ビジネスや投資で稼げるようなレベルの「はした金」には興味ありませんよ。まあ、トップセールスの僕が本気なれば、ちょろいものですけどね。」
その後、「トップセールスマン」であることを誇りにしながら「独立・起業」。結果・・・。嫌というほど思い知らされることになる。
「お客様」は自分を見てくれていたのではなく、「会社+自分」をセットで見てくれていただけだったのだと。
自分は「全体」を動かすための一部、「歯車」としてのみ優秀なだけだったのだと。
本当に凄かったのは、トップセールスマンとして持ち上げられていた自分なんかではなく、自分含め、社員たちがトップセールスマンになるべく社内で互いに競い合いながら結果を出していく、そんな仕組を構築することに成功していた、「会社組織」自体だったのだと。
気づいた時には既に、時遅し。
そのまま稼げないまま、毎日ただ目減りしていくだけの、銀行通帳を、ぼうぜんと眺めながら・・・会社を飛び出してしまったことに後悔する。絶望的に・・・。
サラリーマンとして会社で成功し給料をもらうこと。
ビジネスや投資で自力で稼ぐこと。
これらは全くの別モノ。
これに気づかない人たちが、勢いづいて「独立・起業」してしまった場合、その後わずか5年もたたずに90%以上の割合で脱落していく。厳しいが、これが現実だ。
こんな例もある。かつて会社の中で、年間1億円もの予算を持って、宣伝広告や集客活動を担当していた人が、「独立・起業」後、自分の銀行通帳と「にらめっこ」しながら、たった10万円のチラシを投入しようかどうかに悩み一歩も先に進めなくなる。
・・・にも関わらず、既に「一国一城の主」とばかりに、固定費のかかるオフィスを構えてしまっている。
そこにはすでに、かつて社内で、「天才マーケター」と呼ばれていた頃の面影は微塵(みじん)も無い。
あるのは、空になってしまった銀行通帳と、多額の借金。そして、どん底の生活を送ることになってしまった、「元天才マーケター」とその家族だけ。
厳しいが、これが現実だ。
それくらい、サラリーマンとしての今の能力、「自力で稼ぐ」世界では役に立たない。
僕たちは、過信してはいけない。勘違いしてはいけない。
例え、サラリーマンとして、多少結果が出せるようになったとしても、それはあくまでも、サラリーマンとしての枠の中でのこと。
会社という集団組織の中でのみ、力を出せるようになっただけ。決して、「独立・起業」して自分の力で稼げるようになったわけではない。
残念ながら・・・。嘘だと思うなら、試しに、今日から1ヶ月間で、副業ビジネスでもいい、投資でも何でもいい、今サラリーマンとしてもらっている「月給」と同じ金額を、ためしに自力で稼いでみて欲しい。
・・・そんなミッションを与えられた時、どうやって「月給」と同額を自力で稼ぐか、その道筋を、直ぐに頭の中に思い浮かべることができるだろうか?
今日具体的な行動に、移すことができるだろうか?
恐らく、まだ道筋が浮かばないし、行動に移すこともできないのではないだろうか?
もしもこれが、「図星(ずぼし)」となってしまった場合、あなたがこれからするのは、勢い良く会社を飛び出して、「独立・起業」してしまうことではない。
リストラでも左遷でも、給料・ボーナスカットでも、何でもいいから、会社に意地でもしがみつくことだ。
そして、サラリーマンであるメリットを最大限生かしながら、空いた時間を使って、1円でも、100円でも、1万円でもいいから、まずは自分の力でまず稼いでみることだ。
副業ビジネスとしてのブロガーでも、海外投資でもいい。「他人から雇用される」・・・という以外の方法で、まず、お金を稼いでみて欲しい。(だから、バイトは駄目)
「時間が無い。」
という言いわけは、言いわけにならない。その程度の時間の工面ができない場合、どうせ「独立・起業」したところで、時間とお金の工面ができないのだから。当然、結果も出せない。
あくまでも、今の多忙な中で、何とか時間の工面をし、1円でも多く稼ぐのだ。
あなたが会社を勢いよく飛び出していいのは、自力で稼げる利益額が、給料の額を超えるのが最低限。
そして、もっとそこに自分の時間と労力を投入すれば、更に稼ぐ額が上がっていく。・・・そんな試算がたった時だけ。
「生涯収入5億円倶楽部」のメンバーであるあなたに対しては、以上の条件を提示させて頂きたい。
全ては、あなたに「生涯収入5億円」突破してもらうため。
自分と愛する家族のために、真の安定・安心スタイルを、自らの手で掴みとってもらうためである。