アメリカ大統領選挙時の株価法則性

サラリーマンのキャッシュフローと資産分散

アメリカでは、抗議デモが全土に広がり、トランプ大統領が鎮圧のために軍を投入する可能性が話題となっています。

今年2020年は、アメリカ合衆国大統領選挙が実施される予定で、トランプ大統領としては早くこのデモを沈静化し、大統領選に向けて体制を整えたいところです。

例年アメリカ合衆国大統領選挙の年は前後を含め、株式市場の動きに共通点があります。

そこで今回は「US30」の過去の値動きを確認していきます。

アメリカ合衆国大統領選挙は4年毎に開催

アメリカ合衆国大統領選挙は4年毎に開催されます。

1789年から2016年までで計58回実施されていて、2020年が59回目となります。

有権者が大統領候補への投票を行うのは11月で、2020年は11月3日火曜日予定です。

アメリカ大統領線の株式市場法則性

株価の動きについては、アメリカ合衆国大統領選の前年・選挙年・翌年で傾向があります。

そこで3年分の値動きをそれぞれ確認していきます。

2016年

大統領選まで:15,000から18,000米ドル台のレンジ
大統領選から:右肩上がりで45%上昇

2012年

大統領選まで:2011年10月に底打ちから上昇とレンジ
大統領選から:右肩上がりで29%上昇

2008年

大統領選まで:1年で約47%下落
大統領選から:翌年3月に底打ちし60%近く上昇

2004年

大統領選まで:2003年3月から右肩上がりで約45%上昇そこからレンジ
大統領選から:底値を切り上げレンジ

2000年

大統領選まで:1月に高値をつけ切り下げながらレンジ
大統領選から:高値は以前と同じながら約1年後に27%下落し安値記録

1996年

大統領選まで:右肩上がり
大統領選から:右肩上がり

結果としては、大統領選からはほぼ上昇しています。

2020年は「C問題」の影響で2月中旬の最高値から3月下旬にかけて約38%下落し、そこから50%戻して2019年は10月以前の水準を回復しています。

市場は10%ダウン・資金供給量はプラス20%相当なので・・・

「C問題」によって世界経済が10%縮小されたけれど、各国の金融緩和により20%相当の資金が市場に流入したので、株価が上昇しているという見方があります。

大統領選以降株価が上昇する確率は、これまでのパターン+資金流入により高いと言えます。

1996年のアメリカ合衆国大統領選挙から連続当選中

アメリカ大統領の任期は1期4年で2回までとなっています。1992年から2016年まで2期8年を同じ人が大統領となっています。

1996年:ビル・クリントン(民主党)2期目
2000年:ジョージ・W・ブッシュ(共和党)1期目
2004年:ジョージ・W・ブッシュ(共和党)2期目
2008年:バラク・オバマ(民主党)1期目
2012年:バラク・オバマ(民主党)2期目
2016年:ドナルド・トランプ(共和党)1期目

2020年もドナルド・トランプ(共和党)氏が再選され2期目が決まると、これまでの値動きと同じく大統領選後は株価上昇となりそうです。

しかし対抗馬である民主党のバイデン前副大統領が選出されるようなことがあると、大きな波乱が訪れることになりそうです。

タイトルとURLをコピーしました