Bitfinexの口座認証は即日完了

国内・海外取引所攻略

日本居住者が、次々と仮想通貨/暗号通貨取引所から閉め出されています。

・Kraken
・HitBTC
・Huobi Pro
・Kucoin
・Big ONE

など・・・

これまでは、日本居住者でも、自由に使えていたのですが、金融庁の厳しい規制によって、

・ホームページからの日本語削除
・サービス停止発表
・IPアドレスでのアクセス制限

などを発表しています。

なぜ、日本人が海外の取引所を使うのか?それは、数多く存在するアルトコインの取引をしたいと考えるためです。

日本の取引所でもアルトコインの取扱いがありますが、金融庁によって「仮想通貨交換業者登録」が求められ、その過程で、さまざまなアルトコインを取り扱っていると、登録がされないという実情があります。

登録がされない=日本では合法的に営業ができない=閉鎖

ということで、Krakenなどは、日本撤退を決めました。今後も日本居住の投資家にとって、取引環境が厳しくなる可能性は高いといえます。

「仮想通貨交換業者登録」が済んでいる日本の取引所の多くに対して、金融庁から業務改善命令が出されているように、海外の取引所と比べると、取引環境が心もとないといった面もあります。

・現状で金融庁から警告などが出ていない
・取引量が多い
・取扱銘柄数が多い
・システムが安定している
・取引の機能が優れている
・レンディングなどサービスが豊富
・法定通貨の取扱いがある

といった点から、海外取引所を見ていくと、Bitfinexが、口座を開設・保有しておくべき取引所の候補に入ってきます。

Bitfinexとは・・・

Bitfinexは、2012年に設立され、香港を拠点としています。

米ドル、ユーロ、ポンド、日本円、70以上のアルトコインの取扱いがあり、今後は拠点をスイスに移す考えがあるようです。

Bitfinexを利用していく上で知っておくべきは・・・

    1)Tether社との関係
    2)ハッキングで約120,000BTCが流出した
    3)米ドルの出金が停止された
    4)アメリカの個人へのサービス提供中止

といった点が挙げられます。

1)Tether社との関係

米ドルとほぼ連動しているTether USD(USDT)の発行元であるTether Limitedと、Bitfinexは、パートナー関係にあります。

Tether USD(USDT)は、米ドルでの後ろ盾=担保があるということで発行されていますが、

2017年9月から約2ヶ月間で、240,048,400USDTが発行されるなど、発行量が急増しており、米ドルでの後ろ盾=担保がないのでは?と常に疑われている状態になります。

Tether USD(USDT)の時価総額は・・・

2017年5月1日:59,031,729米ドル
2018年7月1日:2,702,151,085米ドル

約46倍になっています。

市場規模は、2018年7月1日時点で、256,243,044,459米ドルですから、100分の1は、Tether USD(USDT)ということになります。

2018-07-02-08-48-01

2018年6月には、Tether社のCSO(Chief Sustainability Officer)「最高サステナビリティ責任者」が辞任しています。




2)ハッキングで約120,000BTCが流出した

2016年8月にハッキング被害にあって、当時約6億8400万米ドル相当が不正に流出しました。

取引所資産の約36%に相当する大きな金額でした。

けれども、倒産することなく、債務トークンという独自トークンBFXを発行し、全ての負債を2017年4月3日付けで完済したことを公表しています。

3)米ドルの出金が停止された

2017年4月21日に、Wells Fargo(ウェルス・ファーゴ)が、Bitfinexに関する電子送金を禁止したことで、法定通貨の入出金でトラブルが発生しました。

https://www.bitfinex.com/posts/199

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4)アメリカの個人へのサービス提供中止

2017年11月9日付けで、アメリカの個人へのサービス提供を中止しています。

*2017年8月11日付けで、アナウンスされていたので、約2ヶ月の猶予期間がありました。

2012年設立の大手取引所ゆえに、これまでさまざまなトラブルがあったことは、利用する上で確認しておく必要があります。

また、日本居住者へのサービス提供が、いつ停止されるかわからないので、口座開設にかけた手間が、無駄になってしまう可能性もあります。

Bitfinexでの本人確認・口座認証手続き

Bitfinexを利用する上で、本人確認・口座認証の手続きが完了していなくても問題ありません。しかし、銀行口座に法定通貨を引き出す場合などは、本人確認・口座認証の手続きの全てが完了していることが求められます。

現在は、新規に口座を開設して、取引ができるようになるためには、1万米ドル相当の入金が必要になっています。

そのため、少しハードルが高いのですが、それだけ利用価値が高いとも言えます。

口座の認証をするためには、

・氏名、連絡先
・住所
・ID(2種類)、自撮り写真
・銀行情報
・KYC誓約書への署名

といった個人情報などを提出する必要があります。

提出する各情報は、英語での表記が求められるので、日本居住者で、日本語の書類などしか準備できない場合

・運転免許証
・住所証明書(公共料金の領収書など)

別途、翻訳・認証が必要となります。

口座の認証が完了要する期間は、本人確認の情報を提出してから、6から8週間の時間がかかる見込みとHPには掲載されていますが・・・

実際のところ、提出した情報に問題がなければ、即日認証が完了します。

*タイミングや提出情報により異なるので、あくまで参考情報になります。

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