アルトコイン二極化に向けて選定する「基準」

仮想通貨「億り人」研究会

ビットコイン(BTC)が過去最高値(ATH)をぐんぐん付け、2020年12月12日から2021年1月3日までで、約95%上昇しています。

1BTC=34,000米ドルですから、100BTC持っていると3,400,000米ドル=約3億5千万円になってしまいました。

2017年12月末のATHを記録した時よりも明らかに雰囲気が違っています。世界的に異次元の金融緩和が行われており、法定通貨の価値が下がっているので、商品等の価格が上昇しています。

2018年1月のようにビットコイン(BTC)バブルの後にアルトコインバブルは来るのでしょうか?

アルトコインは二極化していく

SECの動向が暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)に与える影響がとても大きいことがRipple(XRP)のケースで明らかになりました。

・Ripple(XRP)が「証券法」の元で「通貨」ではなく「証券」である
・違法「証券」から得た利益を全部出せ

というのがSECからRipple社への訴追内容になり、裁判はューヨーク連邦裁判所で2月22日に開かれれる予定となっています。

XRPの価格は12月17日から29日までで、約70%下落してしまいました。暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)時価総額で常にトップ5に入っているにもかかわらずです。

つまりアメリカで「証券」に該当するプロジェクトかそうでないかは、二極化される「基準」となります。

ちなみにビットコイン(BTC)については、CMEで先物があるように認められた存在となっています。

イーサリアム(ETH)については、ICOを実施しているので、当時は「証券」に該当していました。しかし現在は投資家保護の観点から違法「証券」での訴追はない状態になっています。

しかしETH2.0やイーサリアムをベースとしたDeFiなどについてはまだ明確な情報が出ていません。

アルトコインを選定する際の「基準」

ICOをしていなくても匿名系は注意

アメリカ司法省が発行しているレポート 「ATTORNEY GENERAL’S CYBER DIGITAL TASK FORCE CRYPTCURRENCY ENFORCEMENT FRAMEWORK」にて

ビットコインのブロックチェーンはパブリックなので追跡できるが、他の暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)は、プライベートチェーンを利用しているので追跡が難しい。匿名性が強調された暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)=Anonymity Enhanced Cryptocurrencies(AECs)として、Monero、DASH、Zcashがある。

と記述があります。

これが一因となったようで、取引所Bittrex Globalでは、Monero、Dash、Zcashの取り扱いが中止となります。



匿名系はアンチマネーロンダリングなどKYCが意識されている今の世の中には需要があるものの、メジャーな場所での取り扱いは難しくなって行く可能性が高いです。

コインベース(Coinbase)銘柄

アメリカベースの大手取引所コインベース(Coinbase)で取り扱われているのが約47銘柄です。XRPも含まれており、段階的に制限し、1月18日に取り扱い中止すると発表されています。

厳しい規制の中で運営している取引所なので、取り扱う銘柄については事前に念入りに調査されているので、選定の際の1つの「基準」になります。

プロジェクトのレーティング

Crypto Rating Council, LLCが独自にプロジェクトの証券フレームワーク資産格付けを公表しています。

BTC·1.00
ETH·2.00
LINK·2.00
ATOM·3.75
EOS·3.75
XTZ·3.75
XRP·4.00

など1から4までの数字になっています。

時価総額上位の28銘柄のみですが3.75など高い数字になっているものを保有する際は自分なりの調査が必要だと言えます。

SECへの登録

UNITED STATES SECURITIES AND EXCHANGE COMMISSION FORM DにてプロジェクトがSECに登録されたものか?が確認できます。

登録されていない場合は危険性が高いと言えますし、登録されていてもRipple(XRP)のように違法「証券」となる可能性があるので安泰とは言えません。登録内容を確認し判断する必要があります。

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