ビットコイン(BTC)の値動きを予測する上で1つの指標となるのが、CMEビットコイン(BTC)先物の価格です。
土曜日に取引がされないため、大きな値動きが発生するとチャートに空白=「窓」が発生し、その「窓」を埋めるための値動きがその後に発生しやすいです。
これまでを確認してみると・・・
・「窓」は翌週もしくは1ヶ月半以内に埋まる可能性が高い
・これから11,700から11,800米ドルの「窓」埋めの可能性あり
・特大ファンダが投下されて発生した「窓」も3週ほどで埋まる
ということが分かりました。
BTC相場は24時間365日稼働
ビットコイン(BTC)市場は、24時間365日稼働しています。
大手取引所では、法定通貨の入出金が祝日、連休などの際にサービスが停止されるケースがありますが、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の取引は停止されません。
ブロックチェーンの技術などを使って、人の目での確認をすることなくやり取りが可能であるためです。(*この性質によりハッキングでの流出が起こってしまうわけですが・・・)
CMEビットコイン先物は土曜日休み
一方で、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)で提供されているビットコイン(BTC)先物には、取引時間が設定されています。
取引休止は、
・日曜日から金曜日の4:00PMから1時間
・土曜日全部
となっています。
そのため、土曜日にビットコイン(BTC)に大きな値動きがあった場合には、CMEビットコイン(BTC)先物のチャートに空き部分ができてしまいます。それが、「窓」と呼ばれているものです。
これまでに発生した「窓」とま「窓埋め」の期間は?
2017年12月8日からのチャートを確認してみると・・・
2018年
3月29から4月1日間 → 4月3日に埋める
6月8日から10日間 → 7月17日に埋める
6月29日から7月1日間 → 8月14日に埋める
8月3日から5日間 → 9月5日に埋める
8月31日から9月2日間 → 9月5日に埋める
11月23日から25日間 → 11月28日に埋める
2019年
6月14日から16日間 → 9月23日に埋める
8月9日から11日間 → まだ
10月25日から27日間 → 11月13日から21日にかけて埋める
2018年の傾向は、
・翌週すぐ:3回
・1ヶ月:1回
・1ヶ月半程度:2回
比較的短い期間で「窓」が埋められていました。
2019年の傾向は、
「窓」が埋められるまでの期間が長くなっており、8月分についてはまだ埋められていません。
2019年8月9日から11日の「窓」は大きなものではありませんが、11,700から11,800米ドル辺りになります。
2019年10月25日から27日間については、中国での「暗号法」成立のファンダがあり、約40%急騰したために空いた大きな「窓」でしたが、わずか2週間ちょっとで埋まってしまうこととなりました。
・・・ということで、
・「窓」は翌週もしくは1ヶ月半以内に埋まる可能性が高い
・これから11,700から11,800米ドルの「窓」埋めの可能性あり
・特大ファンダが投下されて発生した「窓」も3週ほどで埋まる
ということが分かりました。
なお、CMEビットコイン(BTC)先物の取引量の推移としては、2019年4月から6月までが高く、現在は、2018年8月、11月あたりと同じで中規模となっています。
取引量が同じ水準でも「窓」を埋める値動きについては差が発生しています。これは、CMEビットコイン(BTC)先物の「窓」が1つの指標として機能しているためと推測されます。
BTCの年間安値高値はいつ?
ビットコイン(BTC)価格の価格について、1年の安値・高値はいつなのか?チャートを確認してみると・・・
1月の価格がとても重要だというのが分かりました。
2012年から2019年までの8年間で、1月に安値:6回・高値:2回と、どちらかが該当しています。
2012年:安値1/27・高値8/17
2013年:安値1/1・高値11/30
2014年:安値4/11・高値1/6
2015年:安値1/14・高値11/4
2016年:安値1/15・高値12/31
2017年:安値1/11・高値12/17
2018年:安値12/15・高値1/5
2019年:安値1/29・高値6/26
・2020年5月頃に半減期を迎える
・マイナーの損益分岐点が現在価格に近い
といったことから、2020年は、1月中に安値を付けて、その後上昇という1つのシナリオが浮かび上がります。
暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)のバブルは崩壊して、もうだめ・・・
といった認識が世間に広まっているようですが。
2019年年間のパフォーマンスを確認してみると、既存の金融商品に引けを取らない結果を叩き出しています。
ビットコイン(BTC)だけでも、年始から+80%以上なので。
この辺りは、世間の情報に流されずに、客観的に事実を受け止めてる人だけが活用し、利益を伸ばせていけばいいお話です。