ビットコイン(BTC)価格は、上値が重たく、1BTC=12,000米ドル付近が直近の天井になっています。
・米中の衝突
・中国人民元安の進行
・米ドル利下げによる商品への資金流入
・香港における政治混乱
・アルゼンチン大統領選挙予備選の予想外の結果
などにより、世界的な動乱がある中。
金(現物)の価格は、2019年5月末から約20%と大きく上昇しています。
ビットコイン(BTC)価格は、5月末から6月末までで、約70%上昇しましたが、そこが天井となり、調整局面に入っています。
地政学的リスクからの逃避マネーが入る先は、まだ金(現物)のようです。
テザーUSD発行量横ばい、取引量減少
これまでのビットコイン(BTC)の価格上昇の1つの要因とされているのが、テザーUSD(USDT)の存在です。
テザーUSD(USDT)が増大 → ビットコイン(BTC)価格上昇
という関係が過去の履歴から読み取れます。
しかし、テザーUSD(USDT)については、ニューヨーク州での裁判の関係で、積極的に発行されておらず、時価総額が横ばいになっているのが現状です。
この日ニューヨーク州最高裁判所は、今回の聴取内容をもって結論には至らなかったことから90日間の判断延長を決めた。
期限は、10月下旬になります。
コインマーケットキャップで数字を確認すると、2019年7月18日頃から横ばいです。
そんな中で、テザーUSD(USDT)の取引量が大きく下落しています。
水準としては、2019年4月から5月上旬、6月19日です。
テザーUSD(USDT)の市場は、ほぼビットコイン(BTC)とのペアによって成立しているので、
テザーUSD(USDT)取引量減 → ビットコイン(BTC)が売買されない。
という関係になります。
テザーUSD(USDT)の取引量というのも、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)を取引する上での1つの指標になると言えます。