新年早々、投資の巨人であるウォーレン・バフェット氏とFacebookのオーナーであるマーク・ザッカーバーグが仮想通貨/暗号通貨について発言しています。
ウォーレン・バフェット氏:
「仮想通貨は総じて悪い結末に至るだろうと、ほぼ確信を持って言える」ジェイミー・ダイモン氏:
「ビットコインについては、興味はないものの、ブロックチェーンは本物だ」マーク・ザッカーバーグ氏:
「中央集権システムからパワーを奪い、人々の手に取り戻す暗号化と仮想通貨という重要なカウンタートレンドがある。
テクノロジーのプラスとマイナスの側面、それにわれわれのサービスでの最善の活用方法を調べることに関心を抱いている。」
ウォーレン・バフェット氏世界有数の投資家であることは間違いありませんが、「自分が分からないものには投資しない」というスタンスの元、IT関連などハイテク株への投資を避けてきました。
そして、2017年5月の同氏が率いいる投資会社の年次総会では、AmazonやGoogleへの投資機会を逃したことが失敗であったことを認めています。
今回の仮想通貨/暗号通貨についての発言も。最先端技術について理解してのものとは考えづらく、従来の株式の常識からすると・・・この値上がりは以上でバブルであり、また実態を伴っていないので、ほぼ間違いなく悪い結果になるだろうと発言しているのでしょう。
各投資家が投資商品について発言するのは自由です。影響力が大きい人であればあるほど、人々のその意見に耳を傾けがちです。しかし、発言内容が正しければ問題ありませんが、もし間違っていた場合・・・単なる機会損失になってしまいます。
モルガン・チェースのジェイミー・ダイモン氏は、2017年9月に、「ビットコインは詐欺だ」と発言していましたが、2018年に入ってから、「ビットコインについては、興味はないものの、ブロックチェーンは本物だ」と一部発言を変更しています。
自分の発言の影響力を駆使して、投げ売られたものを底値で買い集めて利益を上げるケースもあります。何を意図して発言しているのか?文面通りではなく、その裏側の意図も読むようにしなければなりません。
1つのポイントとしては、ウォーレン・バフェット氏が、仮想通貨/暗号通貨について、ポジティブな姿勢を取ったタイミングが、1つの大きな転換点。つまり、利確すべきタイミングということでしょうか。
現状の株式市場で大きな利益を上げていて、ある程度年齢が行っている人にとっては、新しい技術を学ぶ必要がなく、全てが詐欺にうつるのは仕方ないことなのかもしれません。答え合わせは数年後です。
Facebookで、非中央集権的なブロックチェーンや仮想通貨/暗号通貨が使われると、また大きな一步となるので、マーク・ザッカーバーグ氏の2018年の動向は要注目です。