コインチェック(Coincheck)が、Enjinと提携し、マインクラフト内で利用できるNFTを取扱います。
コインチェック、大人気ゲーム「マインクラフト」内で利用可能なNFTの取扱いに向け「Enjin」と連携を開始
今後NFTの交換マーケットが普及していくと、多くのゲームにNFTが導入され、暗号資産との交換が可能となり、ゲームプレーヤーで資産を構築することがより簡単になっていく可能性があります。
NFTに対する金融庁の意見
コメント概要
2号暗号資産について1号暗号資産と「同等の経済的機能を有するか」との基準を設けるべきではない。同等の経済的機能とならないような制限を加えることで、資金決済法に基づく規制の対象外になりかねない。金融庁の意見
ブロックチェーンに記録されたトレーディングカードやゲーム内アイテム等は、1号仮想通貨と相互に交換できる場合であっても、基本的には1号仮想通貨のような決済手段等の経済的機能を有していないと考えられますので、2号仮想通貨には該当しないと考えられます。
Enjinとは
シンガポール拠点で、ブロックチェーン資産発行ツールEnjin Platformを提供する企業です。
Enjin Platformでは、EthereumのERC-1155トークン規格を用いた、NFTが発行できます。
マインクラフトとは
Minecraftは、ブロックを設置して、冒険に行くゲームです。
Enjinは、Minecraftのプラグインとして、EnjinCraftを提供しています。
EnjinCraftは、Minecraftを独創的な領域をさらに改善し、サーバーでブロックチェーンゲームアイテムを統合、使用、および取引する機能です。
Blockchain in a Block World: Introducing the EnjinCraft Plugin for Minecraft
NFTとは
NFT=Non-Fungible Tokenとは、ERC721規格で発行した非代替性トークン。
ERC=Ethereum Request for Commentsで、イーサリアム上で発行されるトークンのことで、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)はERC20。
・ブロックチェーンで所有権が証明される
・1つのトークンがオリジナルで全く同じものが他に存在しない
・会員サービス、不動産、アートなどでも活用できる
NFTで有名なのは、dApps(decentralized applications)分散型アプリケーションを使用したゲームのキャラクターです。
NFTと暗号資産の交換
これまでゲームの世界は現実世界と切り離されており、ゲーム内のアイテムやキャラクター、経験値などを現実世界の資産とするのは難しかったです。
中にはオークションなどでアカウントを販売するというのがありますが、公式に認められたものではなく、グレーゾーンで、中には購入したアカウントでバンされるケースなどがありました。
NFTについては、アプリケーションやゲーム内に暗号資産との交換機能が搭載されています。
イメージとしては、今のトレーディングカードゲームのカード(遊戯王やデュエル・マスターズなど)が高値で売買されている感じでしょうか。
コインチェック(Coincheck)はその需要を先取りするために、「NFT」を暗号資産と交換できる業界初の「NFTマーケットプレイス」を立ち上げています。
人気注目度No1のAxie Infinity
今dAppsで注目を集めているのが、Axie Infinityです。ウォレットの活発度やセラーバイヤーの数でトップのdAppです。
2018年2月にスタートしたストレテジーゲームです。ポケモンやたまごっちに似ています。
登場するキャラクターがアクシー(Axie)というNFTで、育成したり、戦ったりします。
アクシー(Axie)の育成には、ユーティリティートークンのスモールラブポーション(SLP)が必要で、プレーヤーに配布されます。
🧑 WEEKLY TOP #5 PER ACTIVE WALLETS 🧑
DAPP ACTIVE WALLETS
#1 @AxieInfinity
#2 @unstoppableweb
#3 @ensdomains
#4 @CryptoKitties
#5 @SuperRare_coSELLERS & BUYERS
#1 @AxieInfinity
#2 @ensdomains
#3 @SorareHQ
#4 @CryptoKitties
#5 @KnownOrigin_io pic.twitter.com/bn5mG03cKl— NonFungible.com (@nonfungibles) September 15, 2020
注目されている理由
1)アクシー(Axie)が高値で取引されたため
2体で、150ETHで売買が成立しました。
🔥Wow🎇
Durendal and a quad mystic just went for a combined 150 ETH!!!!https://t.co/01Oj53bGfRhttps://t.co/p1mvfc3Cu3 pic.twitter.com/7kPHw9lRkz
— Axie Infinity (@AxieInfinity) August 23, 2020
売買されているアクシー(Axie)が、こちらから確認できます。
2)ガバナンストークンの発行予定があると発表されたため
2021年になる前にガバナンストークンを導入する予定があると、2020年8月9日に発表しました。
Axie Infinity to Introduce Governance Token
ガバナンストークンは、DeFiでおなじみですが(COMPトークンやSUSHIトークンなど)オンチェーンガバナンス権利であり、投票権っといったものになります。