MSCI Philippines Indexにある銘柄が追加されることが発表されて、1日で、6.68%株価が上昇した。
MSCI指数(MSCIインデックス)
MSCIは、アメリカの会社の名前で、MSCI社が、算出・公表している株価指数のことを
MSCI指数(MSCIインデックス)という。
アメリカのニューヨークを拠点とした企業で、株価指数、ポートフォリオのリスクやパフォーマンス分析、ガバナンス関係ツールなどリサーチに基づく、目的達成に必要不可欠な投資意思決定のサポートツールを提供している。
先進国、新興国、地域、国別各、産業別、業種別など様々な指数があり、パフォーマンスの相互比較を可能にするため、数千の指数が算出されている。
(主要通貨ベースでの為替ヘッジの有無もあり)。
データベースは、世界の株式市場の時価総額のほぼ80%を反映し、先進国市場で取引されている銘柄に加え、新興国市場で取引されている銘柄なども指数の対象として採用されている。
現在、MSCI指数は、国際的な証券投資のパフォーマンスを測定するために、世界中で広く利用され、世界の機関投資家の90%以上が、グローバル株式投資のベンチマークとして採用している。
MSCIコクサイという、上場インデックスファンドの名前を一度は目にしたことがあるのではないだろうか。
MSCIのインデックスに採用されるということは、それだけ影響力が大きいということになる。
トヨタや不動産会社のホールディングス企業
今回、MSCIインデックスへの採用が発表されたのが、GT Capital Holdings, Inc(GTCAP)。
安値:1,375ペソ
高値:1,405ペソ
1日で6.68%上昇しました。
過去最高値となる1,410ペソを記録しました。その後、2015年5月22日に1,455ペソまで上昇した。
GTCAPは、ホールディング会社になる。
傘下には、
金融 :メトロポリタン銀行
保険 :アクサ、チャーターピンアン
不動産:フェデラルランド
車 :トヨタ
・Metropolitan Bank & Trust Company
・Federal Land, Inc.
・Global Business PowerCorporation
・Toyota Motor Philippines
・Toyota Manila Bay Corporation
・Philippine AXA Life Insurance Corporation
・Charter Ping An Insurance Corporation
企業がある。
フィリピンでは、ホールディングで展開している企業の数は、それほどまだ多くない。
取引されているのが、
1,404ペソ×3,800株=5,335,200ペソ
など、取引ボリュームが大きいものが多々有る。
日本の株式市場でもインデックス銘柄の入れ替え時は、狙い目というのがあるが、フィリピンにも同じようなチャンスが存在している。