孔明:「ミスター。これだけ利益があれば香港で上場できますね!まだ上場はしないのですか?」
香港大富豪の会社に対して、営業&マーケティングの担当をしていた時のこと。
僕がサラリーマンとして勤務していたのが、日本の一部上場企業。
世の中の会社は全て上場に目標にして活動しているのだと勘違いしていた頃だったので、素直に質問してしまった。すると・・・。
香港大富豪:「上場することに、一体何のメリットがあるんだ?私は上場など考えていないよ。笑」
そんな拍子抜けな答えが返って来たのだ。
「そういえば、上場すると何のメリットがあるんだっけ?」
改めて考えさせられるようになったキッカケでもあった。
仮に、僕が独立起業して会社のオーナー社長になったとして。もしも僕の会社に上場のチャンスが巡ってきたとしたら・・・僕は社長としてどんな決断をするのだろうか?
上場するメリットは何なのか?当時の僕は明確に答えることはできなかった。
(ちなみに、こんな時、あなたならどうする?「上場させる事のメリットが何なのか?」問に答えることはできるだろうか?一緒にイメージしながらこの先を読み進めて頂きたい。)
世の大富豪たちが共通して持っている秘密の器
実は世の中の大富豪たちが共通して持っている秘密の器があった。彼らはその器を持っていることを、あえて堂々と公表したりしない。
一見表側には見えてこないから、僕たち一般的な人間には、彼らと僕たちの決定的な違い。情報の格差、資本の格差が生まれる理由が見えて来ないのだ。
あれから多くの大富豪。上場企業のオーナーや、10億以上の適格投資家たちとの出会いがあり、僕もようやくお金の真理というものが見えてきたような気がする。
今の僕が「上場することに、一体何のメリットがあるんだ?」そう聴かれた時に、一言で答えるとすれば、それは上場をすることで「投資ビークル」としての機能を獲得できることだと思う。
実はこれ、名うてのビジネスマンでも、意外と知らなかったりする。実際に上場に成功して、上場企業の社長になって始めて知ったという場合が多いようだ。
通常は「情報勝者」となって初めて知ることができる、ビジネス・投資世界における究極のメリットでもあるのだ。
『投資ビークル』。。。市場からお金を集め、そのお金を自分の色々な事業に再投資できる、投資の受け皿(器)を持つことができるようになることだ。
逆にもともと自ら、ビジネスや投資を行うのに十分な、お金を集められる力を持っているのなら、上場をする必要は無い。
上場をして、証券取引所や、証券会社、金融機関など、余分なコストを多くの中間業者に支払うこと無く、直接資金調達できる仕組みがあるのなら、わざわざ上場をする必要はないのである。
どちらにしても、鍵となってくるのは、『投資ビークル』ということになる。
『投資ビークル』によって、多くの資金調達をして、大きな資本を元に影響力や交渉力を持つ。その力を持って、より有利な条件でビジネスや投資に臨む。
だからこそ、より大きな利益を獲得することができる。
金融資本主義の世界の中で勝者となり得る「資本の力」を増幅する最強の武器『投資ビークル』を持てるかどうか?
世の大富豪と上場に成功した社長が共通して持っている器。大富豪たちが大富豪たる理由。
僕が大富豪や上場企業の社長たちとお話する中で、学ぶことができた、僕たち一般ピーポーが知らなかった世界。本にも書いていない、上位階層の真実の姿だったのだ。