楽天銀行の海外送金サービス

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個人でも楽天銀行口座を保有していると、203カ国へ送金が可能となっています。

・送金手数料:750円
・中継銀行手数料:1,000円
・円貨送金手数料:3,000円

楽天銀行のサイトには、海外送金シュミレーターがあり、

・送金受け取り国
・送金通貨
・送金金額
・海外中継銀行手数料負担区分

を入力すると、送金手数料と着金までの営業日が表示されます。

香港に10万円を送金する場合は、

・送金手数料:750円
・円貨送金手数料:3,750円
・海外中継銀行手数料:1,000円

1,000USDを送金する場合は、

・送金手数料:750円
・海外中継銀行手数料:1,000円

となっています。

送金限度額の設定は、

1回:100万円
1日:100万円
1ヶ月:200万円
1年:500万円

1回当たりの限度額の中に各種手数料が含まれます。(累計額には、含まれません。)

対象期間の送金累計額が送金限度額を超える場合、送金は受付されません。60通貨が送金でき、送金先は、ネットで登録が可能となります。

新生銀行のGoレミットサービス

1回:30万円
1ヶ月:30万円
1年:360万円

送金限度額変更届けを出していない場合は、上記金額になります。

限度額を超える場合には、「外国為替及び外国貿易法第17条」に基づき実施「北朝鮮およびイラン関連規制の対象取引ではない」ことの電話確認が入るということです。

送金限度額変更届を出すことで、新生銀行が相当と認めた場合に、その認めた範囲内で送金限度額が変更されます。

申告する年間送金金額の合計が1,000万円を超える場合、または新生銀行が必要と判断した場合には、

・年収または保有金融資産の妥当性を確認する書類
・送金目的の妥当性を確認する書類

など書類を提出する必要があります。

GOレミットは、

・送金手数料:2,000円
・円貨送金手数料:最低1,500円(送金額の0.1%)
・海外中継銀行手数料:実費

12通貨が送金でき、送金先の登録は、書類の郵送で、送金は、指定口座へ円資金の振込となります。

これらの情報を総合すると、楽天銀行の海外送金サービスのほうが、使い勝手がよさそうだと感じます。

楽天銀行の場合は、海外から資金を受け取る際に必要となるSWIFTコード(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)を持っていないため、受け取りができない点に注意が必要です。

photo credit: influenZia via photopin cc

個人でも楽天銀行口座を保有していると、203カ国へ送金が可能です。

・送金手数料:750円
・中継銀行手数料:1,000円
・円貨送金手数料:3,000円

楽天銀行のサイトには、海外送金シュミレーターがあり、

・送金受け取り国
・送金通貨
・送金金額
・海外中継銀行手数料負担区分

を入力すると、送金手数料と着金までの営業日が表示されます。

送金限度額の設定は、

1回:100万円
1日:100万円
1ヶ月:200万円
1年:500万円

1回当たりの限度額の中に各種手数料が含まれます。(累計額には、含まれません。)対象期間の送金累計額が送金限度額を超える場合、送金は受付されません。60通貨が送金可能で、送金先は、ネットで登録が可能となります。

 

フィリピンに送金する

1)円からフィリピンペソに両替し送金
2)円から米ドルに両替し送金
3)円のまま送金

の3つのケースが考えられます。

受け取り口座の種別が、

・フィリピンペソだけなのか、
・米ドル・日本円に対応しているのか

で結果は異なりますが、米ドル・日本円に対応していないフィリピンペソのみの口座へ米ドル・日本円を送金した場合は、自動的にフィリピンペソに両替されて口座に着金することになります。

今回は、 2)円から米ドルに両替し送金したケースですが、

楽天銀行の海外送金サービスで、4,200USDをフィリピンに送金

楽天為替レート  :118.32円
円換算      :496,944円
送金手数料    :750円
海外中継銀行手数料:1,000円
円換算合計    :498,694円

ヤフー為替レート :117.29円
円換算      :492,613.80円

円から米ドルに両替する時点で、4,330円の為替手数料が発生しています。

送金処理後、翌日にフィリピンの銀行口座への着金額は、183,164.60PHPでした。

円換算      :487,733.34円
ヤフー為替レート :2.66円

手数料を全て含めた計算で、
498,694円ー487,733円=10,961円 となりました。

円から米ドルへの両替手数料:4,330円
送金+海外中継銀行手数料 :1,750円
フィリピン銀行側での手数料:4,881円

 

フィリピンペソに両替して送金

フィリピンペソ建(PHP)の送金は、非居住者口座への送金の場合、管理当局の承認対象となり、規制を受ける場合があるため、受取人に送金前に確認が必要となります。

楽天の海外送金シュミレーターで確認すると、

183,164.60PHPを送金する場合、

楽天為替レート :2.88円
円換算     :527,512円
送金手数料   :1,750円
円換算合計   :529,262円

ヤフー為替レート:2,68円
円換算     :490,580円

529,262円ー490,580円=386,82円

となっているので、円からフィリピンペソに両替して、送金するのは、レートが悪いということがわかります。

1)円からフィリピンペソに両替し送金
2)円から米ドルに両替し送金
3)円のまま送金

の選択肢の内、1)円からフィリピンペソに両替し送金は、両替レートが悪いので、2)円から米ドルに両替し送金 3)円のまま送金 のどちらかになります。

3)円のまま送金 の場合は、円貨送金手数料:3,750円がかかります。

フィリピン銀行側での両替を含む、各種手数料に左右されますが、レートのよい現地両替商を利用するなどで、2)円から米ドルに両替し送金するよりも有利に送金できる可能性があります。

30053

両替・送金するときの為替基準レート

海外送金や両替をするとき気になるのが為替レートです。

三菱東京UFJのホームページを見ると、外国為替相場一覧表(リアルタイムレート)のページには、TTSとTTBの記載があります。

TTSは、
Telegraphic Transfer Selling Rateの略で、
銀行が顧客に対して販売する際のレートで、
顧客が円貨を外貨に換える場合に適用されるレート

TTBは、
Telegraphic Transfer Buying Rateの略で、
銀行が顧客から通貨を購入する際のレートで、
顧客が外貨を円貨に換える場合に適用されるレート

を表しています。

掲載されていませんが、他には、TTMというものがあります。

Telegraphic Transfer Middle Rateの略で、(TTS+TTB)/2 で算出された数字となります。
(三菱UFJリサーチのHPより)

2015年5月26日現在で、
三菱東京UFJのホームページでは、
1米ドルに対して、

TTSが122.03円、 TTBが121.53円

とされています。

 

楽天銀行の海外送金のレートは?

楽天銀行の海外送金シュミレーションサイトで

「日本から香港に米ドルを送金」

と入力すると、

1米ドルの為替レートは、122.71円と表示されます。

同じタイミングでヤフー為替のレートを確認すると、121.74円なので、約1円程度為替手数料などとして上乗せされているのがわかります。

サイトの注意書きには、

「海外送金サービスの通貨換算に適用する為替レートは、当行所定の時点・方法により特定される一般的な銀行間外国為替相場に当行所定の為替ざやを加算したものです。」

と明記されています。

楽天の海外送金シュミレーターのTTSは、1米ドル=122.71円

三菱東京UFJの為替レートは、TTSは、1米ドル=122.03円

ということになり、

100万円は、

楽天=8,149米ドル
三菱東京UFJ=8,194米ドル

になるので、約45米ドルの差が発生します。

この他に、送金手数料などがかかりますので、その点を含め比較することになります。

 

日本での申告時に利用するレートは?

海外の企業との取引があったり、海外に資産を保有していたりと日本で日本円換算し、資産額や税金の申告が必要な場合、TTM・TTB・TTSを、利用することになります。

・譲渡所得税=TTM
・源泉所得税=TTB
・相続、贈与税=資産TTB、負債TTS

を利用するなど、各種規定がありますので、どのレートを利用し、申告するのかは、税理士さんに確認が必要となります。

楽天銀行の海外からの資金受け取り

楽天銀行口座で、外貨建て送金の受け取りが、2015年11月16日から可能となっています。

以前までは、海外送金サービスを利用して、海外への送金は可能でしたが、個人口座で、海外からの資金を受け取ることはできませんでした。

送金する時のように、海外送金サービスを申し込む必要がなく、普通口座で受け取りが可能となっています。

資金受け取り方法と手数料規定

ログイン後の画面で、

「海外送金」を選択し、
「海外送金・外貨送金の受け取り」をクリック

すると、

・海外の金融機関からの送金
・国内の金融機関からの外貨建て送金

その後表示される画面で、必要事項の入力をすると、受け取り手続きが完了となります。

入金先口座は、

・普通預金口座
・外貨普通預金口座

のどちらかになります。

米ドル、ユーロ、豪ドル、英ポンド、NZドル、南アランド
外貨で着金したものについては、外貨普通預金口座を保有していれば、

・同一通貨のまま外貨普通預金口座に入金
・円に交換のうえ円普通預金口座に入金

の選択が可能となります。

上記以外の外貨で着金した場合には、楽天銀行所定のレートで円換算され、円普通預金口座に入金となります。

注意事項としては、

1)受け取り手続きは、楽天銀行から資金到着案内後10日以内
2)手数料がかかるため、残高不足の場合には、受け取りができない

とのことです。

受け取り時の手数料は、

海外送金・外貨送金受取:送金受取手数料:一律2,450円
照会手数料:3,000円

となっています。

メガバンクの外貨資金受け取り手数料

資金の受け取りについて、メガバンクのホームページを見ると、「被仕向送金」という用語が用いられています。

意味としては、海外からの送金のご入金にかかる一連の業務になります。

各行の手数料規定を見ると、

三菱東京UFJ銀行の場合
 被仕向送金手数料:1,500円
 リフティングチャージ:上記1,500円+取引金額の0.05% 最低2,500円
 円為替取扱手数料:上記1,500円+取引金額の0.05% 最低2,500円

みずほ銀行の場合
 円建送金を、円預金でお受け取りの場合:2,500円
 外貨建送金を、円預金でお受け取りの場合:2,500円
 外貨建送金を、外貨普通預金でお受け取りの場合:2,500円
(*経由銀行の手数料がさらに請求される場合あり)

三井住友銀行の場合
 被仕向送金手数料:1,500円
 リフティングチャージ:取引金額の0.05% 最低2,500円
 円為替取扱手数料:取引金額の0.05% 最低2,500円

三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行は、全く同じ規定となっています。

以前、海外の航空会社から資金を受け取る際、三井住友銀行の口座を指定したのですが、特に電話などでの確認やネットバンキングでの操作は必要なく、自動で日本円で入金されていました。

手数料は全額先方負担で、指定した金額が口座に着金しており、後日、登録住所に送金元と金額が明記された書類が送付されました。

楽天銀行で資金を受け取る場合は、

・照会手数料:3,000円

 送金元の金融機関・中継銀行等に
 送金状況を確認する場合に必要な1回あたりの手数料で、
 照会結果が取得できなかった場合も手数料はかかります。

の部分が気になりますが、海外から資金を受けることが、多くなければ、気にならない程度の差になると考えられるので、スマートフォンのアプリも充実していますし、ネットバンキング+証券という組み合わせで使うには、楽天銀行は便利なのではと考えています。

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