とんかつブームとフィリピン企業

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フィリピンでは、とんかつが数年前からブームになっていて、有名とんかつ屋さんが日本からも複数出店しています。

現地で話題になっているのが、「YABU」というとんかつ屋さんで、オーナーは、フィリピン人のジョンコンセプションさんです。料理は、日本でとんかつ屋さんを経営されている武田和也さんが監修をされています。

「YABU」は、2011年から展開しており、マカティのグリーンベルト、SMモールオブアジア、SMメガモールなど一等地へ出店しています。

とんかつセット 90グラム 315PHPと、価格は、日本のとんかつ屋さんと一緒位です。

今後、「YABU」は、フィリピン企業が、フィリピン人のニーズを把握しつつ、店舗展開するという強みを活かして、数十店舗展開を予定しています。

ちなみに、ジョンコンセプションさんは、博多 一風堂をフィリピンで協業されています。そのため、1号店が、グリーンベルトなどの外国人がよく集る中心地ではなく、オルティガスのSMメガモールになったようです。

フィリピン市場に上場しているRFM社

ジョンコンセプションさんは、Unilever社とRFM社のジョイントベンチャー企業であるUnilever RFM Ice Cream Inc.のCEOです。

RFM社は、1957年設立の食品・飲料大手で、フィリピン市場に上場しています。

傘下に、食肉加工会社、不動産会社、金融会社などを持っており、

株価は、
過去3年で、最大331%UP 過去5年で、最大777%UP
となっています。ただ、現在の株価は、1年前と同じ水準で、一段落している状態です。

今年は、パスタの事業に力を入れており、フィリピン市場で、50%を超えるシェアを持つに至っており、

グループ全体の業績は、2014年1月から3月売上高:22億4,000万ペソ、純利益:1億6,700万ペソ(前年同期比8.4%増)

年間目標として、売上高:120億ペソ、純利益:9億5,000万ペソが掲げられています。

様々な業種をグループで抱えて、なおかつ、海外からのブランドや商品を積極的にフィリピン国内で展開しているので、安定的な成長が見込まれる企業だと感じています。

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