ジョホールバル投資の難しさ。ゴースト化している商業施設が多い

ジョホールバル投資の難しさ。ゴースト化している商業施設が多いマレーシアジョホールバル不動産

「ジョホールバル不動産投資の特徴は何ですか?」

マレーシアジョホールバル(Johor Bahru)に住んでいる僕は良くこの質問を受ける。

一番重要な部分を一言で言い表すならば、マレーシアジョホールバルに非居住の外国人でも、不動産を購入する時に銀行融資が受けれることが、これに対する回答になると思う。

今日現在、タイでもフィリピンでも居住・永住のビザがないと銀行融資を受けることは難しい。

僕が2010年12月31日まで住んでいた中国本土も、非居住の外国人が銀行融資を受けることが難しくなっていた。

今日現在、新興国という位置づけだったアジア各国は、急速な成長を遂げているのですが、「経済成長すれば不動産投資は儲かる」ということが誰でも知っていることになってしまったため、各国外国人の不動産購入に対して規制をしてしまっている。

そのため、ほとんどの国で、非居住の外国人が現地の不動産購入をする時に、銀行融資を受けることが難しくなってしまっているのである。

その点、マレーシアジョホールバルの不動産購入に関しては、現地銀行、外資系銀行問わず、各銀行ともに銀行融資をしてくれる。

HSBC銀行や、スタンダードチャータード銀行など、外資系銀行が融資に積極的なのも非常に魅力的である。

かく言う僕も、3軒購入したコンドミニアム全て、HSBCマレーシア銀行で、それぞれ85%、85%、70%の銀行融資を受けて購入。

HSBC銀行、日本では個人向けサービスの撤退を決定。僕も口座の中のお金を移動する手続きを取ったのだが、マレーシアHSBC銀行は、これからもまだ投資と融資を続けていく方針を発表している。

それだけ可能性の多いマレーシアという国。人口ピラミッドもきれいな三角形をしている。

これからまだまだ若い人たちが増える国で。今現在、およそ2,800万ぐらいの人口が、近い将来に8,000万-9,000万人規模まで伸ばしてくるとの国の方針発表。

2020年には先進国入りをするという目標に向けて、マレーシアは国家ぐるみで動いているのだ。

ジョホール自体は今150万の人口だが、これを10年間で300万人位までもっていくようだ。

こんな感じでジョホールバルという地域は確かに非常に魅力的な地域ではあるのだが、個人投資家というレベルではまだまだ難しい問題も沢山ある。

住んでいるとやたら目立つのはゴーストタウン化



たとえば、今日時点でも、ジョホール全体で、「Tamanー(街)」という形で、街がアチラコチラにあるのだけれども、その中に商業エリアというものが必ずある。

住宅街と合わせて商業施設が立ち並ぶエリアである。僕たちが今拠点としているネオアジトも、商業施設。

正直な話、ジョホールバル街を「愛車黒船ボロ(日本から輸入した日産セレナ)」に乗ってドライブしていて目にするのが、商業施設の空き店舗だ。

とにかくシャッターが閉じまくっている。

現にネオアジトが入っているジャスコ隣の商業施設も・・・まともに営業しているのはネオアジトと、ネオアジト1階のジャスコ店員の社員食堂化しているローカルフードレストラン、行きつけのカフェ。そして、モーテルっぽいホテルが2つ。そして現地銀行のMaybankだけ。

他はシャッター閉まりまくっているし、仮に新店舗がオープンしてもすぐに休店日が増え、そして消えて行く。。

商業施設全体がガラガラなお陰で、僕たちのネオアジトでは、皮肉にも体感的に超高速インターネットが実現してしまっているのだが。(エリア内で使用者が少ない状態でMAXサービスにしておくとインターネットのスピードはとにかく速い!)

他のエリアでもこれは同様である。廃墟化していたり、ガラガラの駐車場を利用する形で、車の中古販売ショップになっていたり、そんな商業エリアばかりだ。

現地に住んでいれば誰でも分かることだが、これほどまでに広いジョホールバル。実際のところ商業エリアとして成り立っているエリア・・・本当にゴクゴク一部に限られている。

商業エリアと住居が上手に連動取れている場所というのは、かなりの希少。

その中でも商業エリアがちゃんと成り立っていて、住居が徒歩圏内にしっかり展開されている、極レアなエリアが、華僑系グループ5兆円企業クオークグループが約40年間に渡り地道に投資を続けて来た高級住宅エリア。

僕がジョホールバルで3種類のコンドミニアムを購入したエリアなのだ。

僕がジョホールバルで購入したコンドミニアムが建つエリアは、地元では、ジョホールバルのウォール・ストリートと呼ばれている。

ローカル、国際合わせて、18以上の銀行が立ち並ぶ。それに伴う形で貿易の商社、各種メーカーのオフィス、保険をはじめとした金融関係。全て集中している。約1,400社以上がこのエリアで活動しているようです。

また、カフェとかレストランの出店が盛ん。

少しこの前、ネオアジトと同じ商業施設内にある、僕たち行きつけのコーヒー店。ここも新たに、このエリアに少し大きめのコーヒーショップをオープンした。

1杯70リンギットもするコーヒーを始め、各種こだわりコーヒーを出してくれる本格的なコーヒーショップ。僕のお気に入りの【黙々会】スポットの一つ。平日は比較的空いているのだが、土日となれば超満員でなかなか【黙々会】ができない状況になっている。笑

また、僕が「肝臓腎臓強化部」の活動の一貫として通っている気功治療院「愛同自由医院」もこのエリアの中に。

僕の嫁さんが通っているジョホールバル一腕の立つ(嫁さん談)中国式マッサージ店もこのエリアの中にある。

全て徒歩圏内である。

このエリアに居住している、海外駐在員の外国人、リタイアメントの外国人、かなり多い。富裕層が多いエリアなのだ。

西側にはかなり大型(アジア最大級)のジャスコ。外資系の大手スーパーも。

住宅地として優れているからこそ、優良な商業施設が集まる。優良な商業施設が集まるからこそ、さらに多くの商業施設が集まる。そして居住する住人も増える。

良い相乗効果と循環が実際に稼働しているエリア・・・広いジョホールバルの中でもかなりレアなエリアなのだ。

流石は5兆円企業、クオークグループが、一番力を入れているエリアといったところである。

たとえジョホールバルという、成長が期待されている地域での投資活動と言っても、どんなものでも購入すれば良いというわけでは無い。

安かろう、悪かろうでは良い投資にならない。

最高レベルに価値があるものを、銀行融資の力なども活用して、手頃な資本(現金)で購入し、その価値がさらに高まるからこそ、良い投資となるからだ。

2011年1月1日から、実際にジョホールバルに移住した僕としても、完全に納得行く形で、ジョホールバル最高の立地に建設される、最高のコンドミニアムシリーズに投資ができて、本当に満足している。

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