億超え猛者たちの共通点

新・サラリーマン処世術

億単位の言霊(ことば)飛び交う、中国某所、夜の宴の席。レストランの個室VIPルーム。

「猛者」たち集うこの場は、異様な熱気に満ち溢れていた・・・。

・携帯サイトで月3,000万円稼ぐ者
・情報販売で月1,500万円稼ぐ者
・某ASP運営だけでなく、様々なビジネスを展開している者

そして、

・資産数百億円の不動産王

それぞれの道を極めし者たち。

彼らがさり気無く語る一言一言に、
僕の脳にダイレクトな刺激を受ける
感覚を覚えていた。

 

▼「猛者」たちの共通点

携帯サイトで月3,000万円稼ぐ者。

天変地異が起こるかのように、
この世に出現してしまった、
イレギュラー的存在である氏を除き、
集いし猛者たちにはある共通点があった。

彼らは皆、夜空に広がる星の数ほどの失敗を味わい続けてきたこと。ボロボロになりながら、絶望的な状況に、諦めたり、投げだしそうになる自分を、必死に戒めながら、どこか執念にも似た努力と根性で乗り越えてきた。その結果、今を築きあげることができた。

お金の魅力を知り、お金の怖さを知り、そして、本当のお金の力を知った。そんな彼らだからこそ、今、お金の力を味方につけ、圧倒的な額の、お金を稼ぐことができる。

稼げないと嘆き続ける者。稼げない者は、失敗を恐れまだ何も行動していないだけ。所詮は副業のお小遣い稼ぎレベル。彼らのレベルに成り上がれない僕たち。僕たちはとことん失敗するまで、突き進んでいない。

失敗をする大分手前で、ビビッてブレーキを踏む。僕たちはまだ、本当の失敗を何も味わっていない。人に与えられた時間は平等。失敗を恐れることなく、その限られた時間で、どの位我武者羅になれるか? どの位アクセルを踏んでいけるか?

僕たち現役サラリーマンが、これから真剣に考えなければならないことだ。

▼君には失敗して欲しい

不動産王:「君には早く失敗して欲しい。」

宴の席、携帯サイトで月3,000万円稼ぐ者に何度も放っていた言葉である。冗談交じりではあるが、真剣な言霊(ことば)であることは、僕にも分かる。

実は、携帯サイトで月3,000万円稼ぐ者。若干20代前半の氏は、まだ失敗を知らない。始めたばかりの携帯サイトで、いきなり凡人の常識を超える額の金を稼げるようになった。

まさにイレギュラー的な天才。氏と、氏が構築した仕組み通りでのみ動くスタッフにより、サイトからの月の売上げ3,000万円。当然、利益率が異常に高いネットビジネスなので、利益ベースでも2,400万円は下らない。

2週間前に、マカオに引っ越してきたばかりの氏。飛ぶ鳥落とす勢いで稼ぎまくる氏は、まだ失敗という失敗を味わっていない。

そんな彼に対して、ビジネス・人生両方における大先輩として、言霊(ことば)を投げかけていたのである。

お金の怖さを知らない者は、後々必ず大きな致命傷となる痛手を被る。数々の失敗と成功を、味わい続けてきた氏だからこそ、言い放てる言霊(ことば)である。「現役サラリーマン」という、シェルターで身を守りながら、大した失敗という失敗を味わっていない、僕の心にはその言霊(ことば)がズシンと響いた。

▼ゲームの中の失敗

サラリーマン:「私は会社の中で、沢山失敗をしてますよ。」

僕たち、現役サラリーマンは、ついついこう考えがちだ。僕たちは既に会社の中で、十分すぎるほど沢山失敗を味わっていると。

でも、これは「猛者」たちの言う失敗とは、性質が違うことを、僕たちは知らなければならない。会社組織の中。どんなに失敗しようが、これは自己リスクが伴った失敗ではない。

例えば、

・自分が発注した商品が売れず在庫が大量に残ってしまったとしても、
・売上・利益が行かず、マイナスになってしまったとしても、
・客先に大激怒される、大ミスをしてしまったとしても、
・後輩をうまく育てられなかったとしても、
・担当したチームや組織運営がうまくいかなかったとしても、
・担当している支社を、閉じることになってしまったとしても、

実は本当の失敗とは言えない。なぜなら、会社組織の中においては、例え失敗したとしても、ただ単に、上司や先輩たちから、ボコボコに怒られるだけ。始末書を提出するだけ。

ひどい場合でも、左遷されたり、解雇されたりするだけ。失敗したとしても、会社自体は被害を被るかもしれないが、自分の銀行口座からの持ち出しはゼロ。自分自身の資金繰りに頭を悩ませたり、自分で銀行にお金を借りに行ったり、する必要はゼロ。人生における死活問題にはならない。この状態は、彼らの世界においては、「完全なるノーリスク」。

「完全なるノーリスク」の状態でした失敗は、本当の失敗ではなく。テレビゲームの中で、プレイ中間違って死んでしまっただけ。再び、リセットボタンやコンティニューボタンを押すだけで、ゲームを再開することができる。失敗の性質的には、ゲームの中の失敗と、何も変わらないのである。

▼失敗をカスタマイズさせると

ということで、これから一緒にいろいろ失敗してみよう。

現役サラリーマンとして、会社の中では、既に星の数ほどの失敗を、十分すぎるほど体験してしまった僕たちだが、これから僕たちが目指す失敗は、「副業ビジネス」の中における失敗。会社も上司も守ってくれない、100%自己リスクの中での失敗だ。

「副業ビジネスで原資を稼ぐ方法を教えよう!」とあなたに語りながら、いきなりこんなことを言うのも、ヘンテコな感じもするが、

・情報販売で月1,500万円稼ぐ者
・某ASP運営だけでなく、様々なビジネスを展開している者
そして、

・資産数百億円の不動産王

人生においても、ビジネスにおいても、僕より大先輩の彼ら。それぞれの道を極めし者たちが、口を揃えて「失敗」を語るのだから。まずは、失敗ができない理由を語るのではなく、お互い、素直に失敗してみよう。失敗する程、アクセル全開で踏んで、突き進んでみよう。

副業ビジネスでも、投資でも同じ、自己責任の中で、失敗を知り、リスクの加減を知った者たちのみが、大きなリターンを得ることができる。僕たちの一度きりの人生。このまま、大した結果も残せないまま、終わらせるわけにはいかない。

働けない年齢(とし)になった後で、「あの時もっとやっておけば・・・」と、後悔するわけにはいかない。僕たちなりの生き方。僕たちなりの成功を勝ち取るため、まずは、僕たちの範囲の中での失敗を、とことんしてみようではないか!

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