仮想通貨/暗号通貨に投資をしていなくて、ビットコイン(BTC)や市場規模の大きいアルトコインのみを観察している人は・・・
2017年12月もしくは2018年1月が天井で、その時に利益確定できていない=負け組といった表現をされます。
ビットコイン(BTC)と時価総額の大きいアルトコインの価格を見てみると・・・
・ビットコイン(BTC):2017/12/18 18,737米ドル
・イーサリアム(ETH):2018/1/15 1,389米ドル
・リップル(XRP):2018/1/4 3.65米ドル
・ビットコインキャッシュ(BCH):2017/12/21 4,091米ドル
2018年6月10日現在で、
・ビットコイン(BTC):7,254米ドル 61%調整
・イーサリアム(ETH):569米ドル 59%調整
・リップル(XRP):0.622米ドル 83%調整
・ビットコインキャッシュ(BCH):1,029米ドル 75%調整
高値からすると、50%以上の調整になっており、2017年11月くらいの水準まで戻っています。そのため、負け組という表現も正しいと言えます。
日本の税制では、法定通貨へ戻していたり=利益確定、他のアルトコインを購入すると、課税対象となるので、積極的にこれらの行動を取れる人が少なく、同じ仮想通貨/暗号通貨をそのまま保有している=ガチホしている人が多い現状があります。
国税庁が、「2018年5月25日に、2017年分の確定申告で雑所得の収入が1億円超あったとした納税者のうち、仮想通貨の売買で収入を得ていた人が少なくとも331人に上る」ことを公表したように、利益確定している人は多くありません。2017年分の確定申告は、1月から12月末までが対象です。
ただ、中には資産を守り・増やしている投資家たちもいます。
2017年12月31日と2018年6月10日の価格を比較した時に・・・
EOS(EOS)、TRON(TRX)、VeChain(VEN)、Binance Coin(BNB)、Aeternity(AE)、0x(ZRX)、Bytom(BTM)、RChain(RHOC)、Bibox Token(BIX)、Nuls(NULS)
などは50%以上価格が上昇しています。
CMCに掲載されているアルトコインの数からすると、とても少ないのですが、中には、うまく乗り換えられるアルトコインがあります。
再び2017年11月と同じような大きな上昇がくるかはわかりませんが、時価総額が大きいものばかりを保有していると、下落に巻き込まれて、チャンスを逃してしまう可能性があります。
ビットコイン(BTC)のETFがアメリカで認可される可能性など大きく価格が上昇するニュースが突然降ってくる可能性はありますが、大切な資産を溶かさないためには、市場規模が小さいアルトコイン、新しいアルトコインに目を向け、材料を追っておく必要があると言えます。