テザー米ドル(Tether USD/USDT)については、定期的にFUD(マイナスの情報)が出て、価格が下がることがあります。
*テザー米ドル(Tether USD/USDT)は、米ドルを裏付けとし、1USDT = 約1米ドル となるステーブルコイン。運営元は、運営元は、Tether Limited.。
2019年4月26日に、アメリカ・ニューヨーク州の司法長官が、暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)大手取引所のBitfinex(ビットフィネックス)とテザー社を訴追したことで、ビットコイン(BTC)を始めとした暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)の価格が大きく下落しました。
ビットコイン(BTC)は、5,470米ドル台 → 5,080米ドル台 までと、約400米ドル下落。
この報道に対して、Bitifinexの公式回答は・・・
・Crypto Capitalでの8億5000万ドルの「損失」との主張を含む虚偽の主張
・実際には、押収され、保護されている
・ニューヨーク検事総長の事務所は、私達の顧客を害するために、私達の努力を弱体化させることを意図している
・BitfinexとTetherはどちらも財政的に強力
事の真相はどうなのでしょうか?
テザー米ドル(Tether USD/USDT)の時価総額
テザー米ドル(Tether USD/USDT)の時価総額は、2018年10月上旬を境に大きく縮小されていましたが、2019年4月上旬から急激に拡大し、同じ水準まで戻ってきています。
ビットコイン(BTC)の価格が変動とリンクしています。
なお、定期的に出るFUDですが、結局は提起された問題が正解であることはなく、相場は元の戻っています。
つまり、テザー社関連のFUDでの下げ=買いのチャンスとなっています。
ステーブルコインを使って、裁定取引をできるチャンスでもあります。
ステーブルコイン → 下がったテザー米ドル(Tether USD/USDT)買う → 元の水準になったら売って、ステーブルコインにする。
1米ドルと1米ドルでは、手数料分がマイナスになってしまいますが、0.95米ドルと1米ドルだと、利益になります。
ただ、そのFUDが真実だった場合には、価格が暴落することになるので、資産大幅減ということにもなりかねません。
これまでのUSDT/USDのチャートを見てみると、(取引所により価格はことなるので、3つの取引所で価格が大きく変動している日をチェックしました。)テザー米ドル(Tether USD/USDT)の供給量が増大すると、FUDが出てきやすくなる。と言えます。