グレースケール(GRAYSCALE)のビットコイン連動型受益証券のGBTC。
アメリカのミレニアム世代が401k(確定拠出年金・私的年金)として購入しているのが話題になりました。
では、グレースケール(GRAYSCALE)のGBTCは、どれくらいのビットコイン(BTC)を保有しているのでしょうか?
グレースケール(GRAYSCALE)は312,500BTC保有さらに・・・
2020年3月31日時点で、2bilion相当のBTC=312,500BTCを保有しています。*当時1BTC=6,400米ドルで計算
総発行量が2,100万ですから、すでに1.4%を保有している計算になります。
2020年5月17日時点で、過去100日のビットコイン(BTC)の保有量の伸びが、約6万BTCだったことから計算すると、1日あたり600BTCを購入していることになり、新規発行の33%に相当します。
半減期後には新規発行の半数以上を購入!?
2020年5月12日に半減期を迎えているので、このペースで購入を継続すると・・・
約10分間に1回ブロックを生成で、毎回6.25BTCが新規に発行されます。
1時間6ブロック×24時間×6.25BTC=900BTC
半数以上に該当します。
需要が一定で供給が減少するので、価格は上昇方向へと圧力がかかることになります。
参考:ビットコインETFと受益証券のGBTC
参考:金融庁暗号資産ETFの考え方とミレニアム世代が購入するBTC投資信託
Grayscaleの他の受益証券のパフォーマンスは?
Grayscaleが取り扱っているのは、BTCの受益証券だけではなく、BCH、ETH、ETC、LTC、XLM、XRP、ZECがあります。
2019年と2020年で単価と時価総額はどれだけ変化しているのでしょうか?
GryascaleがTwitterに上げている一覧を用いて比較してみると・・・
アルトコインが苦戦しているのが分かる一方で、
・BTCは価格がほぼ同じで、規模が63%アップ
・ETHが、価格が約27%減なのに対して、規模が2,000%以上アップ
となっています。
4半期ごとに見直されるファンドの構成割合は?
Grayscale® Digital Large Cap Fund
GDLCを構成するBTC、ETH、XRP、BCH、LTC
割合は約2年でBTCの割合が80%超えとなっています。
4半期ごとにバランスは見直されますが、アルトコインの市況が芳しくないことが分かります。
・BTCとETHのみに資金が集中していく未来
・アルトコインが見直されていく未来
多くの市場参加者は、アルトコインまで手が回らず、BTCのみ、もしくはETHもというのが実情でしょうか。
一括に暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)といっても、パフォーマンスを含め異なっているので、取り組む場合には精査が必要となります。