海外に滞在する際の医療保険

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年末・年始を海外で過ごしていると、物騒な事件が度々報道されます。

海外では、治療費用が高かったり、治療前に支払い能力の確認があったりと、海外に滞在時の安心を得る手段として、医療保険に加入しておくのも一つの手かと思います。

そこで、海外に滞在する際に利用ができる医療保険3つを調べてみました。

1)日本の保険会社の海外保険長期タイプ
2)複数国で利用可能な医療保険
3)フィリピンがベースの医療保険


日本の健康保険制度に加入していれば、海外で治療を受けても、後日領収書を提出することで保険料の払い戻しを受けられたり、またクレジットカードを保有されていれば、付帯保険を利用できる場合があります。

1)日本の保険会社の海外保険長期タイプ

日本の保険会社が提供している
長期タイプの海外保険は、

    損保ジャパン:最長5年・59歳以下
    傷害死亡:0円
    治療・救援費用1,000万円
    →年間保険料10,8530円

    三井住友海上:最長1年・69歳以下
    傷害死亡:1000万円
    治療・救援費用1,000万円
    →年間保険料208,160円

    東京海上日動:最長2年・69歳以下
    傷害死亡:1000万円
    治療・救援費用1,000万円
    →年間保険料149,470円

(疾病死亡、賠償責任、携行品損害など各条件は保険会社により異なります。)

月・年単位での加入が可能ですが、注意書きとして、

日本国外に永住権もしくは市民権を保有して居住している場合には対象外になる。

帰国予定のない人は、お申込み頂けません。

というものがあります。そのため、保険料を支払って加入できたとしても、保険金が下りない場合がありますので、永住権を保有し、外国に滞在する場合は、加入前に条件を詳しく確認しておく必要があります。

2)複数国で利用可能な医療保険

1947年設立の、イギリスの保険会社Bupa。190カ国に展開しており、220万人以上の顧客がいます。

    35歳の場合
    年間適用限度金額:2,550,000USD
    →年間保険料:2,681.03USD(自己負担金なし)

世界7,500箇所の提携病院で診察を受けることができるもので、

通院・緊急どちらの入院に関しても適用され、相談料、手術、病院の宿泊ガンの治療、緊急歯科治療などが含まれています。保険の対象外となるのは、アメリカ国内での治療と既往の病気になります。

3)フィリピンがベースの医療保険

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1929年設立、フィリピンの保険会社BLUE CROSS。

35歳の場合

    USDプランでは、
    年間適用限度金額:2,000,000USD
    入院費用:実費カバー(45日まで)
    通院費用:実費カバー
    手術費用:実費カバー
    →年間保険料:3,113USD(自己負担金なし)

    PHPプランでは、
    年間適用限度金額:3,000,000PHP
    入院費用:1日6,000PHP
    通院費用:1日4,200PHP
    手術費用:360,000PHP
    →年間保険料:30,320PHP

救急車利用、緊急歯科、海外の疾病(90日以内)なども含まれます。USDプランとPHPプランでは、様々カバー範囲が異なっています。

 

各保険料を比較してみて

    年の保険料を見ると、
    日本の長期海外保険:10万円から20万円
    国際医療保険   :30万円
    フィリピンの保険 :8万円(年間適用限度が低い)

2014年12月時点での数字です。

滞在先の環境により、保険料金も様々異なりますが、

自分にどのような不安があり、補償を求めているのかそして、どの国にどういった形で滞在するのかによって、加入を検討すべき保険が異なってきます。

例えば、フィリピンに滞在する予定で、キャッシュレスサービスを希望している場合、BLUE CROSSの保険プランに加入していれば、現地指定病院を利用することが可能ですが、損保ジャパンの保険プランに加入していても、現地指定病院がないので利用することができません。

永住権を取得して、リタイアメント生活を海外で送ることを考えていて、健康面・治安面に不安がある場合は、移住を決断する前に、事前に費用面も含め確認しておく必要があります。

 

photo credit: dfirecop via photopin cc
photo credit: LendingMemo via photopin cc

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